玄関ドアリフォームをDIYでする方法
玄関ドアのリフォームの目的はおもに4つあります。
- 見た目をきれいにしたい
- 玄関の寒さを解決したい
- 防犯性を高めたい
- 鍵の開閉の不具合を直したい
これらの目的を達成する為には玄関ドアを交換する方法と、部分的な交換や補修をする方法があります。
見た目をきれいにしたい場合には再塗装や化粧シート、寒さ解決には断熱シートや隙間テープ、防犯性を高めたり開閉の不具合を直したい場合には、ドアノブや鍵の交換といった部分的な交換が考えられます。
そしてすべての希望を叶えられる玄関ドアのリフォームは、優れた機能と高いデザイン性を備えた最新の玄関ドアへの交換です。

これらのリフォームをDIYでするメリットは、今すぐできることと、工事費用がかからないことです。デメリットは、ご家庭での工事はできることが限られていることと、高い効果が期待できないことです。
再塗装する
木製玄関ドアであってもアルミ玄関ドアであっても適切な塗料と正しい方法で塗装すれば、新品のようにきれいになります。
ただし、再塗装には高い技術力が求められます。アルミ玄関ドアの場合は、アルミには塗料がのりにくく、塗装しても定着させることが難しいです。
木製玄関ドアの場合は、もとの木目の美しさがつぶれてしまう可能性があります。
玄関ドア用化粧シートを貼る
玄関ドア用化粧シートとは、アルミ玄関ドアに密着する粘着剤が裏面に取り付けられているシートを指し、ご自宅の玄関ドアのサイズに合わせてオーダーできます。
接着剤付きなので貼るだけなら簡単に思われますが、玄関ドアは面積が広いので、シワなくきれいに仕上げるのは大変です。また、玄関ドアと比較すると耐久性が高くないので、数年ごとに張り替えをする必要があります。
専門の業者に依頼するときれいに仕上がりますが、定期的な貼り替えを考えると、費用対効果が良いとは言えません。
断熱シートや隙間テープを貼る
玄関ドアに使える断熱シートや隙間テープを貼り付ける方法です。断熱シートは玄関ドアの室内側に貼り付けてドア本体から、隙間テープは玄関ドアと枠の間の隙間に貼り付けて、隙間からの熱の出入りを防ぎます。
どちらもシーズンごとに貼りかえる必要がありますが、手軽に安価にできる良さがあります。
ドアノブや鍵を交換する
鍵のかかりが悪いというような不具合や、現在の鍵では防犯性に不安があるといった場合には、ドアノブごと交換したり、鍵を交換したりする方法も考えられます。
ドアノブや鍵を交換する方法についてはこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
- 玄関ドア豆知識 玄関ドアの鍵交換は自分でできる?キーレスにする方法や交換費用の価格を解説
- 玄関ドア豆知識 玄関ドアの鍵の種類と交換やスマートキーを後付けをする場合の価格
玄関ドアを交換する
もっとも高い効果を得られるリフォームですが、一般的にはDIYで玄関ドアを交換するケースはほとんどありません。
専門業者に依頼する玄関ドア交換ではどのくらい費用がかかるのか?と思われた方は、こちらからご自宅の玄関ドアのサイズに合わせたリフォーム費用をご確認いただけます。
LINEからもお気軽にお問い合わせただけます。LINEでのお問い合わせはこちらから
お電話からもお問い合わせいただけます。
玄関ドア交換をDIYでするリスク
玄関ドアリフォームは、基本的にどの方法であっても専門の業者に依頼することが良い仕上がりにつながり、確実な効果が得られます。DIYでした場合に失敗してしまうリスクについて確認しておきましょう。
木製ドアを塗り替える→せっかくの木製ドアが安っぽくなる
木製ドアは、無垢材の家具の塗装と同じような高い技術が求められます。DIYで適切ではない塗料を技術力なしに塗ってしまうと、せっかくの木の美しさが台無しになり、安っぽい見かけになってしまいます。
断熱シートや隙間テープを張る→十分な断熱性を得られない
最も費用を抑え、手軽にできる方法ですが、効果は弱く高い断熱性は期待できません。
玄関ドアを交換する→完璧に設置できない
玄関ドアをDIYで交換すると工事費が抑えられるとお考えになるかもしれません。ただ、確実に工事が成功する保証はないことと、却って費用がかさんでしまう恐れがある為、おすすめできません。
