梅雨の季節になると窓に結露が発生しやすくなります。この結露を放っておくと室内がジメジメしたり窓ガラスやサッシについたホコリによってカビが発生したりしてしまいます。そのため最近は結露を防止するための断熱シートや吸水シートなどの結露防止グッズがたくさん市販されています。
勿論それらを有効活用すれば窓に結露が発生することを防止できます。しかしそもそもほとんどの窓のサッシには結露が溜まらないように排水溝の様な水抜き機能が付いています。そのため水抜き機能を正常に利用できれば結露防止グッズを利用しなくてもある程度は結露の停滞を防ぐことが出来ます。
サッシの水抜きとは?
サッシの水抜き機能は窓枠の下の部分についていることが多いです。従来のサッシであれば窓枠のレールの端っこが切れていてそこから結露が外に流れ出るようになっています。あるいは窓枠に小さな穴が開いていてそこから結露が排水される仕組みになっています。これらの水抜き機能は結露が発生しやすいアルミ製のサッシに付いていることが多いです。
サッシの水抜きは手入れが必要
従来のアルミ製サッシであれば結露を排水できる水抜き機能が付いていますが手入れをせずに放っておくと水抜き機能が使えなくなってしまいます。水抜き機能が使えなくなる原因は水抜きの部分にホコリや汚れが溜まってしまう事が考えられます。
水抜き機能と言ってもただ単に隙間や穴が開いているだけなのでそこにホコリや汚れが詰まってしまいますと当然水が流れずに結露が溜まってしまいます。そのためサッシの水抜き機能を正常に利用するためには常に窓のサッシをキレイに掃除しておく必要があります。
何故水抜きに汚れが溜まってしまうのか?
水抜きにホコリや汚れが溜まってしまうと排水できずに結露が溜まってしまいますが、そもそもサッシに汚れが溜まりやすいケースというものがありますのでご紹介します。
ビートの老朽化
サッシのビートとは窓枠でガラスを固定しているゴム状の素材でいわゆるゴムパッキンのことを指します。このビートが老朽化すると切れてしまい、切れた部分からホコリが入ってきて水抜きが詰まってしまいます。もしビートが老朽化したり切れていたりしたらスグに専門業者に交換を依頼して下さい。
ペットの毛
ペットを飼っている家庭では床に毛が落ちていることが多いので、それがサッシの水抜きが詰まる原因になってしまいます。そのためペットを飼っている家庭では床掃除を入念に行うのと同時に窓のサッシにも毛が詰まっていないかどうか注意して下さい。
水抜きがあれば結露は怖くない
いかがでしたでしょうか。従来のアルミ製サッシには窓枠の下に切れ目か穴が開いているのでそこから結露を排水することが出来ます。しかし水抜きがホコリや汚れで詰まっていると排水されずに結露が溜まってしまいます。結露が溜まるとカビが発生して部屋全体が不衛生になってしまうのでサッシの水抜きはこまめに掃除するように心がけましょう。