玄関ドアの劣化・ガラス部分の破損などで交換の必要性を感じ、「費用はいくら?」「どんな玄関ドアに交換できるの?」などの疑問をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
玄関ドアを交換するリフォーム費用は、工法などによって大きく変動します。
また玄関ドアは開閉方法の種類・性能などの選択肢が多いので、リフォームプランを組み立てるのが意外と難しいですよね。
そこで今回は、東京都・茨城県・千葉県・埼玉県・栃木県・神奈川県で数多くの玄関ドア交換リフォームを手掛けてきた『玄関ドアマイスター』が、玄関ドアの交換リフォームをスムーズに実施する方法を紹介します。
おしゃれで使い勝手の良い玄関ドアに交換すると、ご自宅での暮らしをリフレッシュできます。ぜひ最後までごらんください。
【目次】
1.玄関ドアを交換する工法は2種類|費用も紹介
1-1.玄関ドアを交換する工法と費用
1-2.玄関ドアの交換費用を抑える方法
1-3.玄関ドアの交換に活用できる補助金
2.玄関ドアの種類一覧|おしゃれで便利な玄関ドアに交換
3.玄関ドアの最新性能|断熱性・防犯性が高い玄関ドアに交換
4.補助金を活用して玄関ドアの交換リフォームをした事例
5.玄関ドアの交換リフォームを依頼する施工業者の選び方
6.玄関ドアの交換リフォームQ&A
6-1.Q.玄関ドアの交換は何年に一度?
6-2.Q.玄関ドアのガラスだけ交換は可能?
6-3.Q.玄関ドアはDIYで交換できる?
7.まとめ
玄関ドアを交換する工法は2種類|費用・補助金も紹介
玄関ドアの交換リフォームは、予算に応じて工法・ドアの種類・性能の順番に考えると、スムーズにプランを組み立てられます。
はじめに、「玄関ドアを交換する工法と費用」「玄関ドア交換リフォームの費用を抑える方法」を確認しましょう。
玄関ドアを交換する工法と費用
玄関ドアの交換リフォームには2つの工法があり、どちらを選ぶかで費用が大きく変わります。
工法 | 費用相場 |
---|---|
カバー工法 | 20〜50万円 |
はつり工法 | 100万円〜 |
「カバー工法」とは、既存の玄関ドア枠の内側に、新しい枠を取り付けて玄関ドアを交換する工法です。
玄関ドアサイズの変更が必要ない場合に、費用を抑えて短い工期(半日〜1日)で玄関ドアを交換できるため、多くのご家庭に選ばれています。
「はつり工法」とは、玄関ドアの枠ごと交換する工法です。
カバー工法よりも高額な理由は、外壁の一部解体・玄関内装の改修を伴うリフォームとなるためです。
リフォームの自由度(玄関ドアの大幅なサイズ変更・位置変更など)や高いデザイン性を求めるご家庭に選ばれています。
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玄関ドアの交換費用を抑える方法
費用を抑えて玄関ドアの交換をしたい場合には、カバー工法を選択するほか、以下のポイントも検討するのがおすすめです。
- 2〜3社に見積もり作成を依頼して比較
- 補助金を活用
玄関ドア交換リフォームの見積もり作成を2〜3社に依頼すると、「施工項目ごとの費用の違い」「玄関ドアの選択肢」などを比較でき、「見積もり額が適正かどうか」も判断しやすくなります。
また、補助金はリフォーム費用の一部を国や自治体が負担してくれる制度なので、リフォーム時点で活用できる補助金があるかどうかを確認しましょう。
次に、現在(2024年時点)実施されている補助金の中から玄関ドアの交換リフォームに活用できる補助金を紹介するので、参考にしてください。
玄関ドアの交換に活用できる補助金
補助金制度は、国・自治体がそれぞれ実施しています。
国が実施していて、玄関ドアの交換のみに活用できる補助金制度は以下のとおりです。
名称 | 概要 |
---|---|
子育てエコホーム支援事業 | ・対象:断熱性向上・防犯性向上などを目的とする玄関ドア交換
・補助額:上限20万円 ・補助対象製品が決まっている ・施工業者を通じて申請が必要 |
介護保険制度における住宅改修制度 | ・介護を目的とする玄関ドア交換
・補助額:上限20万円×7割〜9割(介護保険の利用負担割合による) ・ケアマネージャー、お住いの自治体に事前相談が必要 |
※2024年時点で実施されている補助金制度です。実施状況は変動するため、玄関ドアの交換リフォームをする時点の最新情報をご確認ください。また、上記で紹介した他にも詳細な申請条件等があります。
