2枚のガラスの間に中間層がある、ペアガラス。高い断熱効果があり、玄関ドアにも使用されています。そんなペアガラスが割れてしまった場合、割れたまま放置してしまうと安全面や防犯上良くないためすぐに交換する必要があります。しかし、そもそも交換できるものなのか、どのくらい費用がかかるのか、わからないことが多いと不安になりますよね。
そこで今回は、玄関ドアに使用されているペアガラスが割れてしまった時の対処法や交換にかかる費用相場、作業時間などをまとめました。
コラムのポイント
・玄関ドアのペアガラスは交換できますが、規格にあうペアガラスがない、特殊なデザインや大きさのため同じサイズをオーダーできない、といった場合、玄関ドアごと交換する必要があります。
・ペアガラス単体を交換するよりも、玄関ドアを丸ごと交換してしまう方がお得な理由をまとめました。
玄関ドアのペアガラスが割れてしまった時の応急処置
2枚以上のガラスを組み合わせてつくられている、ペアガラス(複層ガラス)。強度がありそうに感じますが、物をぶつけたり大きな衝撃が加わったりすると割れてしまいます。
割れたガラスをそのままにしておくと危険なので、ガラスの破片でケガをしないよう注意し、お子様やペットが近寄らないように気をつけながら応急処置を進めていきましょう。
- 1 必ず軍手をはめて作業をします。まずは大きな破片を回収していきましょう。
- 2 次に、小さな破片を回収します。
- 3 割れたガラス部分は段ボールで塞ぎます。
さらに割れてケガをする恐れもあるため、ある程度破片を回収するにとどめておき、あとは業者に任せるようにしましょう。
割れた玄関ドアのペアガラスは交換できる?
玄関ドアに使用されているペアガラスは交換できるのでしょうか。
交換できるケース
ペアガラスを使用している場合、割れたガラスを新しいものに交換します。玄関ドアの規格ごとに大きさが異なるため、
- 規格に合わせて発注する
- 同じサイズをオーダーする
ということになります。ここで、新しいガラスを発注できれば交換可能です。
発注したものを取り寄せるまでに時間がかかるため、交換するまでに数日かかる可能性があります。また、2枚のうち1枚のガラスだけ割れていたとしても、2枚とも交換しなければならないため注意しましょう。
玄関ドアごと交換するケースも
規格にあうペアガラスがない、特殊なデザインや大きさのため同じサイズをオーダーできない、といった場合、玄関ドアごと交換する必要があります。
また、老朽化が進んでいたり鍵やドアの開閉に不具合が出てきていたりする場合も、ガラス単体を交換するのではなく玄関ドアごと交換した方が良いでしょう。
新しい玄関ドアに交換することで、当初想定していた以上に費用がかかる可能性があります。しかし古い玄関ドアを使い続けるよりも、機能性が優れている新しいドアを使う方が後々かかってくる費用をおさえることができます。本格的な修理が必要になる前に交換しておけば、後々の手間も省くことができるでしょう。
いずれにしろ判断は難しいため、対応してもらう業者にしっかり相談しながらどうするのかを決めていきましょう。
※なお、玄関ドアマイスターでは、ガラスの交換工事はお請けできません。ドア全体の交換工事のみお請けできますのでご了承ください。
割れた玄関ドアのペアガラス交換にかかる費用相場
次に、ペアガラスの交換にかかる費用相場をご紹介します。
ガラス部分が90×180と想定した場合、ペアガラスと修理にかかる費用は約3〜6万円です。この費用はあくまで相場であり、ガラスの大きさや選ぶ種類によって最終的にかかる費用は変わってきます。
詳しい費用は、ガラス交換に対応している業者に見積もりを依頼して確認するようにしましょう。
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玄関ドアを丸ごと交換した方がお得な理由6つ
玄関ドアが新しくなれば、雰囲気がガラッと変わります。築年数が経っておりダメージなど気になる場合は、ペアガラス単体を交換するよりも玄関ドアを丸ごと交換してしまう方がお得です。
お得な理由⒈ 断熱性が上がって快適な室温をキープ
断熱性の高い玄関ドアなら、玄関から入ってくる夏の暑さや冬の冷気をシャットアウトできます。
玄関ドアや窓から出入りする熱の量はかなり多くの割合を占めており、夏は約74%の熱が流入、冬は約52%の熱が流出するといわれています。
玄関からの熱の出入りを防ぐことで、冷暖房が効いた部屋と廊下やトイレ、お風呂との温度差をおさえることができます。急激な温度変化が起こらないため、ヒートショック予防にも役立ちます。
ヒートショックとは……
家の中での急激な温度変化によって、血圧の乱高下や脈拍の変動を引き起こす現象のこと。脳に十分な血液が送られなくなることで、頭痛や嘔吐、胸や背中の痛み、場合によっては脳卒中などの症状がみられることもあります。
お得な理由⒉ 電気代をおさえてエコな暮らし
断熱性が低いと冷暖房効率が下がるため、どんなに稼働させても「部屋が涼しくならない」「暖めてもすぐに寒くなってしまう」ということが起こります。その結果、電気代が高くなってしまう……ということに。
玄関の断熱性が上がれば、室温を一定に保つことができます。家全体の断熱性をあげた方が効果的ですが、玄関ドアだけでも変化があります。結果、今までよりも冷暖房費をおさえることができるでしょう。
お得な理由⒊ ジメジメした玄関にさようなら
最近の玄関ドアは鍵をかけたまま換気ができるタイプのものもあり、湿気がこもるのを防ぎます。靴箱の中や下などどうしても湿気がたまりやすくなる場所ですが、玄関ドアが風の通り道をつくるため、快適な環境をキープできます。
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お得な理由⒋ 最新の鍵で開け閉め楽々
リモコンやカードキー、スマートフォンなど、お一人おひとりに合わせて鍵やカードキーなど選ぶことができます。鍵を持たなくても施錠や解錠できるシステムを使えば、たくさんの荷物を持っていても開け閉め楽々。
ストレスなく出入りできるようになることで、日常のちょっとしたストレスも溜め込むことなく快適に過ごせます。
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お得な理由⒌ 鍵のかけ忘れ防止で防犯性アップ
最新の玄関には、オートロック機能が搭載されています。
家を出て数分後に「あれ?鍵かけたっけ?」と慌てて戻る必要もありません。防犯性も高まるため不審者に狙われにくく、安心安全な暮らしが実現します。
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お得な理由⒍ 補助金を活用してコストダウン
断熱性を上げるために玄関ドアを交換する場合、補助金を活用できるケースがあります。例えば、東京都民の方であれば対象経費の1/3、最大16万円を受け取ることができます。
お住まいの地域や時期によって公募内容は異なるため、地方自治体の公式サイトや玄関ドアの交換を依頼する業者に確認してみましょう。
玄関ドアの交換は玄関マイスターへ
丈夫そうなペアガラスですが、割れてしまうことは珍しくありません。怪我に気を付けてガラスを片付け、その後は信頼できる業者に依頼しましょう。
ガラスを交換するだけでなく、新しい玄関ドアに交換することで暮らしの快適さがアップします。選ぶドアの種類やお住まいの場所によっては補助金を活用できるケースもあるため、詳しいことは相談しながら交換作業を進めていきましょう。
玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換を承っています。玄関ドアの交換をしたいとお考えの方や玄関のリフォームでお悩みの方など、玄関ドアのことならお気軽に何でもご相談ください。玄関ドアマイスターがお客様に最適な玄関ドアをご提案させていただきます。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。