インプラス/インプラスウッドってなんだろう?そしてもし使えるとしたらどんな効果があるのかと調べてたどり着いた方が多いのではないでしょうか。
商品名の場合、ズバリそのものについて説明されているページは少ないかもしれません。
今回は、インプラス/インプラスウッドについてその効果やかかる費用などをまとめましたので、参考にしてください。
インプラス/インプラスウッドについてとその違い
インプラス/インプラスウッドは、建築材料や住宅設備機器を販売する会社としては業界最大手のLIXIL(リクシル)が販売している、樹脂製の枠を使用した窓のことです。
今ある窓の内側に枠ごともう一つ窓を取り付けるだけなので、約1時間で取り付けることができます。
もしも老朽化などで既存の枠にゆがみが生じている場合でも、アジャスト上枠で調整することができるようになっています。
インプラスとインプラスウッドの違いは、インプラスが樹脂製の枠を使用しているのに対し、インプラスウッドは樹脂とアルミの混合でそれぞれの長所を生かしているだけでなく、さらに木のぬくもりも加えられた独自の強化木材WOOD+(ウッドプラス)が使用されているのが特徴です。
ウッドプラスは、リクシル自社工場の端材を利用したエコ素材としても注目を集めています。
インプラス/インプラスウッドの効果
それでは実際にインプラスやインプラスウッドを内窓として使用すると、どのような効果があるのか見ていきましょう。
断熱効果
樹脂はアルミと比較して熱伝導率(熱を伝える割合)が千分の1と言われていて、アルミサッシ部分から逃げてしまう熱を逃さず、快適な室温を保つ効果があります。
また、今ある窓とインプラスの間にできる空気層がさらに熱を通さない壁の役割をしてくれ、断熱効果が高まります。
東京での実験では、年間1万6千円の光熱費節約になるという結果が出ていて、環境にも優しい効果をもたらしています。
結露軽減効果
断熱効果が高まるということは、結露を防ぐことにもなります。
結露は、室内の空気に含まれる水が冷たい空気に触れることで液体となるもので、窓付近は気温が低いため生じやすくなります。
インプラスやインプラスウッドは、空気の層で外の冷気をシャットアウトするため、窓付近の温度が1枚ガラスと比べて下がらず、結露も減ります。
結露がひどいとカビやダニが繁殖しやすくなるので、住環境を快適に保つ意味でも結露は出さないに越したことはありません。
遮熱効果
インプラスやインプラスウッドは、サッシ部分も優れた性質を持っていますが、ガラス部分も高性能なものを選択することが可能です。
Low-E複層ガラスグリーンは特殊金属がコーティングされた高遮熱タイプのガラスで、夏の日差しを約60%、紫外線(UV)を約80%カットします。
これにより、冷房代が節約でき、常に涼しいお部屋を実現することができます。
防音効果
音を遮断する防音効果にも優れています。交通量の多い通りの騒音が、約半分になるため、図書館並みの静かさが実現されます。
空気層が多いほどこの効果が大きくなるため、十分な防音効果を発揮するために「ふかし枠」と呼ばれるオプションを設置して空気層を広げることも可能です。
目隠し効果
外からの視線が気になっていつもカーテンを閉め切っているというお宅も少なくありませんが、せっかくの窓を生かしたいですよね。
その場合は数あるガラス(型ガラス、フロストガラス、防犯乳白合わせガラス、ブラインドイン複層ガラス、和紙調ガラス、ミスト柄強化ガラス)の中からお好みのものを選択できます。
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インプラス/インプラスウッドにかかる費用
インプラス/インプラスウッドの参考価格
インプラス/インプラスウッドに興味はあるけれど、価格が気になるという方も多いです。そこで、どのくらいの予算を必要とするのか参考価格ご紹介します。
ここでは、600x1000の2枚建ての中から代表的なものをピックアップします。
ガラスの種類 | インプラス | インプラスウッド |
単板ガラス3㎜ | 28,000円 | 47,000円 |
複層ガラス3㎜ | 36,000円 | 47,000円 |
Low-E複層ガラス3㎜ | 37,000円 | 49,000円 |
和紙調複層ガラス3㎜ | 40,000円 | 54,000円 |
これはインプラス/インプラスの価格ですので、工事費や諸費用が加算されます。
工事費は各施工会社によって異なりますし、この参考価格から割り引いた価格で施工を行ってくれる会社もあるので、詳しい費用は一度お見積りをとってみることをおすすめします。
まだ工事は先だけれど、どのくらい費用がかかるか知りたいというお問い合わせでも良いでしょう。
インプラス/インプラスウッドの減税制度
インプラス/インプラスウッドを全居室で使用するリフォームを行う場合、省エネ減税の対象となる場合があります。
減税対象となる可能性のあるもの:
- 住宅ローン減税
- 省エネ改修促進税制(省エネ改修減税〈ローン型〉)
- 省エネ改修所得税特別控除(省エネ改修減税〈投資型〉)
- バリアフリー改修促進税制(バリアフリー改修減税〈ローン型〉)
- バリアフリー改修所得税特別控除(バリアフリー改修減税〈投資型〉)
- 耐震改修促進税制(耐震改修減税〈投資型〉)
ただし、適用される条件や期間、場所など決められていることが多いので、施工会社で調べてもらうと手っ取り早いです。中には代理申請を行ってくれる会社もあります。
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https://nakamura-genkan.com/contact-2/
窓のリフォームをする際、どの商品を選んだらよいのか迷ってしまうという方も多いですが、今は各社それぞれしのぎを削ってよりよい商品を開発しているため、それほど大きな違いはありません。
それならば、できるだけ安く上げたいというのが本音なのではないでしょうか。
私たち中村建硝では、補助金や減税の代理申請など、お客様ができるだけお得に施工できるよう最大限のご協力をさせていただいています。
窓のリフォームでお悩みでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。