ガラスで変わる内窓の価格
窓のリフォームでは、ガラスの性能とサッシの素材によって窓の製品価格が変わる為、リフォーム費用も変わってきます。
窓交換の場合、サッシの種類は樹脂、又はアルミ樹脂複合サッシの二択がありますが、YKKAPとリクシルの内窓には、必ず樹脂サッシが使われます。その為、内窓の価格はガラスの種類で変わります。
サッシについて
サッシにはアルミサッシ、樹脂サッシ、アルミ樹脂複合サッシがあります。
アルミサッシ
十数年前までは一般的に使われていた断熱性のないサッシです。ガラスを断熱ガラスに交換しても、アルミサッシのままでは結露の発生は改善できません。
樹脂サッシ
熱を通さない樹脂のサッシです。非常に高い断熱性があり、結露の発生も改善されます。内窓にはこのサッシが使われます。
アルミ樹脂複合サッシ
樹脂サッシは優秀な断熱性を備えていますが、アルミサッシに比べると高価です。価格を抑える為、室内側が樹脂、室外側がアルミで作成するアルミ樹脂複合サッシが開発されました。新築住宅の窓や窓交換の際に多く使われているサッシです。
ただ、内窓にアルミ樹脂複合サッシを使うと、地域の気候によっては、外窓と内窓の間に結露が発生する恐れがあります。
内窓に使われるガラスの種類
窓のガラスには単板ガラス、複層ガラス、Low-E複層ガラス、トリプルガラス、真空ガラスなどがあります。単板ガラスは断熱性のないガラスなので、断熱が目的で内窓を設ける場合には、効果が低下してしまいます。
トリプルガラスは非常に高い断熱性を備えているガラスですが、内窓には使われず、窓交換で使われます。
複層ガラス
2枚のガラスの間の空気層が熱の伝わりを抑えるガラスです。
Low-E複層ガラス(断熱タイプ)
複層ガラスの室内側に熱の伝わりを抑えるLow-E膜がコーティングされたガラスです。複層ガラスより断熱性があります。陽が射す時間が短い部屋、寒さが厳しい地域におすすめのガラスです。
Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)
複層ガラスの室外側に熱の伝わりを抑えるLow-E膜がコーティングされたガラスです。夏の太陽熱による室温上昇を抑えると共に、紫外線をカットする働きもします。
YKKAP公式サイトに提示されているプラマードUの参考価格
- 3ヶ所窓リフォーム時の参考価格[商品代+工事費(税込)]
幅160cm×高さ200cm×1箇所/幅160cm×高さ100cm×2箇所の場合は約23万円~
- 窓のサイズ、ガラスの種類で費用が異なります。
玄関ドアマイスターでのプラマードUの見積価格
- 幅190cm×高さ200cm (複層ガラス ふかし枠なし)¥86,905
リクシルのサイトで提示されているインプラスの参考価格
- 引違い窓 マドサイズ77,000円 (W1,650mm×H1,100mm 複層ガラスの場合)
- 浴室仕様 引違い窓73,000円(W1,500mm×H900mm 複層ガラスの場合)
玄関ドアマイスターでのリクシル内窓の見積価格
- 引き違い窓 幅1650mm×高さ1100mm 50,050円(複層ガラス ふかし枠なし)
- 引き違い窓 幅1600mm×高さ1100mm 37,050円(複層ガラス ふかし枠なし)
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窓と玄関のリフォームでは補助金を利用できます。ご契約いただいた工事に関しては無料で補助金の代理申請いたします。
内窓を設置できる窓・できない窓を確認
現在の窓の種類や状態によって、内窓を設けられる窓と設けられない窓があります。リフォーム計画を進めるにあたって、まず初めに内窓を設けたい部屋の窓を確認しましょう。
内窓を設置できる窓
YKKAPマドリモ プラマードU
- 引き違い窓(2枚建て・4枚建て)
- 浴室仕様 引き違い窓2枚建て(ユニット納まり・タイル納まり)
- FIX窓
- 内開き窓
- 開き窓テラス
リクシル インプラス
- 引き違い窓(2枚建て・4枚建て)
- 浴室仕様 引き違い窓2枚建て(ユニット納まり・タイル納まり)
- FIX窓
- 開き窓
- テラスドア
内窓が設置できない窓
- 内倒し窓
- 内開き窓
- ルーバー窓
- トップライト
- クーラーや換気扇のついている窓
内窓に内開き窓を選ぶことはできますが、外窓が内開き窓である場合には、内窓を設けられません。
設置に必要な取り付け枠幅
