
東京都に住んでいる人限定のお得な補助金があるって本当ですか?

2025年は東京都に住宅をお持ちの方限定で断熱リフォームをすると最高325万円もらえるお得な補助金事業「既存住宅における省エネ改修促進事業」が実施されます!
今回は、これまで4,000件以上の玄関ドアのリフォーム工事をしてきた“玄関ドアマイスター”が、「既存住宅における省エネ改修促進事業」の対象要件や補助金額、申請のコツと注意点について詳しくお話しします。
お客様から多くいただく窓リノベと補助金に関する質問にもお答えしますので、ぜひ最後までごらんください。
「既存住宅における省エネ改修促進事業」の対象要件と補助金額
「既存住宅における省エネ改修促進事業」は、2022年令和4年度から東京都が実施している補助金事業で、既存住宅の断熱性アップを進めて、脱炭素やカーボンニュートラル実現のために家庭部門からの二酸化炭素排出量を減らすことが目的です。
補助の対象になるリフォーム工事は、3種類あります。
- 高断熱窓・高断熱ドアへの交換工事
- 天井・外壁・床の断熱工事
- 高断熱浴槽への交換工事
これらの工事に加えて、リフォーム瑕疵保険への加入にかかる費用に対しても補助を受けられます。
主な対象要件
- 都内に既存住宅を所有する個人や法人、マンションなどの管理組合であること
- 2025年4月1日以降のリフォーム工事であること
- 未使用の製品であること
補助金額
補助金額は、工事の内容によって異なります。
【高断熱窓への交換工事】
「内窓の設置」「外窓の交換」「ガラスの交換」のそれぞれについて、製品の断熱グレードと1カ所あたりの窓(ガラス)面積によって補助金額が決まります。
・内窓設置の補助金額
断熱グレード(熱貫流率) | 窓面積・補助金額 |
---|---|
P(1.1以下) |
2.8㎡以上:53,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:36,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:23,000円/ヶ所 |
S(1.1超過、1.5以下) |
2.8㎡以上:43,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:29,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:18,000円/ヶ所 |
A(1.5超過、1.9以下) |
2.8㎡以上:17,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:12,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:8,000円/ヶ所 |
B(1.9超過、2.3以下) |
2.8㎡以上:11,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:9,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:7,000円/ヶ所 |
(参考:東京都|(令和7年度) 既存住宅における省エネ改修促進事業)
・外窓交換(はつり工法、カバー工法)の補助金額
断熱グレード(熱貫流率) | 窓面積・補助金額 |
---|---|
P(1.1以下) |
2.8㎡以上:110,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:81,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:54,000円/ヶ所 |
S(1.1超過、1.5以下) |
2.8㎡以上:99,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:73,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:49,000円/ヶ所 |
A(1.5超過、1.9以下) |
2.8㎡以上:78,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:58,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:38,000円/ヶ所 |
B(1.9超過、2.3以下) |
2.8㎡以上:52,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:38,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:25,000円/ヶ所 |
(参考:東京都|(令和7年度) 既存住宅における省エネ改修促進事業)
・ガラス交換の補助金額
断熱グレード(熱貫流率) | ガラス面積・補助金額 |
---|---|
P(1.1以下) |
1.4㎡以上:36,000円/枚 0.8㎡以上1.4㎡未満:81,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:54,000円/ヶ所 |
S(1.1超過、1.5以下) |
1.4㎡以上:24,000円/枚 0.8㎡以上1.4㎡未満:16,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:4,000円/ヶ所 |
A(1.5超過、1.9以下) |
1.4㎡以上:20,000円/枚 0.8㎡以上1.4㎡未満:12,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:3,000円/ヶ所 |
B(1.9超過、2.3以下) |
1.4㎡以上:13,000円/枚 0.8㎡以上1.4㎡未満:8,000円/ヶ所 1.0㎡以上1.6㎡未満:2,000円/ヶ所 |
(参考:東京都|(令和7年度) 既存住宅における省エネ改修促進事業)
【高断熱ドアへの交換工事】
玄関ドアもしくは勝手口ドアの工事が対象で、こちらは製品の断熱グレードのみで補助金額が決まります。
・補助金額
断熱グレード(熱貫流率) | 窓面積・補助金額 |
---|---|
P(1.1以下) | 110,000円/ヶ所 |
S(1.1超過、1.5以下) | 99,000円/ヶ所 |
A(1.5超過、1.9以下) | 78,000円/ヶ所 |
B(1.9超過、2.3以下) | 52,000円/ヶ所 |
(参考:東京都|(令和7年度) 既存住宅における省エネ改修促進事業)

