風通しを良くする為には、向き合った壁に窓があると良いと聞きますが、窓の位置は替えられませんよね?
窓を小さくしたり、塞いだりはできますが、新しい窓を作るのは、大掛かりな工事になるので、お勧めできません。壁を壊さなくてはなりませんからね。
家の窓は、向き合っていないのです。隣り合った面についているので、風通しが良くないのです。家の中の換気が十分にできません。
それなら、窓の開閉方法を替える窓のリフォームという手があります。
窓の開閉方法には、横に滑らせて開け閉めする引き違い窓と、上下に滑らせて開け閉めする上げ下げ窓、前後に開け閉めするすべり出し窓があります。
一般的に多く使われている引き違い窓は、上げ下げ窓や、すべり出し窓より、採光量が多いという良い面がありますが、採風に関しては、あまり得意ではありません。向き合った窓がないと、風が通りぬけにくいのです。
風を採りこむ開閉方法の窓は、ウインドキャッチ連窓と、縦すべり出し窓です。ウインドキャッチ連窓とは、FIX窓の両側に、縦すべり出し窓を組み合わせた窓です。FIX窓は、開閉できない窓、縦すべり出し窓は、縦を軸にして、外側に開く窓です。
今の窓の大きさに合わせて、ウインドキャッチ連窓に替えることも、単体の縦すべり出し窓に替えることもできます。縦すべり出し窓は、外側に開いた窓ガラスに、風がぶつかって、家の中に入ってくる窓です。その窓を、両側につけて、それぞれFIX窓側を軸にして、外側に開くので、単体の縦すべり出し窓より、さらに、たくさんの風を採りこめます。
今ある窓が引き違い窓で、風通しが悪いと感じている場合、ウインドキャッチ連窓や、単体の縦すべり出し窓に交換すると、向かい合った位置に窓がなくても、風を採りこめます。
窓からの換気で室内を涼しくする
夏の朝や夕方、窓からの涼風が入ってくると、気持ちが良いものです。窓から涼しさを採り込めれば、エアコンの稼働時間を短くできます。24時間換気の家でも、それだけでは十分に室内の換気ができません。窓を開けて、外の空気を家の中に採りこめる環境にすると、快適なだけではなく、電気代の節約もできます。
ただ、窓を開けるだけでは、日差しを遮れません。窓の外に、すだれやオーニングがあると、日差しを遮れます。また、グリーンカーテンを作ると、より風が涼しくなります。4月に種まき、5月に植え付けをするので、暑くなり始める前に、準備します。ゴーヤやキュウリなどの夏野菜でグリーンカーテンを作ると、食材になります。朝顔やツンベルギアで、グリーンカーテンを作ると、花が楽しめます。
ニオイと結露をなくす窓から換気の働き
24時間換気をしていても、家の中の臭いが完璧に外に出ていくわけではありません。窓からの換気も大切です。換気扇+窓開けで、調理のニオイは、ほとんど外に逃がせます。
家の中には、調理のニオイだけではなく、人間の汗、ペットのトイレなど、様々なニオイの元があります。それらのニオイの元と、空気中のホコリや雑菌が混ざって、家のニオイになってしまいます。そのニオイを、外に出さずに、ルームフレグランスを使って、無くそうとすれば、さらに嫌な臭いになってしまいます。
また、換気扇+窓開けは、家の中の湿度を低くします。湿度が高いと、ニオイの元に、より雑菌が混ざりやすくなり、カビを発生させます。カビが発生すると、ダニも発生します。カビやダニは、家族の健康に悪影響を与えます。
特に冬は、窓を開けると寒いし、暖房の熱が逃げてしまうと思い、窓を開ける回数が減ります。でも、窓を開けると、換気ができるので、室内の空気がきれいになるだけではなく、結露も防げます。ニオイのこもらない家にし、家族の健康を守るためには、窓からの換気が大切です。
窓の断熱をすると、さらに効果が上がる
窓からの涼風だけでは、日中は過ごせません。断熱窓にすると、エアコンの設定温度を低くしなくても、涼しくできます。
それはいいですね。省エネのために、28℃に設定すると、部屋の中が、暑くて暑くて…。
28℃という温度の目安は、設定温度ではなく、室温の目安なのです。断熱性が低い部屋では、もう少し低く設定しないと、室温は28℃にならないかもしれないですね。
なるほど!東北の地震以来、省エネ、省エネと思って、ずっと我慢していました。もう少し低く設定しても、良かったかもしれません。
冬の寒さが窓から入ってくるように、夏の暑さも窓から入ってきます。その為、熱を伝えにくい断熱窓に替えると、エアコンの効きが良くなります。
