玄関ドアの取り替えの予算は?
リフォームをするとなると、やはり気になるのは予算です。ある程度予算を立てた上で、交換するドアを選ぶことになります。
しかし、予算を立てるなら、まずは相場を知っておきたいところ。
ちなみに、一般的な玄関ドア交換の予算は、国土交通省の調査によって算出された30万円〜40万円という結果が示されています。
しかし、実際にはもう少し相場には幅があると考えるべきでしょう。その理由は、内訳や後述する内容を読み進めると明らかになるでしょう。
まずは内訳を把握する
どんなリフォームにしても、単純に材料費だけがかかるわけではありません。玄関ドアの交換でネット検索をすると、本体と価格が表示されていることがほとんどです。
しかし、その価格表示だけで費用の予算を立ててはいけません。
なぜなら、実際には、いわゆる手間賃が本体価格にプラスされるからです。
内訳は、
●本体
●工賃(人件費)
●解体・処分費
●オプション(別工賃・別材料費)
と少なくても上記の3つが含まれます。
玄関ドア本体の価格【差がでるポイント】
予算の中心は玄関ドア本体です。
玄関ドアは、前後に開閉する開き戸(ドア)と左右にスライドさせて開閉する引き戸と2種類です。また開き戸(ドア)でも片開きドアや、両開きドアをはじめ、いつくもの種類がありますし、引き戸においても、2枚・3枚・4枚と種類があり、価格の幅が広いです。
玄関の幅が広い、つまりドア本体の幅が広い分費用が高くなることが一般的ですが、ドアに備わる機能によっても価格が高くなりますので、一概に大きい玄関ドアだから高くなるというわけではありません。
なおドア本体の機能とは、断熱性能、防犯性能、採光・採風性能があります。
工賃【基本からオプションまで】
基本工賃とは、ドアを交換する工賃です。
現在主流となっている玄関ドアを交換する工法は、カバー工法と呼ばれる工法で、玄関そのものを壊して一から作り直す方法ではないため、1日もあれば、十分に玄関ドアの交換工事が終了します。この工事が基本工賃であることがほとんどです。
しかし、玄関の幅を変える場合など、工事が大掛かりなものである場合、基本工賃には該当せず、オプション扱いになり、価格が高くなるでしょう。
処分費
玄関ドアの取り替えですから、既存の玄関ドア本体や、作業中に出たゴミなどの処分が必要となり、処分費が求められます。
オプション
オプションといっても、玄関ドア本体にかかるオプションと、玄関ドアの取り替え工事以外の工事となるオプションが考えられます。
玄関ドア本体にかかるオプションとは、スマートキーなどの特殊な鍵にする場合や、網戸を取り付ける、ドアのガラスを複層ガラスや安全合わせガラスといった断熱性が高いガラスやガラスが壊れた際、ガラスが散りばらない効果があるガラスを選ぶ場合です。
また工事のオプションとは、玄関の幅(間口)を広げたり、バリアフリー化にしたり、玄関内に収納を取り付けたり工事を同時に行う場合が該当します。
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では次に、予算を抑える方法を考えてみましょう。
玄関の取り替え予算を抑える方法
玄関の取り替えには、必ずプロの手が必要です。
できるだけ最小限に抑えたいと考えるかと思います。そこで費用を極力抑えられる方法をお伝えします。
補助金
国や自治体がリフォーム代を補助してくれる制度があり、毎年予算に組み入れられています。
しかし、補助金制度はいつでも補助が可能ではありませんし、予算には上限があり、つまるところ、早いもの順で、申請が受理されていきます。
また自治体によっても、補助金制度が整えられている場合と、整えられていない場合があり、タイミングと地域が合えば可能となる費用の抑え方です。
工務店選び
工務店選びは、最も確実といえる方法です。
選び方として、どのようにして価格を抑えているかを見ることがポイントです。
玄関ドアを取り替える場合、玄関の幅にあった本体(ドア)を発注しなければいけません。なかなか本体価格を下げることが難しいのです。
ですが、各社の努力によって、本体価格をギリギリまで抑えている工務店がありますので、まずHPでどんな玄関ドアを取り扱っているのか、どんな価格で提供されているのか確認しましょう。
工賃については、人件費が主体です。工務店の方が作業を行うのか、提携先の方が作業を行うのかという違いがあります。数少ないですが、工務店の方が行う方が、紹介料のような余計な費用がかからないため、費用が抑えられるでしょう。
しかし見積書だけでは、分からないことですので、工務店の方に、だれが作業を行うのか事前に確認してもよいでしょう。
また近年ではあえて広告を出さないことで、広告費を削減し、商品の価格を抑えている工務店もあります。ただし、積極的にネットやSNSを活用していますので、工務店を探す場合に、活用してみてはいかがでしょうか。
オプション
費用を最低限に抑える方法は、余計なものをプラスしないことが、堅実的なやり方です。
しかし、スマートキーなどどうしても導入したい機能など妥協したくない部分も必ずあると思いますので、妥協する部分や妥協しない部分を区別していく必要があります。
本体<極力避けるべき方法>
玄関ドア本体を違うものに変えたり、デザインが同じようなもので性能が劣るものに変えたりすることで予算を抑えることは可能です。
しかし、本体の機能を下げて、本体を抑える方法はおすすめはできません。
特に断熱性能の有無に関しては、今後の生活で快適に過ごせるかどうか、重要な部分です。
玄関にいる時間が短いからといって、断熱にこだわってもと考えるかもしれませんが、家全体の開口部を断熱化することで、家全体の室内温度を一定に保ちやすく、電気代の削減にもつながりますし、健康を支えることにもつながります。
なお断熱性能の大切さについては、別のコラムでご確認ください。
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抑え方次第で玄関の取り替えは満足のいく結果にできる
玄関ドアの取り替えは、なかなか目が向けることはありませんが、ふとしたきっかけで、行うことになります。
玄関ドアを取り替えることは、確かに少し大きな額が必要となります。はじめに相場や予算の抑え方を知っておくことで、もっとこうしておけばよかったと後悔することがなく、よかったと満足のいく結果と快適な生活を送ることができるでしょう。
玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換を承っています。玄関ドアのことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
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玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。