上記は玄関ドアの交換リフォームのみに活用できる補助金ですが、ほかのリフォームと玄関ドアの交換リフォームを合わせて実施する場合は、さらに補助金活用の選択肢が広がります。
【例:先進的窓リノベ2024事業】
- 対象:断熱性向上を目的とした「窓の交換」「玄関ドアの交換」を一緒に実施
- 補助額:下限5万円〜上限200万
- 補助対象製品が決まっている
- 施工業者を通じて申請が必要
※上記は主な概要で、他にも詳細な申請条件等があります。
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以下で玄関ドアの交換リフォームに活用できる補助金の詳細を確認できます。
また、自治体は独自に補助金制度を実施しているため、玄関ドアの交換リフォームを検討する際には、お住いの自治体がどのような補助金を実施しているのかを調べましょう。
【例:東京都】
高断熱の玄関ドア(補助対象製品が決まっている)への交換リフォームに対して、上限16万円を補助
予算を明確に決めると、上記で紹介した玄関ドアを交換する工法をスムーズに選択できます。
また費用の調整が必要な場合は「複数社に見積もり作成を依頼する」「補助金活用を検討する」という方法で費用を抑えられる可能性があるため、参考にしていただけると幸いです。
玄関ドアマイスターは、補助金支給額を値引きして請求額を提示している玄関ドア交換リフォームの専門業者です。
補助金を活用した玄関ドア交換リフォームをご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。
玄関ドアの種類一覧|おしゃれで便利な玄関ドアに交換
玄関ドアを交換する工法と費用面の調整を実施したら、次に具体的に「どの玄関ドア製品に交換するか」を検討しましょう。
玄関ドアにはさまざまな開閉方法があるので、ご家族が希望する開閉方法をピックアップしてから製品カタログを見ると、交換する玄関ドアを選びやすくなります。
玄関ドアの開閉方法の主な種類を一覧表にまとめたので、ぜひごらんください。
玄関ドアの種類 | 開閉方法 |
---|---|
左右に開閉 | |
引違い戸 |
2枚のドアそれぞれを左右に開閉できる |
引き分け戸 |
右側のドアは右だけ、左側のドアは左だけに開閉できる |
前後に開閉 | |
片開きドア |
1枚のドアを前後に開閉できる |
親子ドア |
大きさが違う2枚のドアをそれぞれ前後に開閉できる |
両開きドア |
大きさが同じ2枚のドアをそれぞれ前後に開閉できる |
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上記では開閉方法のみを紹介しましたが、玄関ドアの製品カタログには以下のような種類の玄関ドアも掲載されています。
- ランマあり:玄関ドアの上に、採光用の開閉できないガラスがはめ込まれている
- 片袖(片袖FIX)・両袖(両袖FIX):玄関の片側・両側に、採光用の開閉できないガラスがはめ込まれている
開閉方法は同じでもデザインによって玄関ドア本体の価格が違うため、予算を意識しながら検討しましょう。
以下のページで、玄関ドアの開閉方法などを選択して簡単に見積もりシミュレーションをできます。ぜひお試しください。
玄関ドアの最新性能|断熱性・防犯性が高い玄関ドアに交換
交換する玄関ドアを決めたら、性能面にも注目しましょう。
玄関ドアの最新性能を紹介するので、ご家族が優先して取り入れたい機能をピックアップしてみてください。
性能 | 効果 |
---|---|
断熱性 | 断熱性が高い構造の玄関ドアで、玄関ホールの冬の寒さ・夏の暑さがやわらぐ |
防犯性 | 不正解錠防止機能・防犯ガラスなどで、玄関ドアからの侵入を防ぐ |
防音性 | 密閉性が高く防音性能を備えた玄関ドアで、室内からの音漏れ・屋外からの音の侵入を防ぐ |
防火性 | 網入りガラス、遮炎性能などを備えた玄関ドアで、火災時の避難経路を確保できる |
利便性が高い鍵 | シリンダーキーが必要ない鍵で玄関ドアをスムーズに施錠・解錠できる ・顔認証 ・カードキー ・スマホで操作可能 など |
玄関ドアの交換を検討する際には、紹介してきた「工法」「玄関ドアの種類」「性能」を組み合わせたうえで好みのデザインを選ぶと、リフォームプランがスムーズにまとまります。
