玄関引き戸の鍵がかかりにくくなる原因
木造住宅は築年数が長くなってきたり、地震の横揺れを受けたりすると、家全体に歪みが生じます。家の中の出入り口で開け閉めし難いドアや引き戸があるという場合には、家の歪みが原因であることが少なくありません。
玄関引き戸や玄関ドアは、開閉し難くなるほか、鍵がかかりにくくなるという現象が起きます。これらの現象をそのままにしておくと、鍵がかからなくなったり、引き戸やドアが完全に閉じないので鍵をかけられないという状態になったりする恐れがあります。
玄関は家族が靴を履き替える場所であり、お客様をお迎えする場所でもありますが、同時に外部からの侵入を防ぎ、家族の命と財産を守るという大切な役割があります。鍵がかからない、引き戸やドアが完全に閉じないという状態になってしまうと、この役割を果たせなくなってしまいます。
もし住宅の歪みと建付けの悪さのせいで鍵の開け閉めがし難くなっているとしたら、鍵だけ交換しても根本的な解決にはなりません。数年後には、歪みで圧迫された引き戸のせいで、再び鍵が開け閉めし難い状態になってしまうかもしれません。
玄関引き戸を交換する場合には、交換工事の際に建付けの悪さも直すので、住宅に歪みが生じていたとしても、数年後に鍵が圧迫され、また開け閉めし難くなるという心配がありません。
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玄関の防犯性が不安という理由で鍵を交換することを検討されている場合も、玄関引き戸の交換の方が高い効果を得られます。築年数の長くなった住宅の玄関引き戸の鍵には、最新の侵入強盗の手口への対策が十分に備わっていないだけではなく、鍵以外の部分にも不安要素があるからです。まず、鍵に関しては侵入強盗犯の手口は年々進化しているので、古い鍵ほど簡単に開けられてしまいます。
また、格子のデザインや、ガラスの種類に対しても、防犯という観点からの対策がほとんどされていません。その為、鍵を最新の鍵に交換して不正開錠を防いでも、こじ破りやガラス破りという手口で侵入される恐れが残ってしまうのです。
最新の玄関引き戸の防犯性能
リクシルのシェント玄関引戸には、防犯性の高い鍵の他に、室外側にも室内側にも、家族を守る万全の防犯対策が施されています。
防犯性の高い鍵
後付けの鍵よりはるかに確実な防犯性を備えたディンプルキーという鍵に変わります。ディンプルキーは現在出回っている鍵の中で最もピッキングや鍵壊し、合かぎに強い鍵です。また、鍵の数が3か所に増えるので、鍵開けにかかる時間が1か所しかない玄関引き戸に比べて3倍に伸びます。
ピッキング
ピッキングは鍵穴の中に特殊な器具を入れて鍵を開けるという手口です。特殊な器具は鍵穴の中の構造に合わせて巧妙に造られています。ディンプルキーは複雑な構造をしているので、特殊な器具で鍵を開けようとしても開けられません。開ける為には非常に時間がかかります。
侵入強盗犯が最も嫌うことは人目につくことです。鍵開け工作に時間がかかればかかる穂と、人目に付き犯罪が発覚することに繋がるからです。その為、侵入工作に5分以上時間がかかると、ほとんどの犯罪者が犯罪をあきらめるそうです。
反対に、古い鍵ほど楽に鍵が開けられます。そして、築年数の長い家の玄関引き戸につけられている鍵の多くは、楽に鍵が開けられるMIWA製のディスクシリンダーという鍵です。この鍵に対しては効果絶大な特殊な器具がある為、ピッキングの被害を受けるリスクが高いのです。現在ではこのタイプの鍵は廃盤になっています。
参考サイト MIWA 廃止シリンダー/廃止製品一覧
参考サイト 住まいる防犯110番 侵入者プロファイリング 心理と行動3 5分が分かれ目
鍵壊し
鍵壊しはドリルを使って鍵穴の中を破壊して鍵を開けてしまう手口です。ディンプルキーは鍵壊しに対しても高い耐性を持っています。
合かぎ
CPマークのついたディンプルキーは非常に高い理論鍵違い数を持つ鍵です。理論鍵違い数とは鍵の内部にあるピンを揃える為の組み合わせの数です。この数が多いほど鍵は複雑な形状になるので、ピッキングができなくなると同時に、合かぎを造ることも困難になります。
