玄関ドアの鍵交換をDIYでする方法① 鍵の種類と型番を確認しよう
玄関ドアの鍵には様々な種類があり、その種類に応じた方法で交換しなくてはなりません。現在使っている鍵のメーカーと型番をチェックしましょう。
メーカーはわかっているが型番が分からない場合
自分で判断できない場合はメーカーのサイトに問い合わせると解決する場合もあります。例えば、リクシルの玄関ドアに関するQ&Aにはこのように記載されています。
Q 玄関ドアのシリンダー(カギ穴部)を交換したい。交換方法を教えてください。
A ご自身で交換したい場合 シリンダー(カギ穴部)はドアにより異なります。「スグシリ」システム(シリンダー・錠の特定サイト)よりご自宅のシリンダーを特定して、LIXILパーツショップより購入してください。購入後、商品に同梱の交換手順書を元に、交換を行ってください。お求めのシリンダーが見つからない場合は、LIXILお客さま相談センター へお問い合わせください。
メーカーも型番もわからない場合…鍵の種類と錠箱で確認
その場合には、玄関ドアの側面にある錠箱で確認できます。錠箱とは鍵穴やサムターン、錠ケース、ドアノブなどの錠前が収められているケースのことです。戸建て住宅に使われている錠箱の多くは、ドアの内部に収められているすっきりした見栄えの掘り込み型です。
近年は、ハンドルの中に錠箱が納められているスタイリッシュなデザインのプッシュプル型が増えてきています。一方、アパートなどの賃貸住宅では、侵入強盗犯による破壊工作に対する高い強度を持たせやすい室内側に取り付けられる面付き型が使われていることが多いです。
錠箱を見つけられたら、錠箱に刻印されているメーカー名と鍵型を確認しましょう。鍵だけを交換する場合には、必ず同じ型番の鍵を選ぶ必要がありますが、確実に型番があっていれば、他のメーカーの鍵の中から選ぶこともできます。
参考サイト 美和ロックの製品記号はどこに書いてありますか?
このようにメーカーのサイトには、刻印の探し方が図解で説明されています。
スタッフブログ 玄関ドアの鍵の種類。防犯に役立つ鍵をご紹介
玄関ドアの修理辞典 鍵が入りづらい、抜けにくいときの対処法
玄関ドアの鍵交換をDIYでする方法② 錠前と型番に合った手順で交換しよう
玄関ドアの鍵交換で大切なことは、正確な型番を選ぶと共に、錠前のタイプにあった方法で交換することです。
LA型の鍵を交換
- 錠箱のフロントにあるネジを外し、フロントカバーを取る
- マイナスドライバーを使い、シリンダー固定ビスを引き抜いて鍵を外す
- 新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして差し込み、シリンダー固定ビスを差し込む
BH型の鍵を交換
- 鍵を鍵穴に差し込んだまま、玄関ドアをロックした状態でフロントカバーのネジを引き抜き、フロントカバーを外す
- プラスドライバーを使ってビスが回らなくなるまで緩める
- 鍵は挿したままで鍵を取り外す
- 新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして差し込み、差し込んである鍵を回してサムターンが動くことを確認する
- 固定ビスを閉める
PMK型の鍵を交換
- 四隅にネジを取り外して錠箱を外す
- 鍵の周囲のあるネジを外し、錠箱からプレート状のシリンダー留め具と一緒に鍵を外す
- 新しい鍵とプレート状のシリンダー留め具を、刻印されているメーカー名を上にして取つける
- 錠箱をドアに取り付ける
RA型の鍵を交換
- 側面のネジを外して、ドアレバーを取り外す
- ネジを外し、錠箱をドアから取り出す
- 錠箱の裏側にある鍵と、鍵の上下にあるシリンダー留め具を取り外す
- 新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして取り付け、上下をシリンダー留め具で固定する
- 錠箱をドアに取り付けた後、ドアレバーを取り付ける
SWLSP型の鍵を交換
- サムターン(室内側にあるツマミ)の固定用ネジを外す
- 室外側の鍵を取り外し、新しい鍵を刻印されているメーカー名を上にして交換する
- サムターンの固定用ネジを締め、鍵を固定する
NDZ型の鍵を交換
- 四隅のネジを取り、ドアから錠箱を外す
- プレート状のシリンダー留め具のネジを外す
- 刻印されているメーカー名を上にして差し込み、錠箱を取り付ける
