雨が降りやすい6月・9月やエアコンによって室内外で激しい気温差が生じる冬の時期には窓に結露が発生します。この結露を放っておくと窓のサッシやゴムパッキンに黒カビが発生してしまいます。
カビを掃除するにはカビキラーを使用するのが有名ですがカビキラーの様な塩素系の薬品は強烈な臭いを発しますし、それが原因で体調不良を引き起こしたり幼児やペットがいる家庭では事故に発展しかねないのでカビキラーの使用を躊躇している方もいます。
そこで最近では窓のカビを落とす方法として重曹を使用することが話題となっています。重曹は台所の汚れを掃除するのによく使われていますが実は窓のカビにも有効です。今回は重曹で窓を掃除した時の効果と重曹を使用した窓のカビの落とし方についてご紹介します。
重曹を用いた窓のカビの落とし方
まずは「クエン酸パウダー」「重曹」「スプレーボトル」「雑巾」を用意します。クエン酸パウダーと重曹を同量ずつ混ぜてカビの生えた部分に乗せます。スプレーボトルに水を入れてパウダーに吹き付けて泡が出たら30分程度放置します。
最後に固く絞った雑巾で拭き取ります。側面のゴムパッキンなどパウダーを乗せられない部分を掃除する際はスプレーボトルを2つ用意して片方にクエン酸パウダーを溶かし、もう片方に重曹を溶かします。2つのスプレーをカビの部分に交互に吹き付けてしばらく置いたら拭き取ります。
重曹は普段の窓ふきにも使える
重曹は窓のカビを落とすだけでなく普段の窓ふきの洗剤としても使用することが出来ます。その際は200mlのぬるま湯に対して小さじ2杯の重曹を混ぜ合わせます。水だと溶けにくいですしお湯だと泡立ってしまうのでぬるま湯を使用して下さい。
この重曹水をスプレーで窓ガラスに吹き付ければ簡単に汚れを拭き取ることが出来ます。ただし重曹水で掃除した後は水拭きしないと白く跡が残ってしまうので注意して下さい。
重曹のカビへの効果
重曹はカビを落とす効果があり、尚且つ体にも優しいと言われていますので窓・台所・浴室など様々な場所の掃除に使用できると言われています。しかし重曹の弱点は体に優しいだけに効果も従来の洗浄薬品に比べたら薄い事です。実際に窓のカビを重曹で掃除したにもかかわらずカビを落とせなかったという意見もあります。
カビは長期間放置しておくと奥の方に根を張ってしまうのでその分除去し辛くなってしまいます。普段からこまめに掃除しているのであれば重曹でも十分カビを落とせますが、長期間放置したカビはカビキラーなどの強力なカビ取り剤を使用するか専門の業者に頼むしかありません。
重曹を使用する際の注意点
重曹は体に優しいので窓ガラスやカビが生えている部分に使用しても概ね問題無いですが、アルミ製サッシに使用すると傷つけてしまう恐れがあります。そのため重曹をサッシの部分に使用する際は十分注意して下さい。
重曹のカビへの使用について:まとめ
いかがでしたでしょうか。重曹は窓のカビだけでなく普段の窓ふきの際にも使用することが出来ます。しかし重曹はカビキラーなどのカビ取り剤に比べたら洗浄力は弱いのであまりにもしつこいカビは落としきれないことがあります。そのため重曹は体には優しいがカビ取り剤ほどの効果は期待できない物と覚えておいてください。