一般的な鍵の理論鍵違い数は約100万～1億前後ですが、ディンプルキーの理論鍵違い数は約100億～1,000兆です。
例えば後付けで鍵をつける場合、CPマークのついたディンプルキーを選ばなかった場合、約100億～1,000兆という理論鍵違い数の幅の中では低い方のディンプルキーである可能性もあります。リシェントの玄関引き戸についている鍵は、CPマークのついたディンプルキーです。
こじ破りに強い鎌錠
こじ破りは、玄関の枠と引き戸の間に隙間に器具を差し入れてこじ開けてしまう手口です。このこじ破りに対して、鎌がフックの役目をする鎌錠が使われています。鎌状によって、抜けにくい構造になり、枠と障子のかみ合わせが強化されます。その結果、こじ破りに対して強い抵抗力を備えた引き戸になっています。
さらに、玄関引き戸の交換工事をする際に、建付けの悪さが解消されるので隙間が狭くなり、バールなどの器具を差し入れにくくなっています。
ガラス破りを失敗させるセキュリティサムターン
侵入強盗犯は、ガラスを破った後に、その穴から腕を差し入れ玄関内部にあるサムターンという名称の鍵のツマミを回して鍵を開けます。これはサムターン回しという手口ですが、この手口への対策として開発されたサムターンがセキュリティサムターンです。
セキュリティサムターンは、つまみを動かしても鍵を開けられないよう、ロックしておくことができるサムターンです。外出時や就寝時に機能させておけば、万一ガラスを割られて手を入れられてもサムターンを操作して扉を開けられる心配がありません。
鍵のかけ忘れを防ぐ目で確認しやすい施解錠表示
帰宅時にはサムターンを下げて玄関の鍵を閉めますが、この部分が色付き表示されているので、鍵のかけ忘れを防止します。
ガラス破りがし難いガラス
破壊されにくい安全合わせガラスをオプションで選べます。安全合わせガラスは2枚のガラスの間に特殊中間膜を挟み込んだ破壊し難いガラスです。耐貫通性があるので、硬い物でガラスを破壊し穴を開けようとしても、ヒビが拡がるだけで大きく穴を開けられません。
＊ 引き戸のリフォームをする際に、より高い防犯性を求めるのであれば、玄関ドアに交換するという選択肢もあります。
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スマートキーを導入することも防犯性向上に役立つ
リシェントの玄関引き戸にはカードキーやリモコンキーをオプションで付けられます。スマートキーは鍵の施解錠の手間が少なくなるだけではなく、施錠忘れを防げる、面倒だから鍵をかけずにゴミ出しに行ってしまうことがなくなる、カードやリモコンを失くしてもシリンダーを交換する必要がないなど、防犯上役立つ要素も備えています。
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コラム 引き戸の玄関ドアリフォーム
■ 便利で防犯性も高くなるスマートキーのついた玄関ドアにしている住宅が増えてきました。家もスマートキーのついた玄関にしたいけれど、引き戸だから…とあきらめていませんか？確かに、スマートキーがつけられる玄関引き戸には新築用が多いのですが、リクシルのリフォーム用の玄関引き戸なら、オプションでスマートキーをつけられます。
コラム 玄関のスマートキーは引き戸にも取り付けられる？
玄関をより使いやすく安全にするリシェントの玄関引き戸に交換して、スマートキーを生活に活かしませんか？
玄関ドアの交換で住宅全体の防犯性は大きく向上します。玄関ドアのことなら何でもご相談ください。玄関の向きや玄関周りの環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
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玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。
