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西向き玄関の悩みは夏の午後の暑さと眩しさ
西向きの玄関では、夏は午後になると日射熱で玄関内の温度が上昇し、非常に暑くなります。玄関は通り過ぎるだけだから我慢できると思っていても、不便なことが多々発生します。
家に上がってもらうほどではない来客があった時、暑くてドアを開放すると虫が入ってきてしまい、ちょっとした立ち話もできない…
玄関内に花や観葉植物の鉢を置いて、水やりも欠かさずしているがシャキッとしない…
買い物から帰って玄関に数分置いておいただけでアイスクリームが溶けてしまった…
引き戸なので午後は眩しい…
このような悩みは、玄関に風を採り入れる・玄関ドアを断熱する・玄関ドアのガラス部分を遮熱するという3つの対策で解決できます。
玄関に風を採り入れる
玄関には窓がないという住宅は少なくありません。窓がなくても、換気扇やエアコンは取り付けていないという状況が一般的です。その場合、玄関内では空気が停滞しているので、夏は温度は上昇してしまいます。
間取りの関係で窓を設けられなかったという理由で、窓がない玄関が多いことと思います。そのような場合、窓を増設するリフォームはできません。そこでおすすめしたい玄関ドアが風を採り入れる玄関ドアです。
風を採り入れる玄関ドアとは、玄関ドアに幅の狭い縦長の内開き窓が取り付けられている玄関ドアを指します。玄関ドアをロックしたまま開放できる窓なので、安全に風を採り入れられます。また、通風用の窓には網戸が取り付けられているので虫が入ってくる心配もありません。
そして、玄関からの風は2階の窓へと抜けていくので、家中の換気が良くなります。
玄関ドアに断熱性を持たせる
断熱玄関ドアと聞くと、「暖房の熱が逃げないようにして冬の寒さを解消するドア」というイメージがあります。ただ、断熱ドアの働きはそれだけではありません。夏に外から侵入して来る太陽熱を抑えるという役目も果たします。
その結果、冬暖かい玄関になるだけではなく、夏は涼しい玄関にもなります。
袖や窓に遮熱機能を持たせる
玄関ドアの場合、眩しさという悩みはないと思いますが、玄関引き戸には、季節を問わずに西日の時間帯には眩しくて困るという問題もあります。このような問題は、Low-E複層ガラス遮熱タイプを使うことで解決できます。
Low-E複層ガラスには、複層ガラスより高い断熱性を持つ断熱タイプと、日射熱と紫外線を遮る遮熱タイプがあり、西向きの玄関引き戸には遮熱タイプが役立ちます。
朝出かける時に暗い西向き玄関
午後になると、眩しくて困るくらい陽射しが入るのに、間取りによっては朝出かける時間帯には照明が必要なほどの暗さになってしまう西向き玄関もあります。このような場合、採光デザインの玄関ドアにすると、明るさが採り入れられます。
採光デザインの玄関ドアとは、ガラス部分が広くとられている玄関ドアを指します。ガラス部分が広いと午後はより暑くなるのでは?と思われるかもしれません。ただ、玄関引き戸と同じように、Low-E複層ガラス遮熱タイプにすれば、その心配はありません。
西日の影響で玄関ドアの褪色や歪みなどの進行が早い
玄関ドアは常に直射日光を浴びていることに加え、雨風にもさらされています。その結果、どの方角に向いていたとしても、経年劣化はします。ただその中でも、西向きの玄関ドアは、西日の影響で、より劣化が早まる傾向があります。
褪色して見栄えが悪くなるだけではなく、木製玄関ドアの場合には、気密性が低下するという問題も発生します。木製玄関ドアは陽射しを浴びることでそりや歪みが生じるからです。その結果、隙間ができ、その隙間から冬は暖房の熱が逃げ、冷気が侵入して、冬の玄関内をより寒くしてしまいます。
一方、近年主流となっている木目カラーの玄関ドアは、樹脂が原料なので木製玄関ドアほど直射日光の影響による劣化が進行しません。褪色が非常に緩やかであることに加え、そりや歪みが発生しないので、気密性が低下する心配がありません。
やっぱり風水が気になる…
風水基礎知識
中国で3000年以上の歴史を持つ風水は、大地の気の流れを看て、その調整を行なうことによって、大地の気を活用するという、環境学とも呼べる占術です。風水には大きく分けて「地理風水」「陰宅風水」「陽宅風水」の3つがあり、この中で住居の吉凶を判断するのが「陽宅風水」です。
玄関
玄関は家の気の入り口で、金運・人の縁なども玄関から入ってきます。よって玄関は「吉方位」にあるのが望ましく、特に最大吉の「生気」が最高の方位になります。玄関は常に清潔にし、余計な靴を出しっぱなしにしないようにして下さい。
この説明を見る限り、西向き玄関が風水では良くないとされているということはないように思われます。ただ、最後の一文にある玄関は常に清潔にという言葉は、方角に関係なく家の運気に影響するのではないでしょうか?
玄関は傘についた水滴や靴についた泥で湿度が上昇しやすい場所であり、よごれが持ち込まれる場所でもあります。そのような場所に風が通らないとしたら、常に清潔にしておくことは難しいでしょう。
高温多湿になりカビが生えて、カビの胞子が空気中に舞い散ったり、靴のニオイが玄関に停滞してしまったりする可能性が高いからです。もし、西向きという方角に不安を感じるのであれば、明るく風通しの良い清潔な玄関を維持することが、家に運を呼び込むという考え方をしてみると良いのではないでしょうか?
また、西向き玄関には金運を呼び込むという気もあるそうです。その場合に適した色は黒や落ち着いた赤が良いという意見もあるようです。
西向き玄関の悩みを解消するYKKAPとリクシルの風を採り入れる断熱玄関ドア
西向き玄関の悩みは断熱と通風と採光ができる玄関ドアに交換する事で解決できます。夏は涼しく冬は暖かい玄関と、玄関からの風が家中に通り抜けていく換気の良い家が生まれます。リクシルやYKKAPの玄関の悩みを解決できる玄関ドアを見ていきましょう。
YKKAPドアリモの中で人気の高い断熱通風ドア
片開きドアのデザイン別工事費込み価格
¥344,300 | ¥304,700 | ¥327,800 |
採光デザインと通風子扉を組み合わせる玄関ドア
親子ドア、または袖付き親子ドアの場合は、採風デザインのドア本体と通風子扉を組み合わせて、採光・採風ができる断熱ドアにすることができます。
リクシル 断熱採風ドア
片開きドアの工事費込み価格
¥345,400 | ¥345,400 | ¥345,400 |
西向きの玄関は、玄関ドアや玄関引き戸の交換で悩みを解消し、快適な環境にすることができます。隙間風で冬は寒いのに、夏は風通しが悪くて暑いなどのお悩みがある場合には、お気軽にご相談ください。玄関ドアの向いている方角に合わせて最適な玄関ドアへのリフォームをご提案します。
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玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換を承っています。玄関ドアのことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。