家に二重窓(内窓)を設置したいけれど、掃除が大変そう、と思う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、二重窓(内窓)の汚れの原因、掃除方法や注意点、掃除が面倒な場合の対策まで、あらためてメリットデメリットも確認しながら詳しく説明します。
二重窓(内窓)の設置をお考えの方や掃除方法を詳しく知りたい方、家の窓を新しくしたい方等は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
二重窓(内窓)の掃除は大変?メリット・デメリットのおさらい
はじめに二重窓(内窓)にはどのようなメリット・デメリットがあるのか、あらためて確認しておきましょう。
二重窓(内窓)のメリット
- 断熱性が上がる
- 防音効果がある
- 結露対策になる
- 防犯性が上がる
二重窓(内窓)は二枚の窓ガラスの間に造られた空気の層が外気を室内に入りこむのを抑え、室内の空気を外へ逃がさないため断熱性が上がるというメリットがあります。
また、二重窓(内窓)のガラスの間にある空気層により外からの騒音等が室内へ伝わりにくくなり防音効果が期待できることや外の冷気が室内に入りにくくなることで結露の発生を防いでくれる良い点もあります。
二重窓(内窓)は窓ガラスと鍵が二つになるため、泥棒等が侵入時に時間や手間がかかる家だと諦める可能性が高くなり防犯性の優れた家にもなります。
二重窓(内窓)のデメリット
- 窓の開け閉めが面倒
- 室内の雰囲気が変わる
- 掃除の手間が増える
二重窓(内窓)を設けると窓ガラスが二枚になり、室内を換気する際に窓の開け閉めを二度行うことになります。
そのため、開け閉めを面倒に感じてしまうことや窓や窓枠等の色やデザインによっては室内の雰囲気が変わってしまうといったデメリットがあります。
また、ガラスが二枚ある二重窓(内窓)は、掃除の際に二度ガラスを拭くことになり掃除の手間が増えてしまいます。
しかし、汚れが目立つのは外に面している外窓で室内側の内窓は目立つ汚れは発生しにくいため、二重窓(内窓)の掃除はそれほど大変な作業ではありません。
関連コラム:『内窓・二重窓』とは?8つのメリット・7つのデメリットを紹介│選び方、注意点や疑問も解説
二重窓(内窓)の汚れの原因と掃除方法
二重窓(内窓)は掃除に手間がかかるというデメリットがありますが、ここでは二重窓(内窓)の汚れの原因と二重窓を掃除する簡単な手順をご紹介します。
二重窓の汚れの原因とは
窓の外側と内側では、汚れ具合が異なります。
外側の窓は、常に外で雨風等にさらされているため雨水や泥、風で運ばれた土や花粉、車の排気ガスなどが原因で汚れてしまいます。
内側の窓は、室内側にあるため外の雨風等の影響は受けませんが窓を開け閉めする際の手アカやホコリ等が舞い上がり窓汚れにつながってしまいます。
二重窓の掃除方法
1. 水に濡らして固く絞った雑巾で窓を拭く。窓を拭く際には、左側から右側へ上から順番に「コの字型」に拭いていきます。コの字型に拭いていくことで窓全体を綺麗に拭くことができます。
2. 濡れた雑巾で窓を全て拭き終わったら、つぎに乾いた雑巾で仕上げ拭きをしていきます。その際に窓に付いた水滴が乾く前に拭くようにしてください。水滴が窓に残ってしまうと跡が残ってしまうため、できるだけ素早く仕上げ拭きを行いましょう。
頑固な汚れには重曹水
外窓は、水拭きだけでは落ちきれないひどい汚れや頑固な汚れが残ってしまうことがあります。
落ちない頑固な汚れには、重曹水を使用して窓掃除をすると効果的です。
水よりも重曹が溶けやすいぬるま湯を使用して、ぬるま湯100㎖に対し重曹小さじ一杯を溶かし重曹水を作ります。
窓に直接重曹水を吹き付けるのではなく、雑巾に重曹水を吹きかけてから汚れた部分を拭いていきます。
最後に、乾いた雑巾またはマイクロファイバークロスで仕上げ拭きを行います。
雑巾代わりに新聞紙でもOK
もし、掃除を行う際に家に雑巾がないという場合には、雑巾の代わりに新聞紙を代用してみてください。
新聞紙一枚分を丸めて、サッシやレール等の溝部分のホコリやゴミを取り除くのに使用したり水に濡らしてガラスを拭いたり、仕上げ拭きには水に濡らさずそのまま使うことができます。
