リクシルリシェント玄関ドアの断熱性能
リクシルリシェント玄関ドアの断熱性能は仕様によって異なります。断熱仕様のドア本体は、鋼板で、表面に高耐候木目シートが貼られています。内部には断熱材が充填されています。その上で、断熱仕様に段階がつけられています。
高断熱仕様
北海道や東北の一部など、極寒地域向けの断熱ドアです。本体の厚みは60mm、本体に断熱部材、枠に断熱枠が使われ、ガラス部分はアルゴンガスの入った樹脂スペーサーLow-E複層ガラスです。
複層ガラスには、複層ガラスとLow-E複層ガラスがあります。Low-E複層ガラスは、2枚のガラスのうち、1枚がLow-E金属膜でコーティングされているため、より断熱性が高いガラスです。複層ガラスは、2枚のガラスの間の空気層が、熱の伝わりを妨げるという構造のガラスです。高断熱仕様の複層ガラスには、空気に比べて、熱伝導率がより低いアルゴンガスが注入されています。
K2仕様
寒冷地向けの断熱仕様です。省エネ基準から判断すると、3~4地域にあたる地域です。関東では、千葉県と神奈川県が5~7、茨城県と埼玉県が4~6、群馬県が2~6、東京都が4~8です。ただ、玄関の向いている方角や、周辺の環境によっては、4以上の地域であっても、K2仕様の断熱性能が必要なケースもあります。結露を失くしたい、暖かくしたいなど、より高い断熱効果・省エネ効果を求めるケースが多い為、地域区分が4以上の地域でも、K2仕様は人気の高い断熱ドアです。
本体の厚みは40mm、本体の断熱材の他に、枠にも断熱枠が使われています。ガラス部分には、Low-E複層ガラスが使われています。
K4仕様
比較的温暖な地域向けの断熱仕様です。関東より南の地域では、K4仕様の断熱ドアが使われています。本体の厚みは40mm、本体の断熱材の他に、ガラス部分には、複層ガラスが使われています。
この他に、リクシルリシェント玄関ドアには、断熱性のないアルミ仕様のドアもあります。四国や九州の一部、沖縄県などで使われています。本体の厚みは30mm、木目調の場合、アルミ形材の表面に、高耐候木目シートが貼られています。ガラス部分は単板ガラスです。
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開口部の断熱性能が住宅全体の断熱性を高める
玄関が寒くて、来客や宅急便の応対が億劫になる
廊下が寒くて夜中のトイレが辛い
断熱性が十分ではない家では、冬になると、このような状況になることが多いです。この理由の一つは、玄関から家の中の暖かさが逃げていくことと、冷気が侵入してくることです。木製ドアであれば、ドア本体からの熱の出入りは妨げられますが、アルミの玄関ドアは、熱を出入りさせてしまいます。さらに、築年数の古い家では、隙間からも熱が逃げ、隙間風が冷気を侵入させます。その結果、玄関は寒い場所になってしまうのです。
家の中への熱の出入りの多い場所は、玄関だけではありません。窓からも熱は出入りします。住宅の断熱性を高めるリフォームには、屋根や壁、床に断熱材を入れるといった方法もありますが、最も効果的な方法は、玄関ドア、勝手口ドア、窓を断熱化することです。
家全体の断熱ができると、玄関や廊下など、冷暖房の暖かさや涼しさが届かない場所と、冷暖房をしている部屋との温度差が抑えられます。また、冷暖房をしている時間帯と、冷暖房をしていない時間帯の温度差も小さくなります。夏、帰宅すると、家中が蒸し暑くなっている、タイマーで冷房が切れると暑くて目が覚めてしまう、冬、朝のお弁当作りや洗濯をする時は、暖房が効いてくるまで寒い、脱衣所が冷えるので子供が入浴を嫌がるというようなことが改善されます。また玄関ドアや窓の結露も軽減します。
参考サイト 開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?
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K4仕様の断熱ドアのデザイン
高断熱仕様のドアには13デザイン、10カラー、断熱仕様のドアには、20デザイン、13カラー、アルミ仕様のドアには、9デザイン、7カラーが用意されています。
K4仕様とK2仕様は、共に断熱仕様なので、最もデザインとカラーの選択肢は豊富です。
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採風マークがついたドアについて
デザインの一覧の中に、水色のマークがつているG82型・M83型・M84型の玄関ドアは、風を通す機能がついているドアです。玄関の鍵をかけたまま、採風部分を開けて、風を採り込めます。採風部分には、外から手を差し込めないように、格子があしらわれているので、安心です。網戸もついているので、虫が侵入する心配もありません。
K4仕様も含めて断熱仕様のドアについている採風部分は、縦すべりタイプです。縦に長い窓からたっぷり風を採り入れられます。採風部分の上下2か所にロックがありますが、同時に開錠できるので、手間がかかりません。玄関の風通しを良くすることで、家全体に風が通り、涼しくなります。
玄関は、雨の日が続くと、どうしても湿度が高くなってしまいます。換気が悪い状態で、湿度が高まると、空気中の水蒸気の逃げ場がなく、カビの原因になってしまうことがあります。蒸し暑い季節になると、靴の臭いが充満してしまうことも…。採風タイプの玄関ドアなら、ロックしたまま、風が通るので、爽やかで快適な玄関を実現します。
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引き戸にもK4仕様はあるの?
TOSTEMリシェント玄関引き戸にも断熱仕様はありますが、PG仕様という名称です。TOSTEMリシェント玄関引き戸には、PG仕様とSG仕様があります。
PG仕様は、複層ガラスが使われたタイプです。SG仕様は、単板ガラスが使われている断熱性能がないタイプです。
玄関引き戸は、玄関ドアに比べて、気密性が低いため、隙間から熱が出入りしてしまいます。その為、玄関ドアの玄関内より冬の冷え込みが厳しくなるケースが多いです。新しい玄関引き戸に交換する際には、今の枠の上に新しい枠を被せた上で、新しい玄関引き戸を取り付けます。
その為、経年劣化で隙間が増えている玄関であっても、隙間風がなくなります。また、引き戸の大部分はガラスです。そのガラス部分を一枚ガラスから複層ガラスにすることで、引き戸を通して出入りする熱の量を大幅に減らすことができます。
断熱性を高めたいから引き戸からドアに変えようかな…、でも引き戸の方が使い勝手が良いからできれば引き戸のまま寒さが解消できないかしら…?とお考えでしたら、複層ガラスを使った玄関引き戸への交換で、玄関の寒さを解決できます。
TOSTEMリシェント玄関引き戸のデザイン
引き戸で断熱性を高めたい場合にも、デザインが豊富に用意されています。
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玄関ドアのリフォームは、玄関ドアの不具合、見栄えの悪さ、玄関内の寒さや風通しの悪さ、防犯性の低さ、鍵の使い勝手の悪さを、すべて解決できます。通風機能のあるドアにすれば、玄関だけではなく、家中の風通しが良くなります。
ドアのトラブルでお悩みでしたら、ぜひ玄関ドアのリフォームをご検討ください。壁を壊さないカバー工法なので、騒音や粉塵も少なく、たった1日で新しい玄関ドアに変わります。
今回ご紹介した事例の他にもたくさんの施工事例がございます。ぜひご覧ください。
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玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
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