目次
リフォーム例(1)閉まらなかった玄関ドアをリフォーム
築年数の長い家では、家全体に歪みが生じ、玄関ドアが開け閉めにくくなることがあります。修理を繰り返していても、劣化の進行が止まらず、修理ができなくなってしまった場合には、玄関ドアを交換する必要があります。今回の例では、劣化が進み、玄関ドアが閉まらなくなってしまったために、リフォームが行われました。
リフォームすると段差ができるのでは?
そもそも家自体が歪んでいたら、隙間なく新しい玄関ドアが設置できるのか?
このような不安を感じると思いますが、どちらもその心配はありません。
リフォームすると段差ができるのでは?
施工方法によっては、段差ができることもあります。しかし、玄関ドアマイスターでは、段差をなくす部材を使い、熟練した技術力で、段差なく仕上げます。
そもそも家自体が歪んでいたら、隙間なく新しい玄関ドアが設置できるのか?
玄関ドアの交換は、カバー工法という方法で工事をします。カバー工法とは、今ある玄関の枠を利用し、その上に新しい枠をつけ、玄関ドアを取り付ける方法です。住宅に歪みが出ていても、枠の調整で、ピッタリと新しい玄関ドアを取り付けられます。その結果、今まで、入ってきていた隙間風が入らなくなります。
Befor | LIXIL リシェント C20型 |
このリフォーム例の成果
- ドアが開閉できるようになった
- 採光用のガラス窓付きドアに交換しまので、玄関内が明るくなった
- 袖付きドアから親子ドアに交換したので通行の幅が広がり、バリアフリーになった
- 隙間風がなくなった
- 見栄えが良くなった
- 防犯性能が向上した
- ノブからハンドルに変わったので開閉が楽になった
リフォーム例(2)塗装が剥げた木製玄関ドアを木目調玄関ドアにリフォーム
木製ドアは、風合いが良く、高級感もあるので、人気の高いドアです。しかし、月日が経つうちに、紫外線や雨風の影響で、塗装が剥がれてしまいます。塗装が剥がれてくると、見栄えも悪くなりますが、剥がれた部分から、雨水が浸透してしまう恐れもあります。その為、塗装をして原状回復を試みる方もいらっしゃいます。
ただ、木製玄関ドアの塗装には、家具の塗装職人のような繊細で、熟練した技術が求められます。そして、現実には、そのような職人に出会えることはなかなかありません。結果的に、高額な塗装費用をかけたにもかかわらず、木目の良さが失われ、重苦しい印象の見た目になってしまうことが多いです。
さらに今回の例では、玄関ドアの外側部分だけ塗装したために、ドア全体に反りが生じていました。見た目の悪さだけではなく、このまま放っておくと、開閉がしにくくなる恐れもあったため、玄関ドアの交換をしました。
Befor | YKK ドアリモS03p |
このリフォーム例の成果
- 木目調のショコラウォールナット色のドアにしたため、木製玄関ドアに調和していた外壁や玄関周りの雰囲気に馴染み、見栄えが良くなった
- 採光用のガラス窓付きドアに交換したので、玄関内が明るくなった
- 袖付きドアから親子ドアに交換したので通行の幅が広がり、バリアフリーになった
- 防犯性能が向上した
木製玄関ドアの塗装についてはこちらのコラムもご覧ください。
リフォーム例(3)寒くて結露のひどい玄関ドアを高断熱の玄関ドアにリフォーム
断熱性のないアルミドアの玄関は、冬になると寒く、結露が発生してしまうことがあります。断熱性の高いドアに交換すると、暖房の熱が届かない玄関であっても、冬暖かくなり、結露も防げます。今回の例では、玄関の横に浴室があり、冬になると、びっしょり濡れてしまう玄関ドアの結露を改善する為、玄関ドアの交換をしました。
元のドアはアルミドアで、ガラス部分が多いデザインだったのですが、ガラスはすべて一枚ガラスでした。アルミと一枚ガラスの組み合わせには、全く断熱性がないため、冬は寒く、結露が発生しても仕方がありません。断熱ドアは、本体部分には断熱材が充填され、ガラス部分には複層ガラスが使われているため、熱に出入りを防ぎます。
Befor | YKKドアリモ K01v |
