最近、一般住宅の強盗被害が増えているようですが、何かできる防犯対策はありませんか?
空き巣などの侵入犯は「窓」から入っているケースが一番多いので、まずは窓の防犯対策について考えて見ましょう!
動画で見たい方はこちらから▶︎▶︎▶︎【その窓、空き巣・強盗に狙われます】命と財産を守る防犯対策8選〜補助金を使って賢く窓リフォーム~
今回はこれまで4,000件以上の玄関ドアのリフォーム工事をしてきた”玄関ドアマイスター”が、窓の防犯対策について詳しく解説します。
ご家族の安全と大切な財産を守りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
空き巣・強盗から狙われる窓の特徴
最近、闇バイトによる一般住宅を狙った強盗などの侵入窃盗犯罪が増えています。
怖いのが、最近の侵入犯罪はこっそり忍び込むのではなく、窓を破って強引に家に入る手口が増えているという点です。
警察庁の調べでは、空き巣や強盗の侵入口で一番多いのが「窓」でその割合は50%以上にものぼり、手口は鍵のかけ忘れ(無締り)とガラス破りが上位を占めています。(参考:政府広報オンライン|空き巣や強盗から命と財産を守る 「住まいの防犯対策」)
重要なのは、「空き巣や泥棒に狙われやすい窓には共通する特徴がある」という点です。
- ①道路や近所から見通しが悪い1階の窓
- ②よく窓を開けっぱなしにしている2階以上の窓
- ③明らかに古い窓
道路や近所の視線が届かない窓は、侵入するまで見つかりにくいので泥棒に狙われてしまいます。
「2階の窓だから泥棒に狙われない」と思っていつも窓を開けてある場所も注意が必要です。
ほとんどの侵入窃盗犯は衝動的に犯行に及ぶというよりも入念な下見を繰り返します。
そのため、いつも同じ窓を開けたままにするとターゲットにされてしまうかもしれません。
そして、あまり知られていないのが「古い窓」です。
古い窓は簡単に鍵が壊せる上に割れやすい一枚ガラスがはめられている可能性が高いため、空き巣・泥棒にとっては侵入しやすい場所です。
また、古い窓のままリフォームしていないお宅は、泥棒から「ここに住んでいる人は防犯意識が低い」と判断されてしまう恐れもあるため注意しましょう。
空き巣は侵入までに5分以上かかると高い確率で犯行を諦めるというデータがあります。ご家族の命や財産を守るだけではなく家のダメージも防ぐためには、「泥棒に狙われない窓」「侵入するのに時間がかかりそうな窓」に変えることが大切です。
(参考:警察庁|住まいる防犯110番|侵入者プロファイリング 心理と行動③)
窓の防犯対策8選
「泥棒に狙われない窓」「侵入するのに時間がかかりそうな窓」にするためには、窓周り・窓ガラス・窓サッシそれぞれに対策が必要です。
窓の防犯対策として効果的な方法8つを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
窓周りの見通しをよくする
まず取り掛かっていただきたいのが「窓周りの見通しをよくする方法」です。
大きな窓ほど周りからの視線が気にならないように前にフェンスを設置したり木を植えたりするお宅が多いでしょう。
庭に面していない窓の近くに物置や自転車を置いているお宅もあるかもしれません。
人が侵入できるサイズの窓の近くに隠れられる場所があると泥棒に狙われやすいので気をつけましょう。
エアコン室外機などは腰窓から侵入する際の踏み台になるため要注意です。
「2階は大丈夫」と思われがちですが、雨樋やカーポートの屋根を使えば簡単に2階に上がることはそれほど大変ではありません。
ベランダやバルコニーは屈めば隠れられるので、侵入口としてよく狙われる場所なので気をつけましょう。
家の構造上どうしても人が隠れられる場所をなくせない場合は、足音が響く防犯砂利を敷くか、2階によじ登る際の足場になるエアコン室外機や物置を移動して背の高い木を剪定すると安心です。
補助錠の追加
DIYでもできる防犯対策が「窓サッシに補助錠を追加する方法」です。
窓にはクレセントと呼ばれる鍵が付いていますが、外から覗き込むと施錠し忘れている窓が簡単に分かってしまいます。
サッシのクレセントには写真のようなロック付きのものも多いですが、窓ガラスを破られて手で開けられてしまうと意味がありません。