ちなみに、窓・玄関ドア工事以外の「天井・外壁・床の断熱工事」と「高断熱浴槽への交換工事」は、それぞれ対象となる材料費・工事費の1/3が支給され、断熱工事が上限100万円、浴槽交換は上限95,000円です。
1住戸あたりの補助金上限額
窓と玄関ドアの工事を併せて「1住戸あたり130万円」が補助金額の上限ですが、2025年度から超お得なルールが追加されました。
改修する窓やドアに「住宅省エネキャンペーン」の規定で断熱性と防犯性の両方がある製品として登録されたものを選ぶと、補助金額上限が2.5倍の325万円まで引き上げられます。
※住宅省エネキャンペーン:国土交通省・経済産業省・環境省が合同で実施する補助金事業で、先進的窓リノベ2025事業や子育てグリーン住宅支援事業などが含まれます。

2025年度から、窓・玄関ドアの断熱リフォームに対する補助金が増額されました。同じリフォーム工事が対象の先進的窓リノベ2025事業の補助金額上限は「1住戸につき200万円」なので、東京都の事業の方がかなりお得です。そのため、申請が殺到する可能性があるので、東京にお住まいの方は早めに工事をご検討ください。
「既存住宅における省エネ改修促進事業」申請のコツと注意点
「既存住宅における省エネ改修促進事業」の補助金をもらうためには、申請のコツや注意点を押さえる必要があります。
予算がなくなり次第受付は終わる
「既存住宅における省エネ改修促進事業」は2027年度まで継続されることが決定していますが、1年ごとの予算が決まっているので、申請額がその年の予算※に達した時点で受付期限の2026年3月31日を待たずに受付終了になります。
※2025年度は約702億円で、「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」の総額です。
事前申し込みは既に5月30日から始まっているので、窓・玄関ドアの断熱リフォームをしたい方は、一刻も早く専門業者に工事の相談をすることをおすすめします。

「締め切りまでまだ日があるから大丈夫」と油断すると、補助金がもらえなくなる可能性があるのでご注意ください。
製品を間違えると補助金をもらえない
「既存住宅における省エネ改修促進事業」は、対象製品が決まっています。
そのため、仮に既存の状態より断熱性が高くなっても、対象外の製品を選べば補助金はもらえません。
断熱リフォーム・防犯リフォームの両方を兼ねて補助金額上限アップを狙う方は、その旨を最初に業者に伝えることも重要なポイントです。
事前受付後に契約と工事をしなくてはいけない
2025年4月1日から6月30日までに業者と契約した場合でも、遡及(そきゅう)期間として補助の対象になりますが、工事は事前申し込みが済んだ後でなければいけないので注意しましょう。
7月1日以降は、全案件で事前受付後の契約と工事が必須条件です。住宅
税控除の対象にもなる
「既存住宅における省エネ改修促進事業」やその他の断熱リフォームを対象とした補助金は、住宅特定改修特別税控除(リフォーム促進税制)と併用できます。
この制度は、所有している家を「省エネ・耐震・バリアフリー」リフォームした場合に、減税・税控除を受けられる制度です。
【所得税】標準工事費用10%相当額がその年の所得税から控除される
【固定資産税】対象のリフォーム工事を実施すると、翌年分の家屋にかかる固定資産税から1/3※が減額される
※耐震リフォームは1/2、バリアフリー・省エネリフォームは1/3、長期優良住宅化リフォームは2/3分の減税を受けられます。
補助金額によっては確定申告が必要
個人が所有する不動産をリフォームして補助金を受け取ると、一時所得※になります。
※一時所得:営利目的の継続的行為から生じた所得以外の収入を指します。(参考:国税庁|No.1490 一時所得)
一時所得は50万円まで特別控除されるため、受け取った補助金の額とその他の一時所得の合計が年間で50万円未満だと確定申告する必要はありません。
(参考:国税庁|No.1490 一時所得 Q&A)

ただし、「既存住宅における省エネ改修促進事業」は最高で300万円以上の補助金を受け取れるため、工事内容によってはサラリーマンの方などでも確定申告する必要があるので注意しましょう。
家全体の窓・玄関ドア・勝手口ドアをリフォームするのがおすすめ
多くの方から「リビングの大きな窓だけ断熱リフォームしたい」「玄関ドアだけ防犯性の高いタイプに変えたい」というご相談をいただきます。
しかし、断熱や防犯のためのリフォームは、部分的にやってもあまり効果がない可能性もあります。
例えば、1部屋に複数の窓が付いている場合に1カ所だけ断熱窓に変えても、工事をしていない窓に熱の出入りが集中してしまいますし、玄関ドアだけ防犯性を高めても、1階に人が入れる窓や勝手口があればそちらから侵入されてしまいます。
そのため、数百万円もの補助金をもらえるチャンスを活かして、家全体で窓とドアの断熱リフォームをぜひご検討ください。

