断熱玄関ドアにはヴェナートなど新築用玄関ドアとリフォーム用玄関ドアがある
寒い玄関を何とかしたい…そんな悩みは断熱ドアへの交換で解決できます。近年、断熱性への意識が高まっていることから、新築住宅に対しては省エネ性の高さが求められています。住宅の断熱性を向上させるためには、壁や屋根の断熱性も大切ですが、開口部の断熱は必要不可欠です。その為、新築住宅の玄関ドアには新築用断熱玄関ドアが採用されています。
一方、現在の住居を暮らしやすくするための方法の一つとして、玄関ドアを交換し、寒い玄関を暖かくするというリフォームがあります。この場合には、リフォーム用の玄関ドアが採用されます。
実は、ヴェナートを初めとして、YKKAPで販売している新築用断熱玄関ドアの人気シリーズにあるデザインの多くは、リフォーム用玄関ドアにもあります。スマートコントロールキーもオプションで選べますし、標準で高い防犯性能も備えています。それでは新築用玄関ドアとリフォーム用玄関ドアの違いはどこにあるのでしょうか?
玄関ドアの工事の方法
その違いは工事の方法です。新築の場合、玄関ドアを取り付ける玄関枠は、始めから玄関ドアのサイズに合わせて取り付けられます。一方、玄関ドアリフォームの場合は、既に玄関枠が取り付けられています。もしこの枠を外して工事をすると、壁を壊さなくてはなりません。
昔はそのような方法しかありませんでした。しかし、現在はカバー工法という工事の方法とカバー工法用の玄関ドアが開発されているため、壁を壊さない玄関ドア交換が一般的です。反対に考えれば、壁を壊す工事をするなら、新築用の玄関ドアを取り付けることができます。
玄関ドアのリフォームにはカバー工法
カバー工法は、今ある玄関枠の上に新しい枠を被せた上で、新しい玄関ドアを取り付けるという工法です。壁を壊す工事で玄関ドアを交換する場合には、玄関ドアの価格は同じでも、100万円から200万円の工事費がかかります。カバー工法なら取り外した玄関ドアの撤去だけですが、壁を壊す場合には、壊した壁や剥がした床材やクロスなどの廃棄物の処理で費用が嵩みます。加えてカバー工法なら内装を傷つけることがありませんが、壁を壊す場合には床やクロスの貼りなおしや電気工事などが必要になる為、費用が大幅に嵩むのです。従って、断熱玄関ドアへの交換には、リフォーム用玄関ドアがおすすめです。
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断熱玄関ドアの価格の違い
玄関ドアには断熱性のない非断熱玄関ドアと、断熱玄関ドア、そして高断熱ドアがあります。非断熱ドアは3つの中で、最も価格を抑えられる玄関ドアです。玄関ドアの工事費込みの価格は、20万円から40万円ですが、オプションを付けない片開きドアなら、20万円以下でリフォームできる場合もあります。
また断熱ドアには、換気ができる風を通す機能を持つドアもあります。戸建て住宅の多くで採用されているドアは親子ドア、または袖付きドアです。それらのドアを通風機能のある断熱ドアにし、リモコンキーをオプションで付けても、工事費込みの価格は多くの場合40万円以下です。
リフォーム用断熱玄関ドアの価格に違いを生む要素を具体的に確認しておきましょう。
断熱性の高さ
断熱玄関ドアには、断熱性の高さに違いのあるドアが用意されています。リシェントの断熱ドアは高断熱仕様、断熱仕様K2、断熱仕様K4の3段階、YKKAPドアリモの断熱ドアはD2断熱仕様、D4断熱仕様の2段階に断熱性の高さが分かれています。お住まいの地域の気候や玄関の向いている方向、玄関の周辺の環境などに合わせて、最適な断熱性能を選べます。
通風機能の有無
断熱玄関ドアの中には、風を通す機能がついているドアと、玄関ドア本体には風を通す機能がついていないドアがあり、風を通す機能がつくと価格が上がります。ただ、風を通す断熱ドアは人気が高く売れ筋です。流通量が多いタイプのドアの中は、断熱だけのドアより価格が抑えられている場合もあります。