内窓を設置する際、内窓が納まるだけの外窓の窓枠の奥行の長さが必要です。奥行きがが足りない場合、ふかし枠という部品を使います。
YKKAPマドリモ プラマードU
2枚建て引違いの内窓には、取付け枠の幅が70mmありますので、73mmの奥行が必要です。足りない場合には、ふかし枠を使います。
リクシル インプラス
2枚建て引違いの内窓には、取付け枠の幅が67mmありますので、70mmの奥行が必要です。足りない場合には、ふかし枠を使います。
プラマードUとインプラスの特徴
YKKAPが製造販売しているプラマードUとリクシル(トステム)が製造販売しているインプラスには、共通する特徴と、異なる特徴があります。
共通する特徴は内窓の機能
内窓には断熱・気密・防音という3つの機能があります。それぞれの窓の性能にはJIS基準が定められています。JIS基準とは、日本産業規格のことで日本の鉱工業品、データ、サービスなどに対して、産業標準化法に基づき定められている国家規格です。
断熱
断熱性能は屋内の熱移動をどれくらい抑えることができるかを示す性能です。JIS等級では最も断熱性が高いH-5等級に定められています。
H-5等級は、平成11年基準の次世代省エネ基準での地域区分で北海道など極寒のⅠ・Ⅱ地域に対応できる断熱性です。東京都、埼玉県、茨城県のほとんどの市町村は4~6地域、神奈川県、千葉県は5~6地域です。
参考サイト お住まいの地域の次世代省エネ基準での地域区分を確認できます。国土交通省 地域区分新旧表
住宅全体の断熱性能を高める為には、開口部すべてを断熱化することが効果的です。内窓設置と同時に玄関ドアも断熱化すると、家の中は魔法瓶のような状態になり、夏涼しく冬暖かい快適な環境が調います。
開口部の断熱
住宅の断熱で重要なのが、開口部の断熱性能を高めることです。なかでも窓は、熱の出入りが大きいので、断熱上の重要なポイントとなります。
冬の暖房時に、室内に逃げ出す熱の約6割が窓などの開口部からで、夏の冷房時に、室外から侵入する熱の約7割は窓などの開口部からです。
気密
気密性はサッシのすき間から、どの程度の空気の出入りがあるかを示す性能です。気密性が高いほど、熱と音の出入りが抑えられるため、断熱性にも防音性にも影響します。また、外部からの埃や花粉の侵入も抑えられるので空気環境の良さにもつながります。JIS等級では最も気密性が高いA-4等級に定められています。
遮音性
遮音性は、屋内・外への音の出入りをどの程度遮ることができるかを示す性能です。JIS等級では最も遮音性が高いT-4等級に定められています。
それぞれの特徴 カラーバリエーションとデザイン
どちらのメーカーにも木目調とアルミカラーがありますが、色調に違いがあります。色の好み、壁や床などの内装色、家具の質感などに合わせて選びましょう。
プラマードU
木目調カラーは4種類、アルミカラーは2種類用意されています。
浴室用はホワイトだけです。
リクシル
木目調カラーは4種類、アルミカラーは2種類用意されています。
浴室用は2色用意されています。
インプラスだけにある機能「ダストバリア」
インプラスのサッシには、埃がつきにくいダストバリア機能がついています。樹脂サッシは断熱に対して高い効果を発揮する素材ですが、静電気で埃を吸い寄せてしまうという性質もあります。
インプラスは汚れにくいサッシにする為、静電気の帯電を防ぐ働きのある樹脂をサッシに採用し、ダストバリアという内窓のサッシに埃がつきにくい機能を持たせています。
プラマードUだけにある機能 戸先錠
引き違い窓には左右の引手に鍵がついています。この鍵は、窓を閉じると自動的に施錠される仕組みになっているので、施錠忘れを防げます。テラスタイプは締め出し防止の為、レバーを押して施錠する仕組みになっています。
プラマードUとインプラスには同等の機能が備えられています。加えて、大きな価格の差がありません。違いは色調や質感の違いと、汚れ防止機能や施錠忘れ防止機能の有無です。インテリアとの調和や家族の窓の使い方に合わせて、最適な内窓をお選びください。
玄関ドアの疑問解決
玄関ドアの豆知識
玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換と併せて行う窓のリフォーム(内窓・窓交換)を承っています。玄関ドアや窓のことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。
※2022年11月14日現在の情報です