窓のアルミサッシや玄関ドア、勝手口ドアの寿命は15〜20年程度で、それを超えるとあちこちの部品が消耗して故障し始めます。ですから、築15年を超えているお宅は補助金を利用できるうちにリフォームするのがおすすめです。
窓リノベと補助金に関するFAQ
“玄関ドアマイスター”はこれまで数多くの方の窓・玄関ドアリフォームとそれに伴う補助金申請をサポートしてきた実績があります。
そこで、多くのお客様からいただく窓リノベと補助金に関するご質問を紹介します。
Q.「窓リノベは内窓設置・外窓交換・ガラス交換のどれがいい?」
「既存住宅における省エネ改修促進事業」で対象となる断熱窓工事は、内窓設置・外窓交換・ガラス交換のどれも対象ですが、おすすめは「内窓設置か外窓交換」です。
ガラスだけ交換しても、サッシ枠が古ければそこから熱が出入りしてしまうためです。
また、古いサッシには高断熱ガラスを入れられない場合や、入れられても建て付けが悪くなる場合があります。

内窓設置と外窓交換で迷った場合は、既存外窓の状態を確認しましょう。外窓がかなり劣化して気密性が悪いと、内窓を付けてもあまり断熱効果がないかもしれません。どちらがいいか迷っている方は、ぜひ“玄関ドアマイスター”にご相談ください。
Q.「補助金を使うと実際の負担額はどのくらいになる?」
ここでは、掃き出し窓(横1.5m高さ2m)・腰窓(横1.5m高さ0.8m)をそれぞれ「高断熱+防犯タイプ」の窓に交換する場合の費用と補助金額を紹介します。
【掃き出し窓の場合】
【窓タイプ】引違い窓(2枚建て)
【製品】 LIXIL リプラス 居室仕様TW
【ガラス】防犯合わせトリプルガラスLowEガス入透明・型
【サイズ】幅1500mm/高さ2000mm
【製品・工事費用合計】714,400円
【特別割引(10%オフ)】−71,440円
【値引き後合計】642,960円
【消費税】64,296円
【合計】707,256円
【補助金額】110,000円
【実質負担額】597,256円
※上記は弊社にご依頼いただいた場合の価格です。(2025年5月時点)
※補助金額分は申請後数ヶ月で指定口座へ振り込まれます。
【腰窓の場合】
【窓タイプ】引違い窓(2枚建て)
【製品】 LIXIL リプラス 居室仕様TW
【ガラス】防犯合わせトリプルガラスLowEガス入透明・型
【サイズ】幅1500mm/高さ800mm
【製品・工事費用合計】393,520円
【特別割引(10%オフ)】−39,352円
【値引き後合計】354,168円
【消費税】35,417円
【合計】389,585円
【補助金額】54,000円
【実質負担額】335,585円
※上記は弊社にご依頼いただいた場合の価格です。(2025年5月時点)
※補助金額分は申請後数ヶ月で指定口座へ振り込まれます。

“玄関ドアマイスター”のホームページでは、窓と玄関ドアの交換費用がズバリ分かる無料見積もりサービスをご利用いただけます。お名前やご連絡のご入力は不要で、製品代と工事費の合計金額がすぐに分かりますので、概要欄からぜひご利用ください。
>>>【30秒で金額がわかる】内窓・外窓の工事費込み見積りシミュレーション
Q.「他の補助金と併用できる?」
「既存住宅における省エネ改修促進事業」の財源は都の予算なので、それと十部駆使ない国費やその他の自治体が確保した予算で実施される補助金とは併用できます。
Q.101「 国や他の自治体等の補助金との併用は可能ですか?」
A.101「 国や他の自治体等の補助金との併用は可能です。 ただし、本事業以外で都若しくは公社、又は区市町村が実施する都の資金を原資とした補助で、本事業の助成対象経費が重複するものは、併用できません。 なお、交付申請兼実績報告時に各事業、各自治体等から発行される交付額確定通知書(写し)の提出が必要です。」
(引用:提出書類についてのご案内令和6年度 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)助成金申請)
※令和7年度の補助金併用について、2025年5月時点では公式情報が発表されていませんので、随時、公式ホームページをご確認ください。
ただし、東京都の補助金は玄関ドア単体の交換工事でも対象になりますが、先進的窓リノベ2025事業は玄関ドアだけの断熱リフォームでは対象にならないので注意しましょう。

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>>>2025年に窓とドアのリフォームで使える補助金!先進的窓リノベ2025事業の詳細を公開
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まとめ
今回は、2025年の目玉となる補助金である「既存住宅における省エネ改修促進事業」について対象要件や補助金額、申請のコツを詳しく紹介しました。
今年は、窓や玄関ドア、勝手口ドアをお得に交換するチャンスの年ですので、断熱リフォームと併せて防犯リフォームもご検討ください。
「家の防犯性を高めたい」「どんなリフォームがベストか知りたい」という方は、東京・千葉・茨城・埼玉・神奈川・栃木で多数の窓リノベ実績がある昭和5年創業の「玄関ドアマイスター」にご相談ください。

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