風を通す機能がついていないドアのデザインが気に入ったという場合には、親子ドアであれば、通風機能の付いた子扉と組み合わせることもできます。
玄関ドアの種類
玄関ドアには最も間口の狭い片開きドアから最も開口部の大きい両開きドアまでいくつかの種類があります。機能やデザインが同じドアを比較した場合、片開きドア<袖付きドア<親子ドア<両袖ドア<袖付き親子ドア<両開きドアというように価格が上がっていきます。
リモコンキーの有無
玄関ドアの使い勝手と防犯性に役立つリモコンキーはオプションで付けられます。リモコンキーはリクシルリシェントでは37,500円~50,000円、YKKAPドアリモでは50,000円です。もう少し価格を抑えたいという場合には、カードキーが選べます、カードキーはリクシルリシェントでは25,000円、YKKAPドアリモでは24,000円です。
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断熱玄関ドアの価格に見合う機能性
断熱玄関ドアへの交換をすると、玄関ドア本体の価格に加え、工事や古い玄関ドアの処分費用がかかるので、20万円から40万円の支出が見込まれます。これだけの支出をしてどれだけの効果が得られるのかという部分を考えてみましょう。
快適さが続く
まず、交換した玄関ドアは半永久的に使えます。壁を壊す工事しかなかった時代には、新築から取り壊しまで、玄関ドアを交換することはなかった住宅も多数あります。少なくとも20年以上、断熱玄関ドアの効果による快適さが続くということです。
断熱玄関ドアの効果による快適さには、寒くない玄関になることと、結露の発生が抑えられることです。玄関が寒いと宅急便や回覧板の応対が、リビングとの温度差から身体的に負担になってしまいます。
冷暖房費の節約に繋がる
もし住宅全体の窓が断熱化されている場合、玄関ドアを断熱ドアにすることで、家全体の断熱性が大きく向上します。せっかく窓が断熱化されて家も、玄関から熱が出入りしてしまえば、窓の断熱効果が十分に活かされません。全ての開口部が断熱化していると、家の中が魔法瓶のような状態になり、冷暖房費を削減することができます。
結露の発生を抑えられる
玄関の近くにキッチンや浴室がある間取りでは、玄関ドアに結露が発生するという問題を抱えることがあります。断熱玄関ドアにすると、結露の発生が抑えられます。
通風機能とリモコンキーが断熱玄関ドアの快適性を底上げする
断熱玄関ドアに通風機能とリモコンキーをつけると、価格は上がりますが、その分玄関がより快適で利便性の高いスペースに生まれ変わります。
風が通る玄関
玄関には窓のない間取りが少なくありません。加えて玄関は、濡れた傘や靴で湿度が上昇しやすい場所です。その為、玄関内には梅雨時にはカビが生える、夏は蒸し暑く嫌なニオイがすることもあるというような問題を抱えてしまいます。しかも、防犯上、開放しておくこともできません。
通風機能のある玄関ならば、玄関ドアをロックしたまま風を採り入れられるので、安全に換気の良い玄関が実現します。玄関からの風は2階の居室へと抜けていくので、家中の風通しが良くなります。
リモコンキー
リモコンキーは子どもを抱いていると鍵が開けにくい、暗くなってから帰宅すると鍵穴が見つからないといったイライラや、ゴミ出しだけだから…と施錠をしない状況を失くします。使い勝っても良くなり、防犯性も向上します。
断熱玄関ドアに、通風機能やリモコンキーを付けたとしても、ほとんどの場合、価格は40万円以内です。断熱玄関ドアに交換して得られる効果は、十分にその価格に見合うのではないでしょうか?
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