このリフォーム例の成果
- 結露が改善し、外まで水が出ることがなくなった
- 玄関内の寒さが抑えられるようになった
- ガラス部分が減ったので、防犯性が向上した
参考サイト YKKAP玄関ドアの教科書 断熱
断熱ドアの特徴についてはこちらのコラムもご覧ください。
リフォーム例(4)防犯性が低く、壊れやすい網戸ドアから採風タイプドアにリフォーム
玄関に窓のない間取りが多く、換気が悪い状態になりやすい場所です。換気が悪いと、靴の臭いが玄関内に滞ってしまったり、カビが生えたりすることもあります。その為、換気を良くする目的で、玄関に網戸を取り付けている家も少なくありません。
しかし、玄関網戸には、壊れやすい、防犯性が低い、外部からの視線が遮れないなどの使い勝手の悪さがあります。子供が出入りする時に網戸を破いてしまったり、枠が壊れてしまったりということで修理を繰り返してきたが、風の通る玄関ドアする為、玄関ドアの交換をしました。
風の通る玄関ドアとは、網戸付きの窓が、玄関ドア本体についている窓です。縦に細長な窓なので、外部からの視線や、虫が侵入する心配がありません。玄関ドアをロックしたまま、通風用の窓を開けて風を採り入れられるので、防犯性が高く安心です。
Befor | YKKドアリモ S17v |
このリフォーム例の成果
- ドアを閉めたまま換気ができる
- 網戸は組み込まれているので子供が破る心配がない
- 網戸修理を繰り返すストレスがなくなった
- ランマを無くしたのでモダンでおしゃれな印象の玄関になった
- 袖付きドアから親子ドアに交換したので通行の幅が広がり、バリアフリーになった
- 防犯性能が向上した
換気ができるドア、風を通すドアについてはあこちらのコラムもご覧ください。
リフォーム例(5)洋風の外壁に合わせて、和風の引き戸を素敵にチェンジ
引き戸を使っているご家族の中には、イメージが古臭い、開き戸の方が、引き戸より防犯性が高そうといった思いを持つ方もいらっしゃいます。引き戸には、前方にデッドスペースを生まない、子供を抱いている時などには、ドアを押さえていなくても出入りできるので便利というような良さがあるのですが、玄関ドアに利便性を感じるケースも少なくありません。
玄関引き戸は、袖付き親子ドア、両袖ドア、両開きドアに交換できます。下枠を撤去して工事すれば、段差を付けない仕上がりにすることもできます。
今回の例では、和風の玄関引戸が外壁や照明と不釣り合いな状態だったため、玄関ドアに交換しました。ドアの色と外壁の色、玄関灯と玄関ドアにつけられているロートアイアン調の格子が調和して、雰囲気の良い玄関周りが生まれました。両開きドアは、全開すると、2枚建ての引き戸の倍の通行の幅が得られるので、車椅子が必要になった時にも、介助者と一緒にゆったりと通行できます。
Before | YKKドアリモ U08v |
このリフォーム例の成果
- イメージに合わなくなった和風の玄関引戸を洋風の両開きドアに交換し、玄関周りが高級感のある雰囲気になった
- 玄関引き戸から両開きドアに交換したので通行の幅が広がり、バリアフリーになった
- 防犯性能が向上した
引き戸から引き戸へのリフォームはこちらをご覧ください。
今回ご紹介したすべてのリフォーム例に共通することは、防犯性が向上したことと、通行の幅が拡がったことです。玄関ドアマイスターでは、LIXILリシェントとYKKAPドアリモの玄関ドアを扱っていますが、どちらも標準仕様で、高い防犯性能を備えています。それ以外の断熱、採風、デザインなどは、リフォームの目的に合わせて、自由にお選びいただけます。
また通行の幅に関しては、リフォームに際して、できるだけ広くすることをお勧めしています。袖付きドアを親子ドアにする、親子ドアは親扉の幅を広げ、子扉の幅を狭めるなどの方法で、外壁を壊さなくても、バリアフリーにすることができます。
現在の住宅の玄関の状況と、理想の玄関を考えあわせた上で、最適な玄関ドアを選びましょう。
玄関ドアの検索はこちらから!
玄関ドアリフォームのメリットについてはこちらもご覧ください。