工事が成功する保証はない
玄関ドアを交換すると、見栄えが良くなり防犯性も高くなります。さらに断熱タイプのドアであれば断熱性も向上し、寒さ暑さが解決します。しかし、DIYで完璧に工事ができることはほとんどありません。
メーカー側も、専門業者が施工することを前提に製作しています。ドアの持つ性能を最大限に活かせないこと、雨が接続部分から壁の中に浸水し、住宅の寿命を損なう恐れがあることが理由だと思われます。
したがって、DIYでメーカー製の玄関ドアに交換した場合、メーカー保証は受けられません。
工事内容に応用性がない
業者に依頼した場合、ドアのタイプを袖付きドアから親子ドアにする、吊元を左右逆にするなど、暮らしに合わせた変更ができます。
一方、DIYで交換する場合には、同じタイプのドアにしか交換できません。業者の工事なら、ランマ付きのドアをランマ無しのドアにするというようなこともできます。
却って費用がかさむ恐れがある
築年数が長くなった住宅では建付けが悪くなって玄関ドアの枠が歪んでいることが多い為、正確に採寸して玄関ドアを購入しても、隙間なくピッタリ納まらない可能性があります。
もし採寸が数ミリでも違っていれば、購入した玄関ドアを取り付けられません。そうなってしまえば、購入した玄関ドアの費用が無駄になってしまいます。また、玄関ドアの製品価格は、個人が購入するより施工業者が購入する方が抑えられます。
加えて、現在実施されている断熱改修を支援する国の補助金も利用できません。国の補助金とは先進的窓リノベ2025事業のことで、窓のリフォームと組み合わせると玄関ドア交換にも高額な補助金が得られる断熱改修支援制度です。
さらに廃棄する玄関ドアの処分費は、業者に頼する場合工事費に含まれていますが、DIY の場合には廃棄にも費用がかかります。
玄関ドアマイスターは部品交換や修理は承っておりませんが、最新の玄関ドアへの交換はお任せください。こちらからご自宅の玄関ドアのサイズに合わせてリフォーム費用をご確認頂けます。
LINEからもお気軽にお問い合わせただけます。LINEでのお問い合わせはこちらから
お電話からもお問い合わせいただけます。
玄関ドアリフォームの方法による費用の差
玄関ドアリフォームは、その内容によってかかる費用が変わります。主なリフォームの方法にかかるドア交換費用を比較してみましょう。
壁を壊して現在のドアを撤去し、新しいドアを取り付ける 100万円以上
玄関ドアの交換の工事方法のひとつであるはつり工法では、工事費込みのリフォーム費用が100万円以上かかります。
この方法のメリットは、壁を壊すので全体サイズを大きくできることと、新築用のドアの中からも選べるので、選択肢が広がることです。どうしても新築用の玄関ドアに交換したい、現在のサイズより間口の広い玄関ドアに交換したいという場合には、この方法が向いています。
デメリットは、壁と床を壊すので付帯工事が増え、工事の費用が嵩み、工事期間も5日以上かかることです。
玄関ドアはカバー工法で交換し、同時にクロスの張替えや収納増設を行う 60~100万円
この方法は、玄関ドア交換以外にリフォームする内容によって幅が出ます。収納増設のメリットは、玄関内がすっきりすること、クロス張り替えは、玄関内がきれいになることです。
デメリットは、造作工事が加わるので、費用と工事期間が嵩むことです。このような場合、内装工事と玄関ドア交換を一括して、ホームセンターやリフォーム会社に依頼する為、玄関ドア交換にかかる費用が、玄関ドア交換専門の業者に依頼するより、割高になってしまいます。
まとめて依頼する方が、割安にしてもらえるような気がしますが、それは間違っています。ホームセンターやリフォーム会社は、依頼を受けた後、下請け業者に工事を回すので、かえって割高になってしまいます。
クロス張り替えや収納増設を伴うリフォームをする場合、ホームセンターや、リフォーム業者に一括して依頼するより、クロス張り替えはクロス職人に、収納増設はリフォームを扱う大工に、玄関ドア交換は玄関ドア交換専門の業者に依頼するという方法が、最も費用を抑えられる方法です。
カバー工法で玄関ドアの交換だけを行う 30~40万円