PG型の鍵を交換方(プッシュプルハンドル)
- 室内側のハンドルの両側面についているネジを外し、室内側のハンドルを取り外す
- ハンドルを取り外した後に出てくる室外側ハンドルのネジを外し、室外側のハンドルも取り外す
- ドア側面のフロントカバーを外す
- 錠箱の中に差し込まれているシリンダーの固定ビスを外してから鍵を取り外す
- 刻印されているメーカー名を上にして新しい鍵を取り付け、固定ビスを差し込む
- ハンドルを元に戻す
PX型の鍵を交換(プッシュプルハンドル)
- 室内ハンドルについている上下サムターンを外し、室内側、室外側のハンドルを外す
- 室外ハンドルの裏側にあるシリンダー固定プレートを外し、鍵を取り出す
- 刻印されているメーカー名を上にして新しい鍵を取り付ける
玄関ドアの鍵交換を業者に依頼した方が良いケース
鍵だけを交換する場合には、15分から30分で作業が完了する手軽さであり、メーカーと型番を間違えなければ、DIYでできないことはありません。しかし、条件によっては業者に依頼した方が良いこともあります。
錠前全体を交換したい
ドアノブの動きが悪い、ラッチが引っ込んだまま戻らないなどの不具合が生じ、錠前全体を交換する場合には、業者に依頼することをお勧めします。取り付ける部品が多く、交換後の動作がスムーズにならないおそれがあります。
同じメーカーの同じ型番が見つからない
築年数の古い家についている鍵の中には、既に廃盤になっている型番があります。その場合には、メーカーに問い合わせても、同じ鍵を入手できません。このような場合、ドアの厚み、フロントプレートの長さ、ビスピッチ、バックセットの長さを正確に計り、同じサイズの鍵を探すことはできますが、適正な鍵を見つけることは難しいです。
鍵交換の業者は、廃盤になった鍵を持っていることがあるので、メーカーからは入手できない鍵でも同じ鍵と交換してもらえる可能性があります。同じ鍵を持っていなかったとしても、正確に各部位のサイズを測れるので、適正な鍵を選び交換してくれます。
また、鍵は防犯上の観点から、一度購入してしまうと、返品や交換はしてもらえません。犯罪目的に使われることを防止する為です。その為、間違った鍵を購入してしまうと余計な出費になってしまいます。
防犯性の高い鍵に交換したい
現在の鍵よりも防犯性の高い鍵にする場合も、型番の違う鍵との交換になるので、現在の鍵に合う鍵を見つける難しさがあります。業者に依頼する場合には、防犯性を高めたい旨を伝えると、より防犯性の高い鍵に交換してもらえます。
■ 築10数年以上経っている住宅では、防犯性能が低く、外部の脅威から家族の命と財産を守れない玄関ドアがほとんどです。「玄関ドアから侵入してくる外部の脅威」にはどのような犯罪があるのでしょうか?そしてそれらの犯罪に対して、どのような防犯対策をするべきなのでしょうか?
コラム 防犯から考える玄関ドアの選び方
作業に自信がない
鍵の交換は手軽にできるとは言っても、ネジ山を壊してしまったり、ドアに傷をつけてしまったりしないとは限りません。また、作業中にネジを1本でも失くしてしまうと、確実に固定させられなくなり、新たな不具合の原因となってしまいます。
間違った鍵を購入してしまうかもしれない、正しく鍵が交換できないかもしれない…と思った時には、業者に依頼しましょう。玄関ドアマイスターでは鍵の交換は承っておりませんが、玄関ドアの交換ならお任せください。防犯性が高く利便性の高い玄関ドアへの最適なプランをご提案させていただきます。
■ 鍵を交換するチャンスにリモコンキーにするという選択肢もあります。もし、玄関ドア自体も塗装の剥がれや防犯性の低さなど問題がある場合には、玄関ドアごと交換してリモコンキーにしませんか?
コラム 玄関ドアをキーレスにしたい
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インターネットでのお見積りやお問い合わせを不安に思う方も多いと思いますが、玄関ドアマイスターでは、お見積りやお問い合わせをいただいたお客様に、勧誘や営業は決していたしません。お気軽にご利用ください。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
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