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すぐに解決したい場合の玄関入ってすぐのキッチン寒さ対策
玄関ドアの隙間に隙間テープを貼る
玄関入ってすぐのキッチンが寒いという悩みは多く聞かれます。カーテンを吊り下げてみたけれど効果がなかった、プチプチも張ってみたがまだ寒いとなると、どうしたら良いのかわからなくなってしまうと思います。
効果がなかったという方は、カーテンやプチプチの効果を上げる為には、隙間テープと併せて対策すると、効果が上がります。
とにかくすぐに何とかしたいという場合の寒さ対策には玄関からの冷気を遮断する方法を試してみましょう。
玄関ドアから冷気が入ってくる原因のひとつは、玄関ドアと玄関ドアの枠の間に生じている隙間です。
このような場合、玄関ドアの枠の下部に防水タイプの隙間テープを貼って隙間からの冷気の侵入を防ぎます。ただ、玄関ドアの開閉ができなくなる恐れがあるので、隙間に合わせた厚みのテープを使うことが大切です。
隙間テープによって隙間がなくなることで冷気の侵入は抑えられるのですが、通気もできなくなる為、室内側と室内側の温度差が大きくなるにつれて結露が発生する確率が高くなってしまいます。結露が発生すると、防水タイプであってもテープの劣化も早まってしまいます。
また、テープを貼ると下部とは言っても見栄えが悪くなる恐れがあるので、玄関ドアや枠の色に近い色のテープを選びましょう。
ポスト付きの玄関ではポストからの冷気が侵入してきます。ポストとしての役割は果たせなくなりますが、ポストの室内側にガムテープやプチプチシートを貼りつけると冷気の侵入を防げます。
断熱シートを玄関ドアに貼る
玄関からの冷気や熱が出入りする場所は、隙間だけではなく玄関ドア本体でもあります。玄関ドアが冬は冷たくなり玄関内を寒くすると共に、室内の熱がドア本体を通って逃げていきます。
このような状況は、見栄えが悪くなってしまいますが、玄関ドアの内側に断熱シートを貼ることで多少は改善できます。
玄関ドアの前にカーテンを吊る
カーテンはつけたけれど効果はなかったというケースでは、カーテンの長さが床までしかなかったという原因が考えられます。
床ギリギリではなく、床の上にも少し被るくらいの長さにすると、冷気の遮断に役立ちます。
玄関ドアよりも幅の広いカーテンを玄関ドアの前に吊り下げると、玄関ドアの面からの熱の出入りも隙間からの冷気の侵入も併せて防げます。
ただ、玄関の形状によってはカーテンレールがつけられないことがあり、その場合にはツッパリ棒を使うことになり、開閉しにくい状態になってしまいます。
カーテンの吊るし方にもよりますが、断熱シートほどではないにしても、見栄えのスッキリした玄関ではなくなってしまいます。
玄関 入ってすぐのキッチンの寒さを根本的に解決する断熱玄関ドア
隙間からもドア本体からも冷気を侵入させず、暖房の熱も逃がさなければ、キッチンの寒さは解決します。その為に最も効率の良い方法は、玄関ドアを断熱機能のある玄関ドアに交換する事です。
玄関ドアには断熱できる玄関ドアと断熱できない玄関ドアがあります。断熱できる玄関ドアは樹脂が使われた玄関ドアと木製ドア、断熱できない玄関ドアはアルミ玄関ドアです。
築十年以上の住宅にはほとんどアルミ玄関ドアが取り付けられていて、玄関が寒いのはもちろん、キッチンやリビングの暖房効率が悪いという悩みを抱えています。
また、木製玄関ドアは高い断熱性を備えているのですが、経年で木材が歪んだり収縮したりするため、隙間が発生して熱の出入りを防げなくなり、アルミ玄関ドアの家と同じような状況になってしまうことが多いです。
これは、玄関入ってすぐキッチンという間取りの家だけではなく、玄関ホールや廊下のある間取りの住宅でも起こる問題で、玄関からの冷気でキッチンが寒くなります。
室内ドアには通気の為に下部や上部に薄く隙間がつくられていますが、上部の隙間からは熱が逃げ、下部の隙間からは冷気が侵入してしまうからです。
賃貸住宅では退去する日が来るため、カーテンや隙間テープなど、とりあえずの応急処置で寒さを和らげる方法でも良いと思います。
一方、戸建て住宅の場合、これからも長年暮らしていくことを考えると、隙間テープを購入したりカーテンを吊り下げたりする寒さ対策を毎年ごとに繰り返すことは効率が良くありません。加えて、来客時の見栄えの悪さも気になります。
見栄えが悪くなるどころか、現在よりもおしゃれな雰囲気になると共に、毎年ごとにやり直す必要がない寒さ対策が、断熱玄関ドアへの交換です。玄関ドアで断熱ができれば、効率良くキッチンも玄関も暖かくできます。
断熱ドアに交換すると、玄関ドア本体からの熱の出入りが防げるようになることに加え、交換工事をする際に隙間もなくなる為、面からも隙間からも冷気の侵入と暖かさの流出がなくなります。
キッチンと玄関ドアが近いと発生しやすい結露
キッチンから近い玄関ドアには、寒さの他に結露が発生しやすいという問題もあります。キッチンでの調理で生まれた水蒸気が空気の流れと共に、暖かいキッチンから冷えている玄関へと移動していくからです。
この問題も断熱玄関ドアであれば、外気温が玄関ドアの内側に伝わりにくいので改善されます。
玄関入ってすぐのキッチンが寒い場合は窓の見直しも必要
玄関やキッチンに単板ガラスとアルミサッシの窓がある場合、玄関やキッチンの寒さは倍増しています。アルミ玄関ドアと同じように単板ガラスとアルミサッシの窓も、冷気を侵入させ、暖かさを逃がすからです。
その為、最悪の場合玄関ドアを断熱化しても、寒さ対策として十分な効果が上がらない恐れがあります。
玄関とキッチンの寒さ対策として理想的な方法は、玄関ドアを交換する際に同時に窓も断熱化するという方法です。
窓の断熱リフォームの方法
窓を断熱する方法には、内窓設置と外窓交換があります。内窓設置とは、今ある窓はそのまま残し、室内側に新しい窓を取り付けて二重窓にするリフォームです。外窓交換より費用を抑えることができ、防音効果も得られるというメリットがあります。
ただ、現在の窓の老朽化が進んでいて、隙間風が多かったり窓枠に腐朽があったりした場合には、内窓を設けても十分な断熱効果を得られない恐れがあります。
外窓交換は今ある窓枠は残し、サッシごと新しい窓に交換するリフォームです。サッシの経年劣化が進んでる場合でも、外窓交換ならカバー工法で新しい窓枠を被せるので、十分に断熱効果を得られます。
副効果の違いはありますが、どちらも熱の出入りを抑えるので、玄関ドアの断熱化と組み合わせると、玄関とキッチンの冷暖房の効率が向上し寒さが改善します。
窓のリフォームと組み合わせると補助金を利用できる
現在実施されている省エネを支援する国の補助金「先進的窓リノベ2024事業」は、断熱窓への改修によって省エネ住宅を増やすことを目的としています。ただ、窓のリフォームと組み合わせた場合には、玄関ドア交換も補助金の対象になるので、玄関入ってすぐの寒いキッチンの寒さ対策に役立てることができます。
特に外窓交換に関しては、現在の窓の状況に関わらず高い断熱効果が得られるため、今年度は他の窓リフォームより補助率が上がりました。
窓の断熱リフォームの補助金情報はこちらから詳しくご覧いただけます。⇓
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