この方法のメリットは、壁と床を壊さないので1日で工事が完了し、工事費用を抑えられることです。断熱性能や防犯性能を高めるドアという選択肢もあります。リモコンキーにすることもできます。
デメリットは、わずかに間口が狭くなることと、カバー工法専用のドア以外は選べないということです。ただ、カバー工法専用のドアには、様々なデザインとカラーが揃っているので、選択肢に困るというような心配はありません。
自分でDIYリフォームする 数千円~40万円
DIYの内容によってリフォーム費用に大きな幅があります。
断熱シートや隙間テープ
断熱シートや隙間テープを貼るという程度であれば数千円でできます。
木製玄関ドア再塗装
木製玄関ドアの塗装は玄関ドア専門の塗装職人がすると、本来の木目の美しさが活かされ新品のように蘇ります。職人や塗料の種類によって変わり、数十万円、凝った模様が施されている両開きドアだと100万円以上かかることもあります。
アルミ玄関ドアも施工業者や塗料の種類によって変わりますが、5万~20万円程度の費用がかかります。
DIYでする場合には、塗料の選び方によって変わりますが、2~3万円です。
玄関ドア用シートを貼る
玄関ドアシートの質によって製品価格に数千円から数万円まで幅があります。業者に依頼すると製品価格に加えて、1~2万円の作業料がかかります。
ドアノブを交換
ドアノブを交換する場合には交換するドアノブの製品価格によって費用が変わります。
プッシュプルハンドルならおよそ3万円~10万円、サムラッチ錠はおよそ3万円~6万円、レバーハンドルはおよそ2万円~3万円です。
ドアノブ交換についてはこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドア豆知識 ドアノブの修理は自分できる?業者に依頼すると値段はどのくらい?
ホームセンターやリフォーム会社より抑えた費用で確実な仕上がりの玄関ドア交換をしたいと思われたら、相見積もりをなさってみてください。
LINEからもお気軽にお問い合わせただけます。LINEでのお問い合わせはこちらから
お電話からもお問い合わせいただけます。
カバー工法でする玄関ドア交換のメリット
カバー工法での玄関ドアリフォームには、主に4つの種類があります。
- 玄関ドアから玄関ドア
- 玄関引き戸から玄関ドア
- 玄関ドアから玄関引き戸
- 玄関引き戸から玄関引き戸

どの方法であっても、新しい玄関ドアへの交換で多くのメリットが得られますが、開き戸⇔引き戸の交換は使い勝手が変わります。玄関回りの環境やご家族の玄関の使い方に合わせて、使いやすい開き方の玄関ドアを選ぶことが大切です。
玄関ドアを交換するメリット
- 片開き以外は親ドアの幅を広くし、通行の幅を広げられる
- 防犯性が高まる
- 断熱ドアを選ぶと冬暖かい玄関になる
- 風を通すドアにすると家中の換気が良くなる
- リモコンキー・カードキーをつけられる
玄関ドアを交換するデメリット
- 引戸を玄関ドアに交換した場合、下段に段差ができる
(ただし、この段差はオプション部材を使うことで解消できます。)
玄関ドアから引き戸に交換するメリット
- 玄関前のスペースが自由に使える
- 大型家電や家具の搬入時には間口を倍にできる
- ドアを押さえる必要がないのでベビーカーや、車椅子で出入りしやすい
玄関ドアから引き戸に交換するデメリット
- 引戸を玄関ドアに交換した場合、下段に段差ができる
(ただし、この段差はオプション部材を使うことで解消できます。)
玄関ドア交換の費用(工事込みの価格)はこちらからお手軽にご確認いただけます。
LINEからもお気軽にお問い合わせただけます。LINEでのお問い合わせはこちらから
お電話からもお問い合わせいただけます。
玄関ドア交換で得られる効果
断熱、風通し、利便性、防犯、見栄えの良さといった効果が得られます。
断熱
断熱仕様のドアを選ぶと、冬は寒い玄関が改善され、結露も軽減します。関東地方では、断熱材が充填された本体+複層ガラスという断熱仕様と、断熱材が充填された本体と枠+Low-E複層ガラスという断熱仕様があります。
風通し
風を通す機能のあるドアを選ぶと、ロックしたままで、玄関内に風を採り込め、家中の換気が良くなります。
ドア選びのヒント!

