リフォームをするのだけれど、窓はどうしたらいいのかしらというお客様向けに情報を集めました。窓だけリフォームしたいという方から、おうち全体をリフォームする際に窓も一緒にという方もいらっしゃいます。
リフォームをするということは、住まいにお悩みを持たれているはずですが、窓のリフォームだけで意外とこうしたお悩みが解決できてしまうケースもあるので、まずはリフォームでどう変えたいのかというイメージを持つことが大切ですね。
リフォームの時窓を〇〇したい!
窓をリフォームするときに多いご要望をピックアップしてみました。
リフォームの時窓を作りたい・新設したい!
リフォームで窓をつけたいというご要望もありますが、実際には新築時に窓をつけるよりもかなり費用がかかってしまいます。壁を壊して穴をあける必要が出てきますし、大変な作業です。
たとえば、家の模型を作る時を考えてみましょう。最初から窓の場所や大きさが決まっていれば、その部分だけ先にくりぬいておけば問題ありませんが、組み立ててしまってから窓の部分を切り抜くとなると大変です。
また、壁の中には大切な構造材が隠れているので、それを傷つけずに窓を作らなければなりません。こうしたことを考えて、最低でも15万円はみておきましょう。
リフォームの時窓を大きくしたい・小さくしたい!
窓のサイズ変更もリフォームの際よくあるご要望ですが、窓を新設するよりはすでに開いている部分があるので良いとはいえ、場所によっては柱や筋交いが邪魔して不可能または難しくなります。
小さくする場合は、外壁から中の壁まで新たに作らなくてはならないので、これもまた大がかりな作業になります。塗装業者との連携が必要になってきます。
ただ、数ミリ単位や数センチ単位で小さくしたいという場合は、今ある窓枠にはめ込む形でのサイズ変更は比較的簡単にできます。
リフォームの時窓を交換したい!
窓をそのまま交換するなら簡単なのでは?と思うかもしれませんが、サイズが同じでも昔のものと仕様が異なる場合があり、窓を取り外した際の隙間を埋める必要が出てくる場合があります。
そうなると雨が強くあたった場合に水が入り込んでしまうなどといった問題も出てくるので、注意が必要です。
こうした問題を防ぐためには、既存の窓に一回り小さな窓をはめ込むカバー工法という方法が人気です。工事も短い期間で済みますし、費用も安く済みます。
リフォームの時窓をなくしたい・壁にしたい!
窓があってももともと日当たりが悪く、窓がある意味がないといった場合や、防犯的に窓をなくしたいというご要望もあります。外壁を周りと同様にするのであればかなり手間も費用もかかりますが、はめ殺しと言われる方法で窓としての用途をなくしてしまえば、簡単にできます。
内側にシートを貼ったり、扉をつけるといった形ではめ殺しができます。また、スペースを生かしたいという場合には、棚を作るという方法もあります。
リフォーム時に窓の機能をアップする
窓のリフォームで最近人気なのは、窓自体の性能を見直すことです。これにより快適さが大きく変わります。
リフォーム時に窓の断熱性・気密性をアップ
窓のリフォームは、主に断熱性や気密性の高いガラスを入れるという方法と内窓を入れるという方法があります。近年の窓ガラスは、ペアガラスなど格段に機能がアップしていますが、ご自宅の様子によっておすすめするガラスも異なります。
内窓は、サッシ部分にも結露が生じているなど外気の冷気を感じるお宅では特におすすめです。断熱性が格段にアップしますし、同時に防音効果も得られます。
リフォーム時に窓の結露を防止する
窓の結露がひどいのでリフォームしたいというご要望は大変多いです。これは、以前の住宅に使われていた窓の性能が現在よりも悪いというのに加え、劣化してしまったことで本来の効果が得られていないということが理由になります。
真空ペアガラスに入れ替えたり、内窓や二重サッシを入れるなどの方法で劇的に結露が減ったというケースがほとんどですので、結露にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
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リフォーム時に部屋別の窓について考えてみる
お部屋によって窓のリフォームも異なりますし、必要とする機能も変わってきます。
お風呂・浴室の窓をリフォーム
昔ながらのお風呂の場合、どうしても浴室が寒いということが気になるかもしれません。これを解決するには、お風呂場自体のリフォームがもちろん最適ですが、まずは窓を交換するというのも一つの方法です。
場合によっては窓ガラスだけ交換することもできますし、サッシごと断熱性の高い窓に変えるということもできます。