そのため、最近は防犯対策として補助錠を追加するお宅が増えています。
外から施錠されているか分かりづらいタイプが多く、追加すると窓破りの時間を2倍に長引かせられます。
補助錠は、窓の下よりも上に設置するのがおすすめです。泥棒が壊す時に立ち上がらなくてはいけないため、侵入を未然に防げます。
ガラスに防犯フィルムを貼る
コストをかけずにすぐ防犯対策をしたい方には「窓ガラスに防犯フィルムを貼る方法」もおすすめです。
いくら施錠していても、クレセント錠周りのガラスを破られれば簡単に侵入されてしまいますよね。
そのため、最近はホームセンターなどで買えるDIY向け防犯フィルムを貼る方が増えています。
手軽に貼れるクレセント錠周りだけカバーするタイプと窓全体に貼るタイプがあり、窓フィルム専門施工会社に頼む方も少なくありません。
防犯フィルムを貼ると窓をバールなどで叩いても、貫通するまでにかなり時間がかかります。
防犯フィルムを貼ると、最終的に侵入を防げても外からフィルムが貼ってあるか分からずガラスを破られてしまうリスクがあるので注意しましょう。また、クレセント錠周りだけカバーするタイプはほとんど防犯効果はありません。
センサーライト・防犯カメラを設置する
窓を破られる前に侵入させないためには、窓に近づいた時に警告する方法が一番です。
そこで効果的なのが、「窓の外にセンサーライトや防犯カメラを設置する方法」です。
センサーライトは窓に人が近づくと照明が点灯して周囲に知らせます。
夜間の侵入窃盗に効果的で、玄関ドアや勝手口の外とセットで設置するのがおすすめです。
そして、最近は一般のご家庭でも防犯カメラを付けるケースは珍しくありません。
目立つ場所につけると泥棒を寄せ付けない効果を期待できます。
防犯カメラは泥棒避けになるケースがあるものの、最近は設置されていても侵入窃盗の被害に遭う事例が増えています。そのため、防犯カメラの効果を過信しないで、窓を物理的に守る方法と組み合わせて設置しましょう。
窓シャッター・面格子を設置する
窓からの侵入を外から物理的にブロックするために有効なのが「窓にシャッターや面格子を付ける方法」です。
ただし、シャッターを閉めれば日当たりや風通しが悪くなりますし、面格子は視界の邪魔になるので最近の住宅にはあまり設置されません。
アルミの面格子は工具で簡単に切断できるのであくまで時間稼ぎにしかなりません。また、窓シャッターも同様にカギを壊す時間を稼ぐためのものなので、同時に窓ガラスと複合的に防犯対策をしましょう。
防犯ガラスへ交換する
コストと時間はかかりますが、DIYによる方法よりも格段に効果的なのが「窓ガラスを防犯ガラスへ交換する方法」です。
防犯ガラスは安全合わせガラスとも呼ばれ、2枚のガラスの間に特殊フィルムが挟み込まれていて工具などで破ろうとしても貫通するまでに時間がかかります。
安全合わせガラスには防犯性が高いことを証明するCPマーク(※)が付くので、侵入犯の抑止力になる点もポイントです。
※CPマーク:防犯性能試験(5分以上耐久)に合格した建物部品目録に掲載された製品のみに付けることが許されているマーク。
(引用:5団体防犯建物部品普及促進協議会)
防犯ガラスは地震などでガラスが割れても破片が飛散しにくいため、防災面で採用されるケースも珍しくありません。ガラスとガラスの間に空気層のある断熱タイプも人気です。ただし、防犯ガラスや防犯断熱ガラスは古いサッシにそのまま設置できない可能性もあるので注意しましょう。
内窓を設置する(二重窓にする)
既存窓の内側に内窓(インナーサッシ)を設置して二重窓にする方法も防犯対策としておすすめです。
二重窓にすると窓を破る時間が2倍になり防犯性が高まるのに加えて、内窓を外から確認できれば侵入犯の抑止効果になります。
複層ガラスの安全合わせガラスタイプにすれば、防犯性と断熱性の両方をプラスできます。
内窓をつけると外窓との間に大きな空気層ができるので、断熱効果もアップします。結露や窓辺の暑さ・寒さにお悩みの方は、内窓の設置を検討してみましょう。
外窓を交換する
内窓は窓の開け閉めが二度手間になる点がデメリットですが、使い勝手を変えずに防犯性を確実に高められるのが「外窓を新しいサッシへ交換する方法」です。
