玄関ドアをリフォームするなら1日で交換できるカバー工法がお得
玄関は長時間過ごす場所ではありませんが家の中と外を区切り、外部からの脅威を阻む防犯上重要な場所です。同時に玄関ドアは雨や風、外部からの暑さ寒さの侵入を防ぐ働きもしています。
その為、玄関ドアの交換に日数がかかり、その間中玄関を無防備な状態にしてしまうことは好ましくありません。
玄関ドアの交換には玄関ドアの枠ごと取り外すはつり工法と、今ある玄関ドアの枠に新しい枠を被せるカバー工法があります。前者であれば壁を壊すので数日から1週間程度の工期が必要ですが、カバー工法なら朝始めて夕方には工事が完了します。
その為、寒さの厳しい季節であっても冷気が家の中に入ってくる状況が数時間ですし、ドアなしの不安な夜を過ごす心配もありません。
また、壁を壊さないので騒音や粉塵でご近所に迷惑をかけることもほとんどなく、廃材の処理は使用していた玄関ドアやランマや袖に使っていた部材だけです。
その結果、工事が手軽であることに加えて廃材が少ないことから、はつり工法のドア交換と比較すると工事費を抑えられます。
玄関ドアで得られる5つの効果
築年数が長い玄関には寒い、結露が発生する、風通しが悪い、開閉がし難いなどの問題が発生していることが多いです。
また、それほど築年数が長くなくても、新築時の間取りの都合上採光できない玄関になっていたり、窓が設けられず換気ができない玄関になっていたりすることもあります。このような問題はどれも玄関ドアを交換する事で解決します。
玄関の寒さと結露が解消し暖かい玄関になる
玄関ドアには断熱仕様と非断熱仕様がありますが、現在の主流は断熱仕様です。築年数の長い住宅には、非断熱のアルミの玄関ドアが取り付けられていることが多く、その場合には玄関は寒いです。
断熱仕様の玄関ドアとは、ドア本体に断熱材が充填されているドアや、本体に加えて枠にも断熱材が使われている高断熱ドアを指します。
非断熱のアルミ玄関ドアを断熱ドアに交換すると、ドアの面を通して出入りする熱の割合が抑えられ、玄関の寒さが改善しそれに伴って結露の発生量も少なくなります。
家の玄関は木製玄関ドアがついているけれど寒いというケースもありますが、その原因は歪みや反りを生じる木の性質と、住宅の歪みによる隙間からの熱の出入りです。隙間から暖房の熱が逃げだし、冷気が侵入してくる為、木製玄関ドア本体が熱の出入りを防いでも寒い玄関になってしまうのです。
このような隙間からの熱の出入りも玄関ドア交換で解決されます。カバー工法での交換時に新しい枠を取り付けた段階で、玄関枠と玄関ドアの間に隙間が生まれない状態が調えられるからです。
カバー工法で断熱玄関ドアに交換すると、ドア本体からの熱の出入りも、隙間からの熱の出入りも抑えられ暖かい玄関が生まれます。
風通しが良くなりカビやニオイの心配がなくなる
窓のない玄関はどうしても換気が悪くなりやすい上に、傘や靴について玄関内に持ち込まれた雨水が玄関内の湿度を上げてしまいます。
その結果、ジメジメしてカビが生えたり靴のニオイが気になったりする玄関になってしまいます。
このような玄関には採風できる窓付きの玄関ドアが最適です。玄関ドアをロックしたまま幅が狭く縦に長い内側に滑りだして開く窓を開放できるので、玄関内の換気が良くなります。
そして玄関からの風は1階や2階の窓へと通り抜けていくので、家の中に立体的な風の通り道ができ、玄関だけではなく家中の換気が良くなります。
玄関周りの印象も玄関内の雰囲気も向上する
木製玄関ドアの塗装が剥げていたり、アルミ玄関ドアの表面に傷や白い錆が生じたりしていると、拭き掃除をしてもきれいになりません。玄関は家の顔とも言われる場所であるにもかかわらず、玄関ドアがそのような状態になると住宅の外観と玄関周りの印象が低下してしまいます。
また、玄関内も玄関ドアが老朽化していると暗い雰囲気になってしまいます。特に採光量の少ない玄関では昼間から照明を点けているという住宅もあります。
採光量の多い玄関ドアに交換すると、玄関ドア本体がおしゃれになると同時に明るくなり玄関内の雰囲気が向上します。
安心して暮らせる防犯性が高い家になる
近年は侵入窃盗の犯罪件数が減少しているとは言っても、令和4年どの警視庁の調査では1日あたり約43件が発生しているという結果が出ています。加えてその手口は日々巧妙になっている為、戸建て住宅の安全を確保する為には玄関ドアの防犯対策が重要です。
■侵入窃盗の発生場所別認知件数(令和4年)
侵入窃盗の発生場所別認知件数は、一戸建住宅が33.0%と最も多いです。
■侵入窃盗の手口別認知件数(令和4年)
侵入窃盗の手口別認知件数をみると、空き巣が最も多く、約1/3を占めます。
特に築年数の長い住宅には簡単に不正開錠できる鍵が取り付けられていることが多い為、侵入窃盗の被害にあう危険があり対策が必要です。そしてその対策として最も確実な方法が、日々進化している侵入窃盗の手口に対応できる最新の防犯対策を備えた玄関ドアへの交換です。
リクシルやYKK APの玄関ドアには標準仕様で最新の防犯対策が施されています。
リモコンキーが使える
リクシルやYKK APの玄関ドアにはリモコンキーやカードキー、スマホキーなどが使えます。
これらの電子キーを使うと、施解錠の度に鍵を取り出したり、暗闇で鍵穴を探したりする面倒さがなくなり、子どもを抱いていたり大荷物を持っていたりしても楽に施解錠できます。
オートロックに設定すると施錠忘れを防げるので、防犯性も高まります。
玄関ドアの工事費込みのリフォーム費用は30~40万円が目安
玄関ドアにかかる費用は開き方タイプや性能によって変わってきますが、親子ドアにリモコンキーや通風機能などのオプションをつけたとしても工事費込みで40万円前後です。
人気ランキング1位のリクシルリシェント M83型 親子ランマ無し断熱・通風(木目)は工事費込みオプションなしで435,765円、2位のYKK APドアリモ N09 親子ランマ無し断熱(木目)は348,150円です。