キッチンの窓をリフォーム
キッチンの場合それほど大きな窓がついていないことが多いので、勝手口のドアに窓をつけるのも方法です。別の方向からの光でキッチンが見違えるように明るくなったというお宅も多いです。
また、キッチンが通りに面している場合、防犯性の高い窓が必要となるでしょう。
リビングの窓をリフォーム
リビングの窓は、掃き出し窓や出窓などそのお宅によってバリエーション豊富です。近年は出窓に内窓をつけて断熱性を高めるといったリフォームが人気です。
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和室の窓をリフォーム
和室で障子があるから窓のリフォームはできないと思っている方も多いようですが、和室に合ったデザインの窓も多数発売されていて、格子がついてまるで障子といった見た目のものもあります。
寒い和室がリフォームですっかり居心地の良い場所になったというケースが後を絶ちません。
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リフォームの時窓にかかる費用・相場と補助金について
リフォームで窓にかかる費用はどのくらいなのか、そして気になる補助金についてご紹介します。
リフォームの時窓にかかる費用
まず、窓の大きさで費用が変わってきます。ガラス1枚だけを交換するのであれば、1万で済む場合もありますが、掃き出し窓など大きな窓であれば4万円程度になります。
サッシごと交換する場合は、少なくても4万円は見ておいた方が良いです。掃き出し窓で12万円程度が相場です。
窓の大きさを変えるなど外壁にも影響が出るリフォームの場合は、40万円~50万円はかかります。
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リフォームの時窓に使える補助金
現在、リフォームの際に国から出る補助金制度がいくつか存在しています。一つは、「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)」で、対象となるガラスや窓を使用してのリフォームであれば、費用の3分の1以内で戸建てなら120万円まで、集合住宅なら1戸につき15万円まで補助されます。
他にも国の補助がありますし、各地方公共団体ごとに行われている支援事業もありますので、細かい条件や最大限の補助を生かせる方法など、窓のプロまでぜひお気軽にお問い合わせください。
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住居別窓のリフォームに関する注意点
住宅によって窓のリフォーム時に注意する点が異なります。
鉄骨造のリフォームで窓はどうする?
鉄骨造の建物の場合、サッシが外壁に溶接で取り付けてあるため、サッシごと交換するとなると新築時に工事を行うあらゆる作業を伴います。マンションなどの集合住宅の場合は、勝手に交換することができない決まりもあるので、内窓といった方法をご提案します。
内窓であれば作業も内部のみで済みますし、何よりマンションの管理組合の許可を得る必要がない場合が多いです。
2X4のリフォームで窓はどうする?
ツーバイフォーは、壁が構造材になっているため、独自のルールがあります。その一つが、建物の隅に90㎝以上の壁を作ることです。これにより、窓の大きさを変えたい場合でもこの隅から90㎝の壁は残しておかなければなりません。
また、もう一つ、90㎝以上の開口部には上部にまぐさをつけるというルールがあります。窓の高さを変えたいという場合には、このまぐさの位置も高くしなければなりません。
こうした独自のルールに合った内容であればリフォームすることは可能です。
輸入住宅のリフォームで窓はどうする?
輸入住宅の場合、窓の形も材質も国産のサッシと異なる場合が多いです。そのため、リフォームをしたくてもサイズが合わなかったり部品が手に入らなかったりと苦労されるお宅が多いようです。
もちろん元々ついている窓と同じものが手に入ればよいのですが、オーダーで窓を付け替えることも可能ですので、一度ご相談ください。
https://nakamura-genkan.com/contact-2/
リフォーム時に窓をどうしようという方は多いですが、全体の施工を行う会社はもちろんのこと、窓の専門業者にも相談することをおすすめします。
窓の専門家はお客様の要望に応じた最適な方法を知っていますし、補助金についても知識が豊富です。窓のリフォームだけでお悩みが解決してしまう可能性もあります。
最適な窓をしっかり見極めて快適な住空間を手に入れましょう。