補助錠をつけたりガラスを変えたりする方法も一定の防犯効果を期待できますが、古い窓だとサッシそのものの寿命が迫っている可能性があり、パーツ交換にかかった費用が近い将来無駄になってしまうかもしれません。
一般的なアルミサッシの寿命は20〜30年なので、築20年以上のお宅は外窓交換を検討してみましょう。
外窓を交換すれば、割れにくい複層ガラスや防犯性の高いクレセント錠がセットでついてくるだけではなく、サッシ枠の断熱性も高いので寒さや暑さを防げて空調の効率が良くなり省エネにもなります。
最近は周りの壁や床を解体しないでも外窓交換できるカバー工法が主流です。1箇所につき数時間で交換できるので、コストも抑えられて気軽にリフォームできます。最新のサッシの方が侵入しにくいことは犯罪者たちも知っていますので、窓の交換は防犯にも有効です。
マンション・賃貸でも窓の防犯対策はできるのか
「マンションや賃貸住宅でも窓の防犯対策はできるの?」というご質問をよくいただきます。
まず、賃貸住宅の場合はどんな窓リフォームをするにも、作業前に必ずオーナーや不動産会社に相談しましょう。
ガラスフィルムを貼る方法など建物や窓そのものにキズがつかない方法でも、後でトラブルになる可能性があります。
マンションの場合、工事内容によって手続きの内容が異なります。
内窓をつける窓枠は専有部分に該当するため、工事申請をすれば問題なく設置できるケースがほとんどです。窓ガラスや外窓は共用部に該当するため、管理組合で交換の必要性を協議した後にリフォームの許可が出ます。窓ガラス・サッシは修繕積立金で全戸一斉に交換する可能性もありますので、まずは管理組合へ相談しましょう。
補助金が使えるタイミングがチャンス!
窓の防犯性を高めたい方は、ぜひ補助金制度を活用してください。
ガラス交換・内窓設置・外窓交換で窓の断熱性が高まると、補助金の対象となる可能性があります。
2024年の12月31日が申請締め切りの「先進的窓リノベ事業」では、最高200万円の補助金がもらえます。
補助金は予算額が決められておりタイミングによっては利用できませんが、税控除制度でしたらどなたでも要件を満たせば対象になります。(参考:省エネリフォーム税制(所得税・固定資産税))
補助金によっては、事務局に登録された施工会社でないと申請できないので注意しましょう。「玄関ドアマイスター」は、ご予算に合わせた最適な窓の防犯対策の提案から、補助金申請のサポートまでお任せいただけます。国の補助金、東京都の補助金の他、市区町村の補助金申請のお手伝いも可能です。
【毎日更新中】「玄関ドアマイスター」の施工事例はこちらから▶︎▶︎▶︎
まとめ
最近は、強盗などの物騒なニュースが目立ちますが、ご家族と財産を守るためにはお住まいの窓を見直すことがとても重要です。
こちらの動画では、勝手口ドアの防犯対策を紹介していますので、気になる方は合わせてご覧ください。
どんな窓の防犯対策にすればいいか分からないという方は、「玄関ドアマイスター」にお問い合わせください。
LINEでもお気軽にお問い合わせいただけます。
ホームページではすぐに金額が分かる「簡単見積もりサービス」や毎日更新の施工事例紹介ページもありますので、ぜひチェックしてください。
私たち「玄関ドアマイスター」は、昭和5年の創業以来建具一筋!玄関ドアリフォームの施工件数全国1位をこれまで何度も獲得している直販会社です。どこにも負けない明瞭価格に、高品質な施工と対応、安心のアフターサービスの3拍子が揃っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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“玄関ドアマイスター”は、LIXIL主催コンテストで全国1位を6回、YKKap主催コンテストで全国1位を2回受賞しています。
工事は下請け会社に任せず、全て自社で行うことにこだわり、工事品質を高めてきました。
併せて、初めてのリフォームでもご安心いただけるホスピタリティも徹底重視し、多くの皆様にご相談いただいています。
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