窓ガラスの目隠しを施す方法をご紹介します。窓ガラスに目隠しを施すためには窓そのものを交換する本格的な方法やシートを張り付けるだけの簡単な方法などがあります。是非参考にしてみて下さい。
窓ガラスに目隠しを付けたい場所
窓ガラスを通して入って来る人の視線が気になったことはありますか?窓ガラスを無防備にしていると外部の人間から中を覗かれる恐れがあります。1階の窓ならばちょっと近づくだけで覗けてしまいますし、2階以上の窓だって遠くや高い位置からでは覗くことが出来てしまいます。
また室内にも窓ガラスに目隠しを施したいと思っている人はいます。例えば脱衣所や寝室などのプライバシーを守りたい場所や、中身を見られたくない棚のガラス部分に目隠しを施す場合もあります。今回ご紹介する方法であれば外と繋がっている窓ガラスだけでなく室内の窓ガラスにも目隠しを施すことが出来ます。
カーテン
最もメジャーな窓の目隠しはカーテンです。外部に面しているほとんどの窓にはカーテンが設置されているので簡単に視界を遮ることが出来ます。しかもカーテンはホームセンターなどで様々なサイズ・絵柄の商品が販売されているので窓ガラスの大きさや自分の好みに合わせたカーテンを選ぶことが出来ます。
しかしカーテンの場合外の視界だけでなく日光も完全に遮ってしまいますので、カーテンを閉めた時に閉鎖的な雰囲気が出てしまいます。
窓を交換する
窓に目隠しを施す方法はオプションを取り付けるだけでなく窓そのものを交換する方法もあります。現在はホームセンターや窓のリフォームを取り扱っている工務店で視界を遮ることの出来る特殊加工された窓ガラスが多数販売されています。
すりガラス
すりガラスは片面に凹凸が付いていて、透明度が下がるので半透明な状態になり視界を遮ることが出来ます。すりガラスはプライバシー保護を目的とした窓のリフォームの際によく使用されます。しかしすりガラスは汚れに弱いのでうっかり手で触ってしまうと手垢が付いてしまう事もあります。
フロストガラス
フロストガラスはすりガラスを似た様な構造の半透明なガラスですが、すりガラスと違い表面が汚れにくい様に加工されています。そのため外に面している窓ガラスのリフォームとしてとても人気があります。
型板ガラス
型板ガラスもすりガラスやフロストガラスと同様に凹凸が付いています。それに加えて型板ガラスは模様が施されているのでデザイン性に優れています。そのため型板ガラスはおしゃれを楽しみたいリビングや子供部屋に向いています。
これらの半透明のガラスは外部からの視界を遮るだけでなく、直射日光を避ける事も出来るので間接照明の様な優しい光を取り入れることが出来ます。ガラスを交換する場合の費用はリフォーム会社や商品の種類によって異なりますが、大体1枚2万円前後が相場となっています。
ガラスシート
ガラスシートは断熱性能に優れている物や災害時の対策としての効果もありますが、半透明なガラスシートを貼り付ければ外部の視線を遮ることも出来ます。ガラスシートはホームセンターで販売されている物が主流となっていますが、最近では100円ショップでも様々なタイプのガラスシートが販売されています。
最近はおしゃれな絵柄のガラスシートがたくさん販売されているのでリビングや寝室だけでなく子供部屋にも向いています。またガラスシートはUVカットなどの機能も付いていますのでプライバシーだけでなく家具の日焼けも守ることが出来ます。
ガラスシートはホームセンターや100円ショップで販売されている貼って剥がせるタイプならば簡単に取り付けることが出来ます。基本的な行程は「ガラスの表面を拭いて綺麗にする」→「霧吹きで水をガラスの表面にかける」→「空気が残らないようにガラスシートを貼る」となります。それ以外にも側面を両面テープで貼り付けるだけのさらに簡単なタイプのガラスシートもあります。
ガラスシートは安価で手に入り設置も簡単ですが、その反面質の悪い製品だとスグに剥がれてしまう事があります。その際は貼り直せば問題無いですが何度も貼って剥がす動作を繰り返していると粘着力が弱まって、次第に張り付かなくなってしまいます。
ブラインド
ブラインドはオフィスの窓ガラスに取り付けてあることがよくありますが、最近では自宅の窓にブラインドを設置することも出来ます。ブラインドは横のつまみで操作するだけで簡単に視界を遮断したり解放したりすることが出来ます。
またブラインドの場合完全に遮断・解放するだけでなく羽根の角度を微調整することも出来ます。昼間は日光が天井に向かって差し込むようにすれば視界を遮断しながら間接的に日光を部屋に取り入れることも出来ます。夜間はブラインドの羽根を完全に閉じることで外部の視界を遮ると共に照明の光を反射させて部屋の明るさを更に上げることも出来ます。
さらにブラインドの多くはアルミ製なので浴室に設置して濡れても問題無いですし、汚れても水拭きするだけで汚れが落ちるのでお手入れも簡単です。
ブラインドの価格は数千円~数万円と商品によってかなり差が出ます。取り付けに関してはホームセンターで販売されているセット一式を買えば自分でも取り付けできますが、業者に依頼すればより正確に取り付けてもらえます。その場合ブラインドの費用以外に工事費もかかります。
まとめ
今回ご紹介したように窓ガラスに目隠しを施す方法はたくさんあります。この中で最も安価で簡単に目隠しを施す方法はガラスシートを貼り付ける方法ですが、すりガラスやブラインドの方が完全に視界を遮ることも出来ます。100円ショップのガラスシートならば貼り付けに失敗しても100円損するだけなので試してみても良いのではないでしょうか。