断熱と風を通す機能を組み合わせたドアは人気が高いので、製品の選び方によっては、非断熱ドアとそれほど価格が変わらないケースもあります。一概に、機能がついているからより高くなるとは言い切れません。好みのデザインを選ぶとともに、機能が1つついたドア、機能が2つついたドア、機能がついていないドアの価格を意識して比較すると、お得なドアが選べる可能性が高まります。
通風玄関ドアについてこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドア豆知識 通風玄関ドアは換気と採光ができて防犯性も高いのに後悔する?価格と補助金情報も知りたい!
利便性を高める
玄関ドアリフォームによる利便性の向上には、暮らしに合わせた玄関ドアにすることと、リモコンキーを導入することが挙げられます。
暮らしに合わせた玄関ドア
玄関周りの環境、家族の暮らし方にあった玄関に変えられます。
- 通行の幅を広げる 親子ドアであれば、親扉と子扉の幅、袖付きドアであれば、袖と扉の幅を調整することで通行の幅を広げられます。
- 開き方を左右逆にする 門からの動線をスムーズにする、周辺からの視線を遮断するなど、玄関周りの環境に合わせて、ドアの開き方を変更できます。
暮らしに合わせた玄関ドアにする費用の相場
オプション部材を使わない場合が多く、その場合には施工費が嵩むことはありません。
リモコンキーやタグキー
リモコンキーなどの電子錠は鍵の利便性と防犯性を向上させます。電子錠には、リモコンキーとカードキー、タグキー、スマホキーがあります。メーカーによって、使い勝手が少し違います。
電子錠にする費用の相場
- リモコンキーの相場 ¥37,500~
- カードキーの相場 ¥24,000~
使い方の違い
- LIXILリシェント スマートロックシステム「FamiLock」を選ぶと全て併用できる
- YKKAPドアリモ リモコンキーとタグキー、スマホキーは併用できるが、手動キーとの併用はできない
スマートキーについてはこちらのコラムから詳しくご覧いただけます。
>>>玄関ドア豆知識 玄関のスマートキーとリクシルのファミロックに違いはある?
防犯性を高める
玄関ドアには、標準仕様で最新の防犯対策が施されています。
費用の相場
防犯対策は標準仕様です。ただし、防犯合わせガラスにしたい場合のみ、オプション費用がかかります
- 防犯合わせガラス 5,000円~
- 防犯合わせ複層ガラス 10,000円~
玄関周りの雰囲気を良くする
リフォーム用の玄関ドアには様々なデザインと色が用意されているので、外壁の色や、外観デザインに合わせて、最適な玄関ドアが選べます。
玄関ドア交換の費用の相場
ドアの開き方タイプによって費用が変わりますが、30万円~50万円です。
片開きドア→袖付きドア→親子ドア→両袖ドア→袖付き親子ドア→両開きドアの順で、ドアの幅が広くなるにつけ、玄関ドアの製品代も交換工事費も高くなっていきます。
玄関ドアのリフォームで、満足のいく結果にするためには、専門業者に依頼することが大切です。
費用を抑えるためには、良心的な業者を探すことと、他の玄関ドアに比べて、同じ機能とデザイン性を持っているドアの中から、割安な玄関ドアを選ぶことです。

玄関ドアのリフォームをDIYでしようと考えていたが、もっと良い方法があるなら検討したいという場合には、お気軽にご相談ください。
LINEからお気軽にもお気軽にお問い合わせただけます。LINEでのお問い合わせはこちらから
PCの方はこちらからご自宅の玄関ドアのサイズに合わせてリフォーム費用をご確認いただけます。
お電話からもお問い合わせいただけます。
東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川・栃木・群馬にお住まいで、窓のリフォームや玄関ドアの交換を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。必ず納得できる玄関ドアリフォームをいたします。

インターネットでのお見積りやお問い合わせを不安に思う方も多いと思いますが、玄関ドアマイスターでは、お見積りやお問い合わせをいただいたお客様に、勧誘や営業は決していたしません。お気軽にご利用ください。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。