次に、玄関ドアの交換リフォームを実施した事例(補助金を活用した事例)を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
補助金を活用して玄関ドアの交換リフォームをした事例
こちらは、「玄関ドアの交換」「内窓設置」を同時に実施した事例です。
玄関ドア交換のみの費用は375,000円の見積もりでしたが、リフォームプランに内窓設置を加えて補助金申請条件を満たし、最終的なリフォーム費用総額は【玄関ドア交換+内窓設置(1箇所)=339,000円】となりました。
玄関ドアマイスターには、ほかにも補助金を活用してお得に玄関ドアの交換リフォームを実施した事例がたくさんあります。ぜひごらんください。
こちらの動画で、玄関ドアの交換リフォームに補助金を活用するポイントを確認できます。
玄関ドアの交換リフォームを依頼する施工業者の選び方
ここまで玄関ドアの交換リフォームをスムーズに進める方法を確認してきましたが、補助金など日常生活では触れない制度まで視野を広げて検討する必要があるため、「信頼できる施工業者にサポートしてほしい」と感じた方も多いのではないでしょうか。
施工業者選びは玄関ドアの交換リフォームの完成度・満足度を大きく左右するため、ぜひ以下のポイントを参考にして下さい。
- 玄関ドア交換リフォームの実績は豊富か
- 口コミ
- アフターフォロー・保証体制
以下のような業者に玄関ドアの交換リフォームを依頼できるため、前述したとおり2〜3社と実際に打ち合わせをして見積もり作成を依頼しましょう。
- 玄関ドアリフォームの専門業者
- ホームセンター
- リフォーム全般を取り扱っている業者
- 工務店
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玄関ドアの交換リフォームを依頼できる施工業者をお探しの方は、玄関ドアマイスターにお問い合わせください。
玄関ドアマイスターは、玄関ドア交換・窓リフォームの専門業者です。
玄関ドアの交換リフォームQ&A
最後に、玄関ドアマイスターが玄関ドア交換リフォームを検討中のお客様からよくいただく質問・回答をまとめて紹介します。
Q.玄関ドアの交換は何年に一度?
玄関ドアの交換は、15年〜30年に一度が目安です。
玄関ドアを交換するべきタイミングは、素材・使用状況・ご自宅の周辺環境などによって変わります。
玄関ドアが劣化すると本来の断熱性・防犯性などを発揮しなくなるケースもあるため、交換するべきか迷う場合には施工業者に現地調査を依頼して現状を把握しましょう。
Q.玄関ドアのガラスだけの交換は可能?
A.玄関ドアのガラスだけの交換は可能です。費用相場は2〜5万円ほどです。
ただし、玄関ドアの製造が終了していてガラスのような部品交換ができないケースがあるため、まずは施工業者に問い合わせをしましょう。
また「老朽化したドアの場合」「ガラス破損時にドア内部も破損している場合」などは、後から別の不具合に気づくことがあります。
そのため、玄関ドア自体の交換が必要かどうかも検討するのがおすすめです。
前述したとおり、補助金を活用してお得に断熱性の高い玄関ドアへと交換できる可能性があるため、ぜひ玄関ドアの使用年数・ガラス破損の状況などを総合的に考慮して、対応を検討してください。
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Q.玄関ドアはDIYで交換できる?
A.玄関ドアをDIYで交換するのは、おすすめできません。
玄関ドアを交換する際には、既存の玄関ドア・枠の状態を把握し、必要な調整を加えながら作業を進めます。
DIYでは正確な施工が難しいため、既存の玄関ドア枠を残して新しい玄関ドアに交換するカバー工法であっても、おすすめできません。
また施工不良で「玄関ドアが開閉しづらい」「鍵が閉まらない」などの不具合が発生しても保証を受けられない点も念頭に置いて、プロに依頼orDIYを検討していただけると幸いです。
こちらの動画で、玄関ドアマイスターがカバー工法で玄関ドア交換をする流れを紹介しています。ぜひごらんください。
まとめ
玄関ドアの交換について、スムーズにプランを組み立てて、満足度の高いリフォームを成功させる方法を紹介してきました。
玄関ドアの交換リフォームを実施する際には工法、ドアの種類、性能などさまざまな選択をする必要がありますが、今回紹介した情報を参考にして検討していただけると幸いです。
家族が新たな気持ちで使える、便利でおしゃれな玄関を完成させましょう。