断熱リフォームの種類
築年数が、30年以上になる住宅では、冬は寒く、夏は寒いという悩みを抱えているご家族が少なくありません。この30年の間に、日本の家屋は窓やドアの断熱性能の低さが問題視され断熱性能が強化されてきました。
しかし、現在でも壁や床、窓、玄関ドア、勝手口ドアの断熱性が低い家は多く残っています。このような家を改修する為の断熱リフォームには、どのような方法があるのでしょうか?
外張り断熱
家全体に、柱の外側から断熱材を張って、断熱性を高める工法です。高い断熱効果が望めますが、住宅が密集している地域で、隣家の壁が迫っているというような環境にある場合、足場を組みにくく、工事が難しいという問題があります。
- リフォーム費用 家の大きさ、断熱材のグレードなどによって変わってきますが、1㎡あたりにすると7,000~9万円、足場の費用なども含めた全体の工事費用は、200万円~500万円でリフォームされている方が多いようです。
- 工事の期間 2週間~1か月
内張り断熱(充填断熱)
柱と柱の間に内側に、断熱材を充填したり、断熱パネルを張り付けたりする工法です。柱のある部分で断熱材が途切れるので、外張断熱ほどの効果は期待できない、施工の技術によっては、コンセントの周りに温度差が生まれ、結露の原因になることがあるという問題点があります。
- リフォーム費用 足場を組む費用が発生しないので、外張り断熱より費用が抑えられますが、クロスを剥がして新しいクロスを貼る必要があります。1㎡につき5,000~1万円、全体の工事費用は、200~300万円でリフォームされている方が多いようです。
- 工事の期間 2週間(新しいクロスへの張替えも含む)
遮熱塗装
遮熱性の高い塗料で塗装する方法です。外張り断熱と同じように、足場を組まなくてはならないことに加えて、塗装前の洗浄費用も必要です。冬場の断熱には効果は期待できません。
- リフォーム費用 屋根は1㎡につき3,500〜4,000円、外壁は2,400〜3,800円、家全体では80~110万円でリフォームされている方が多いようです。戸建て住宅で、屋根、壁、床すべての断熱リフォームをする場合の相場は、約350~600万です。
- 工事の期間 1~4週間
家全体のリフォームとなると、費用も時間も相当かかりそうですね…。
でも、窓と玄関で断熱リフォームをすれば、もっと安く、もっと高い断熱効果が得られ、1日で工事が完了します!
窓と玄関のリフォームにかかる費用
窓のリフォームには、内窓設置と窓の交換があります。
内窓設置
今ある窓はそのままにし、内側に新しい窓を設置する方法です。
- 工事の費用 アルミサッシと樹脂サッシ、複層ガラスとLow-E複層ガラス、Low-Eトリプルガラスなど、サッシやガラスの種類、窓のサイズによって、費用が異なります。ひとつの窓に対して、約8~30万円です。
- 工事の期間 窓一つに対して約1時間、家中の窓に内窓の設置をしても、1日で完了します。
窓交換
今ある窓枠に、新しい窓枠をかぶせる方法です。
- 工事の費用 アルミサッシと樹脂サッシ、複層ガラスとLow-E複層ガラス、Low-Eトリプルガラスなど、サッシやガラスの種類、窓のサイズによって、費用が異なります。ひとつの窓に対して10~50万円です。
- 工事の期間 窓一つに対して半日で完了します。
ガラス交換
今ある窓枠のまま、ガラスだけを単体ガラスから複層ガラスに交換する方法です。
- 工事の費用 一つの窓につき5万円前後です。
- 工事の期間 窓一つに対して約1時間、家中の窓に内窓の設置をしても、1日で完了します。
玄関ドア・勝手口ドア交換
今ある玄関の枠に新しい枠をかぶせ、新しいドアを取り付けます。
- 工事の費用 断熱性能の高さ、通風機能の有無によって費用が異なります。玄関ドアは20~40万円、勝手口ドアは10~30万円です。
- 工事の期間 1日で完了します。窓と組み合わせた場合でも、ほとんどの場合、1日ですべて完了します。
比較すると、費用も工事期間も、窓とドアの交換の方が手軽にできそうですが、断熱効果はどうなのでしょうか?外壁や屋根より、はるかに面積が小さいので、十分な断熱ができないのでは?
確かに、面積を比較すると、窓やドアは外壁や屋根より小さいですが、断熱効果は、はるかに高いですよ。
断熱効果を高めるためには、家の外気に触れる部分を出入りする熱の量を抑えなくてはなりません。そして、最も多くの熱が出入りする部分が、窓、玄関ドア、勝手口ドアなのです。屋根や壁、床でどんなに断熱性を高めても、窓や玄関からたくさんの熱が出入りする状態であれば、夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。反対に考えれば、窓と玄関、勝手口からの熱の出入りを抑えれば、家の断熱性は一気に高まり、冬暖かく夏涼しい環境が創られます。
ここで重要なポイントは、開口部を全て断熱するということです。開口部全てを断熱できれば、熱の出入りを抑え、家の中全体を魔法瓶のような状態にできます。もし、窓を全部断熱化したのに、玄関は非断熱のままだったり、玄関ドアも勝手口ドアも断熱ドアにしたのに、窓がアルミサッシと単体ガラスのままだったりすると、完璧な効果を得ることができません。
しかし、すべての窓とすべてのドアを断熱化すれば、家の中に理想的な温熱環境が調います。冷暖房をしている場所としていない場所、冷暖房をつけている時間帯と、止めている時間帯の温度差が小さくなるのです。加えて、最小限の冷暖房で、季節に応じた最適な温度を維持できるので、光熱費の節約もできます。
グリーン住宅ポイント制度
玄関と窓の断熱リフォームには、グリーン住宅ポイント制度でポイントを申請できるチャンスがあります。
グリーン住宅ポイント制度の対象になるリフォームの中には、開口部の断熱改修があります。
ガラス交換では、窓ガラスのサイズに応じて、1枚当たり2,000ポイント~7,000ポイント、内窓設置では、13,000ポイント~20,000ポイント、ドア交換では、24,000ポイント~28,000ポイントが発行されます。
ポイント発行申請期間 : 令和3年4月~遅くとも令和3年10月31日 (予定)
ポイント発行申請は、原則、工事完了後に行います。
手続きは大変ですか?
玄関ドアマイスターでお手伝いさせていただきますので、ご安心ください。
窓と玄関の断熱リフォームを1日でできるカバー工法
他の断熱工事は、1日では完了しないようですが、なぜ窓や玄関ドアは1日で工事が完了するのですか?
カバー工法という効率の良い工事の方法だからです。
窓や玄関のリフォームには、壁を壊して交換する方法と、カバー工法があります。腰高窓を掃き出し窓にしたい、片開きドアを両開きドアにしたいというような場合には、壁を壊す工事が必要です。しかし、今と同じ間口のままで、窓や玄関を交換する、または内窓をつけるという場合には、壁を壊す必要がありません。今ある枠の上に、新しい枠を取り付けるだけなので、短時間でできるのです。加えて、クロス職人、タイル職人、電気工事屋さんなど、たくさんの職種を必要とせずにできるので、費用も抑えられます。
1日で完了するカバー工法の断熱リフォームで、夏は涼しく冬は暖かい家にしませんか?
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