それから、夜中に暑くて、目が覚めてしまうこともあるのですが…。
その悩みも、断熱窓で解決できますよ。
窓を閉めて、エアコンのタイマーをかけて就寝すると、夜中に、暑さで目が覚めてしまうことはありませんか?とは言っても、窓を開けっぱなしで寝るのは不用心です。ですが、エアコンをかけっぱなしにして寝るのは、身体に悪そうだと感じる人も多いでしょう。
もし、日中に、部屋の温度が上がり過ぎていなければ、夜中に暑くて目が覚めるというような状況は、なくなります。日中、窓から入ってきた熱で、室内の温度が上がっていると、壁や床も暖まっています。そして、夜間、外気温が下がっても、壁や床は、昼間の熱を保温してます。
この働きは、冬には、暖房の熱を逃がさないという、ありがたい働きです。しかし、夏には、壁や床は、昼間の熱の流入は妨げるものの、夜間、家の中の熱も、家の中にとどめてしまうのです。その為、日中、窓からの熱の流入が抑えられれば、壁や床が暖まることもなく、夜間は涼しく過ごせるようになります。
また、断熱窓には、日差しや、紫外線をカットする効果のある複層ガラスを使ったタイプもあります。紫外線をカットする効果のある複層ガラスとは、Low-E複層ガラス(遮熱タイプ)です。
2枚のガラスの室外側に、Low-E金属膜がコーテイングされている複層ガラスです。Low-E金属膜には、赤外線を反射する働きがあります。その為、窓を太陽の直射熱が、窓を通り抜けない窓にします。
遮熱タイプの複層ガラスを使った断熱窓にすると、窓を閉めて、エアコンをつける際に、設定温度を低くせずに、室温28℃を維持できます。
風通しの良い窓に替えて、その窓ガラスに遮熱タイプの複層ガラスを使うと、良さそうですね。
そう思います。快適な夏だけではなく、冬も暖かく過ごせますよ。
風通しの良い窓にするリフォームの方法を教えてください。
風通しが良く、日差しを遮る窓に交換するリフォームの方法
窓の交換は、カバー工法という今ある窓に、新しい窓をつける方法でします。窓の交換では、窓のサイズ、開閉方法、ガラスの種類を、目的に合わせて選べます。
カバー工法での窓の交換は、壁はもちろんのこと、床板や壁紙を剥がすこともないので、手軽にできる窓のリフォームです。約半日で、工事が完了します。
目的に合わせてより効果を上げるには?
- Low-E複層ガラスに替える Low-E複層ガラスには、室内側にLow-E金属膜が張られている高断熱タイプと、室外側にLow-E金属膜が張られている遮熱タイプがあります。窓の向きや、周辺の環境に合わせたタイプを選びます。
- サッシを変える 熱を移動させやすいアルミサッシから樹脂サッシに替えるとより断熱効果が高まります。
- 開閉方法を変える 風通しを良くしたい場合には、縦すべり出し窓やウィンドキャッチ連窓、気密性を上げたい場合には、FIX窓など、目的に応じて、開閉方法を選びます。
窓交換を検討しているけれど、実際に電話で問い合わせるのはハードルが高いと感じている場合でも、ネットでの見積もりなら気軽に調べられます。
「東京」「茨城」「千葉」「埼玉」で、風通しの良い窓へのリフォームをお考えの方へ
断熱窓への交換リフォームは、毎日の暮らしを快適にするとともに、健康にも大きく貢献します。ご予算、ご要望に応じて様々な窓交換の方法があります。ぜひ断熱窓へのリフォームをご検討ください。
窓リフォームマイスターは、「東京」「茨城」「千葉」「埼玉」での窓交換のリフォームを、すべて自社グループで行う工事で請け負っています。
直接仕入れ、直接工事の為の適正価格でのリフォーム工事です。断熱リフォームを検討中であれば、ぜひお見積りをなさってみてください。
窓リフォームのことで迷っていることやわからないことがあれば、何でもご相談ください。
窓の交換で断熱性を上げ、季節ごとの暑さや寒さ、結露を抑えることに加えて、リフォームの方法によって耐震性、防犯性、防音性も同時に向上させることができます。
昭和5年の創業以来、建具だけを専門にしている中村建硝はお客様の暮らしを快適にすることと、お客様との信頼関係を大切にリフォームに関わっている会社です。窓の交換リフォームを検討中であれば、ぜひ簡単お見積りをお試しください。お部屋の向きや室内環境に最も適したリフォームをご提案します。
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