
内窓をつけるか迷っているのですが、色々調べると「二重窓は効果がない」という情報を見かけました。これって本当ですか?

なるほど!二重窓は窓の断熱性・防犯性・遮音性をアップさせるためのリフォームですが、方法によっては確かに効果がない可能性もあります。


二重窓のメリット

「二重窓は効果なし」と言われる原因と解決方法

①部屋にある全ての窓を二重にしていない
ガラスの面積が大きいほど多くの熱が出入りするので、「とりあえず大きな窓にだけ内窓をつけよう」と思うかもしれませんが、この方法はあまりおすすめできません。 同じ部屋にある小さな窓に内窓を付けないと、そこに熱の出入りが集中して、結露がひどくなる可能性があります。 結露が発生しなくても部屋の中に内窓を付けていない窓があれば、エアコンやストーブの効きはあまり良くなりません。
二重窓にするなら、部屋単位でまとめてリフォームしましょう。内窓の効果を100%活かすためには「家にある全ての窓へ一斉に内窓をつける」方法がベストです。
②外窓が隙間だらけ
いくら内窓をつけて窓を二重にしても、外窓の気密性が低いと窓が一重の状態とあまり変わりません。 戸建住宅用の窓サッシは15〜20年くらいでパッキンなどのパーツが劣化し始めて、家そのものの歪みによってサッシの建て付けが悪くなり隙間ができる可能性もあります。 築年数が20年以上の家は、内窓の設置に加えて外窓を交換するプランも選択肢に入れてみましょう。
家の断熱性や遮音性は外窓を交換して気密性を高めることによっても向上します。窓リフォームは「そのままの状態で内窓をつける方法・外窓を修理して内窓をつける方法・外窓を交換する方法」と、その家にとってベストの解決策を提案してくれる施工会社に相談することがおすすめです。
③内窓の設置場所が正しくない
二重窓は内窓と外窓の間に大きな空気層ができることで、断熱性が上がります。
(引用:YKK AP株式会社)

空気層が狭すぎても断熱効果が落ちるので、窓の寒さを二重窓で抑えるためには、メーカーの推奨する中間空気層厚さで設置しなくてはいけません。

④内窓のサイズと施工が正しくない
内窓の採寸は一見簡単そうですし、ホームセンターやオンラインでも購入できるので、DIYで取り付けてみようと思う人は多いかもしれません。 しかし、古い家の窓は上下左右で1cm以上窓枠が歪んでいるケースは珍しくありません。 そのため、細かく採寸しないと内窓がうまくつかなかったり、隙間が空いてしまったりする可能性があります。 「DIYで内窓をつけたけど、二重窓の効果がない」という場合は、採寸が不十分で正しく施工できていないかもしれません。 大きな内窓をつけようとして周りの壁や床を傷つけたなんて失敗談もよく聞きます。
内窓をDIYで取り付けると工事費を抑えられますが、いざつけた後に不具合が見つかってもどうにもなりません。それに比べて、プロに施工を依頼すると製品選びのアドバイスをもらえるだけじゃなくて、設置後のフォローサービスも受けられます。
⑤ガラス選びを間違っている
内窓を設置すると窓の断熱性・遮音性・防犯性がアップしますが、ガラスの種類によってはその効果が小さいものもあります。 設置する目的に応じて適切なガラスを選びましょう。
「断熱性・防音性・遮音性どれもアップさせたい」という方は、安全合わせ複層ガラスを選びましょう。
(引用:警察庁|住まいる防犯110番)
⑥室内が換気不足
窓の結露が発生する原因は、外と中の温度差だけではなく部屋の湿度も大きく関係します。 室内の湿度が高いといくら断熱性の高い内窓をつけても少しの温度差でガラスに結露は発生してしまうためです。 そのため、二重窓にしても結露する場合は、こまめに換気したり除湿したりして、室内の湿度を下げましょう。⑦玄関ドアや勝手口ドアから外気が入り込む
部屋の出入り口につける内装ドアは、換気の目的でドアの下に敢えて隙間(アンダーカット)が設けられています。


玄関ホールや廊下の寒さで悩んでいる人は、窓と併せて玄関や勝手口のリフォームも検討してみましょう。
⑧換気口から空気や音が入る
2003年に建築基準法が改正されて一般住宅にも24時間換気が義務化されました。 参考:建築基準法第28条居室の採光及び換気 そのため、2003年以降に建てられた家には壁などに給排気グリルがどこかについているはずです。
⑨外窓のペアガラスが劣化している
2000年頃から一般的な住宅にも断熱性能アップを目的に複層ガラスが採用され始めました。 そこへさらに断熱性をプラスするために内窓をつけるケースもありますが、外窓に入っている複層ガラスが劣化していると、思ったより効果を感じられない可能性があります。 例えば、複層ガラスに細いヒビが入っていたりガラスを固定しているスペーサーが劣化して隙間ができて、ガラスとガラスの間に湿気が入り込んでいたりすると、本来の断熱性能を発揮できません。⑩騒音の原因を確認しなかった
騒音には主に空気を伝わって聞こえてくる「空気伝搬音」と、固体が振動することで伝わる「固体伝搬音」に分かれます。- 【空気伝搬音】:楽器の音や人の話し声など
- 【固体伝搬音】:目の前の道路を走る車の走行音や工事の音、上の階の足音など

床や壁が振動して室内に伝わる固体伝搬音は窓を二重にしただけでは軽減できないので注意しましょう。
(引用:LIXIL|防音対策として有効な「インプラス」(内窓)のガラス種類(単板、合わせ、複層))

二重窓は“効果がない”訳ではありません。内窓を取り付ける目的に合う製品選びと正しい施工をクリアすれば、古い家の窓でも断熱性や防犯性・遮音性をプラスできます。

玄関ドアマイスターでは、ホームページから窓リフォームのトータル費用がわかる「見積シミュレーション」をご利用いただけます。お名前やご連絡先を入力せず、今ついている窓のサイズを入力するだけでその場で材料費と工事費のトータル費用がわかるので、予算を検討する際に是非ご活用ください。
二重窓リフォームで使えるお得な補助金情報


補助金ごとに対象になる製品の性能グレードが決められているので、補助金を使って窓をリフォームしたい人は、申請サポートの実績が豊富な施工会社へ相談しましょう。

まとめ
「二重窓は効果がない」と言われる理由は、製品選びや施工の失敗にあります。 窓リフォームを後悔したくない方は、施工実績の豊富な専門会社へご相談ください。 2025年は「先進的窓リノベ事業」や東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」など断熱窓に関連するお得な補助金が実施されるので、窓リフォームを検討している人にとっては大チャンスです!
私たち「玄関ドアマイスター」は、昭和5年の創業以来建具一筋!窓・玄関ドアリフォームの施工件数全国1位をこれまで何度も獲得している直販会社です。どこにも負けない明瞭価格に、高品質な施工と対応、安心のアフターサービスの3点が揃っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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