新聞紙に含まれるインクには、ツヤを出し効果があり雑巾と比べて糸くずが出ない等の良い点もあるため新聞紙が家にある場合はぜひ試してみてください。
二重窓(内窓)掃除の際の注意点
では、つぎに二重窓(内窓)掃除の際の注意点について説明します。
サッシの手入れも忘れず行う
二重窓(内窓)の掃除の際には、窓だけでなくサッシの掃除も忘れずに行いましょう。
サッシにはデコボコとした段差等があるため、細かい部分も磨ける歯ブラシを使用すると良いです。
歯ブラシを水に濡らしてサッシを掃除していき、全て磨き終わったら乾いた雑巾で仕上げ拭きを行います。
掃除を行う日時に気を付ける
二重窓(内窓)の掃除を行う際には、晴れの日ではなくできるだけ曇りの日や雨上がりに行いましょう。
曇りの日や雨上がりは、湿気があるため窓ガラスに付いた汚れが落ちやすくなります。
掃除に適した時間は、空気が乾燥し窓の拭き跡が残りやすい昼間ではなく朝か夕方を選ぶと良いでしょう。
掃除の頻度については月一回を目安に定期的に行うようにしてください。また、車の通りが多く排気ガスの汚れが気になる場合は、できれば外窓は月二回程度の掃除を行う等、内窓は設置場所の環境や状況に合わせて掃除を行うと良いでしょう。
結露はすぐに拭く
二重窓(内窓)は、結露の発生を抑えてくれるメリットがありますが稀に結露が発生してしまう可能性があります。
原因として北海道等の気温が低い寒冷地に二重窓(内窓)を設置している、外窓と内窓の距離が遠い、室内を過度に加湿してしまった場合に二重窓(内窓)に結露が発生してしまいます。
普段のの二重窓(内窓)の掃除が大変にならないためにも、二重窓(内窓)にもし結露ができていたらそのままにせず、すぐに雑巾等で拭き取るようにしてください。
結露を放置してしまうとカビやダニの発生につながり、とくに黒カビは落ちにくく頑固な汚れに変わってしまうため注意が必要です。
普段の掃除をスムーズに行うためにも結露はすぐに拭き取ることを習慣にしておくと良いでしょう。
まとめ:二重窓(内窓)の掃除は意外と簡単!面倒な場合の対策
これまで二重窓(内窓)のメリット・デメリットのおさらい、汚れの原因や掃除方法等を詳しくご紹介してきました。
二重窓(内窓)だと手間がかかって大変と思われがちな掃除については、主に汚れが目立つのは外側の窓であり内側の窓は汚れにくいことやご紹介した方法で掃除を行うことで、二重窓(内窓)でも掃除は意外と簡単と感じていただけるかと思います。
また、二重窓(内窓)を設置したいけれど掃除はやはり面倒だという方には二重窓(内窓)の設置ではなく「窓交換」をおすすめします。
窓交換であれば、窓ガラス一枚になるため二重窓(内窓)のように開け閉めや掃除を二度行う必要が無くなります。
従来の樹脂窓はアルミ樹脂に比べて断熱性が高いといわれておりますが、選べる製品が限定されてしまう、強度や耐久性、耐光性が低い等のデメリットが挙げられます。
玄関ドアマイスターでおすすめしているアルミ樹脂複合窓のLIXILリプラスは、樹脂窓のデメリットを解消するだけでなくトリプルガラスを組み合わせることで樹脂窓と同等の断熱性が得られます。
LIXILリプラスは開け閉めや掃除の手間も無く結露やカビ等の発生を抑え、断熱性を高めたいという方には特におすすめです。
窓交換にどのくらいの費用がかかるのか知りたいという方はぜひ玄関ドアマイスターの簡単見積りをお試しください!
玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換を承っています。玄関ドアの交換をしたいとお考えの方や玄関のリフォームでお悩みの方など、玄関ドアのことならお気軽に何でもご相談ください。玄関ドアマイスターがお客様に最適な玄関ドアをご提案させていただきます。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。
関連コラム
・二重窓(二重サッシ・内窓)でもうるさいと言われる理由|防音ガラスに頼らない方法を大公開!
・【内窓・二重窓リフォーム】2023年の国の補助金はいつまで?2024年の最新情報も
・二重窓(二重サッシ)の費用は?費用を安く抑えるコツを施工事例を通じてご紹介