断熱仕様の玄関ドアや窓を販売している身として元も子もないことを言いますが、結露は室内の湿度が高い状況ではどんなに断熱性能が良い製品を使っても防ぐことができません。
確か中学生の時の理科で習ったと記憶していますが、飽和水蒸気量を超えてしまうと結露が発生します。つまりは、どんなに断熱性能が高いドアや窓を付けても、室内の湿度が高い状況では、結露を防ぐことはできません。
結局のところ、換気に勝る結露対策は「ない」というのが現実です。
でも寒いのは嫌ですよね。なので、結露させない程度に加湿をして、なおかつ断熱性能が良い窓やドアにするのがおすすめです。窓を閉め切りで、加湿器を点けっぱなしにしている状況では、絶対に結露します。石油ストーブを使い続けているお宅でも経験上、絶対と言っていいほど結露してしまいます。
寒さ対策に、ドアや窓の性能を高くしておくのは、快適な暮らしにつながりますが、結露対策には、室内の湿度の管理もしないとならないのも現実なのでご注意ください。
結露対策には、外と内の温度差を無くすのが良いのですが、これでは快適な暮らしはできないので違う対策が必要です。それは、湿度の管理につきます。適度に換気して湿度を高めすぎないことが大切です。結露対策には、寝るときにエアコンを止めてしまう場合、加湿器も止めたほうが良いです。どうしてもエアコンを止めたいのであれば、朝と同じ温度になるまで、換気をして湿度を下げないと、寒くなる朝には結露が発生してしまいます。
ドアや窓の断熱性能を高くすれば、結露が出ない!という情報は間違えていますのでご注意ください。結露は出にくくなりますが、室内の湿度の管理が必要ですというのが正しい情報です。