二重窓(二重サッシ)とは?内窓って何?
まずは二重窓(二重サッシ)、内窓って何?という疑問を解決しましょう。
二重窓(二重サッシ)、内窓、全て同じものを指します。
今ある窓を「外窓」、新しく室内側に後付けできる窓を「内窓」といいます。下の画像を参照してください。
1ヶ所につき、外窓と内窓の二重構造になるため、「二重窓」「二重サッシ」とも呼ばれています。
またそのリフォーム工事を総称して呼ばれることもあります。
さて、暑さ・寒さ対策が二重窓の工事を考えるきっかけかもしれませんが、実は二重窓(二重サッシ)・内窓の効果は、他にもあります。
二重窓(二重サッシ)・内窓の効果
効果は、二重窓(二重サッシ)・内窓が有する断熱機能などと関係します。
【断熱性能によって得られる効果】
●暑さ・寒さ対策
●結露・カビ対策
●電気代の削減
断熱性能とは、外気の熱を室内に、室内の熱を外気に通さない、まさに熱を断つ機能のことです。
熱を通さなければ、外気の状況に関わらず、室内が一定の温度でキープしやすくなります。
つまり暑さ・寒さに悩まされることがなくなるのです。
そして、室内が一定の温度でキープできるため、エアコンなどの冷暖房器が、必要以上に電力を使わずにすみます。
また外と中の温度差が大きいために発生する結露も、発生しにくくなります。結露が抑制されれば、カビも発生しにくくなります。
【気密性能】
●熱を逃さない
●遮音効果があり騒音対策になる
上記でお話ししたような断熱性能は、気密性能によって相乗効果を発揮します。
どんなに断熱性能が優れていても、隙間があると、その隙間から熱が出入りするため効果が薄れてしまいます。しかし、隙間ない気密性能が高ければ、小さな熱の出入りもシャットアウトすることが可能になります。
また隙間は、熱の出入りだけなく、音の出入りも可能ですが、気密性が高いことによって遮音効果も得られます。
一般的には、防音効果と言われているため、室内に音が全く聞こえなくなると誤解されやすいのですが、実際は、外から聞こえる音(騒音)が、室内では小さく聞こえるようになります。
例を挙げると、近隣の電車や車の音など交通量が多いと、およそ80db(デシベル/音の大きさを示す単位)ですが、その音が二重窓(二重サッシ)・内窓を取り付けることで、40db(図書館なみの静かさ)まで軽減されます。
音は10db小さくなるだけで、音が半減したように感じられるとされていますので、騒音対策として効果が期待できるのです。
【窓が二重になること】
二重窓(二重サッシ)・内窓が有する機能というよりも、窓を二重にすること自体に期待できる効果があります。
●熱・音を通しにくくする
●防犯対策になる
熱や音は、通り道上に障害物が多ければ多いほど遠くには伝わりません。つまり、窓が二重になることで障害物が増えていることと変わりません。
そして、空き巣が室内に侵入するのに、壊す窓が多くなり時間がかかため敬遠すると言われているため、防犯対策として役に立ちます。
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二重窓(二重サッシ)・内窓は後付けする
二重窓(二重サッシ)・内窓は後付けするものであり、今ある窓を取り壊す必要がありません。
設置する際には、効果を実感するためにも、プロの技術力がもちろん必要ですが、他のリフォームに比べ施工時間は短く、費用も抑えることができます。
ただし、今ある窓(外窓)のタイプによっては、二重窓(二重サッシ)・内窓を取り付けられない場合があります。
以下のタイプの窓は取り付けられませんので、ご注意ください。
二重窓(二重サッシ)・内窓の工事の期間や施工方法
二重窓(二重サッシ)・内窓は、DIYで設置する方もいますが、性能や効果は劣ります。
そのためプロの技術力は欠かせません。
ではプロに設置を依頼する場合の工事の期間や施工方法についてお話します。
工事の期間
窓1カ所あたり、約1時間程度です。
二重窓(二重サッシ)・内窓の効果を実感するなら、家全体の窓、もしくは1階部分のみ・2階部分のみと、複数箇所を同時に施工することがおすすめです。
同時施工する場合、工期を半日〜1日と考えておいてください。
施工方法
二重窓(二重サッシ)・内窓は、後付けする窓ですので、今ある窓を取り壊すことがありません。
ただし、今ある窓のカーテンやカーテンボックスが新しい窓に干渉してしまう場合、一度取り外して位置を変えることがありますし、今ある窓と新しい窓との間に距離を持たせるためのふかし枠を取り付けてから、新しい窓を取り付けることもあります。
二重窓(二重サッシ)・内窓の工期や施工方法は、ご自宅の状況により、差があります。
詳しくは、窓リフォームマイスターにご相談ください。
二重窓(二重サッシ)・内窓の工事費用
二重窓(二重サッシ)・内窓の工事費用は、本体価格や業者によって異なります。
本体価格
二重窓(二重サッシ)・内窓は、今ある窓(外窓)の大きさに合わせた大きさの窓を設置します。つまり大きな窓ほど価格が高くなります。
また二重窓(二重サッシ)・内窓は取り付けるガラスを選びます。選ぶガラスによって、費用が異なります。高性能な窓ほど価格が高くなります。
ガラスの種類は、「単板ガラス」「複層ガラス」「LowE複層ガラス」を主軸に、浴室用や和室用など場所に合わせたガラスや衝撃を受けても粉々になりにくい「安全合わせガラス」などがあります。
右にいくほど、「単板ガラス」<「複層ガラス」<「LowE複層ガラス」と価格・性能ともに、上がっていることを念頭に置いていただければと思います。
▶︎より具体的な費用を知りたい場合は、弊社の簡単お見積もりをご利用ください。
業者
二重窓(二重サッシ)・内窓の設置を依頼する業者は、窓を専門にする業者、リフォーム全般を請け負う業者、ホームセンターの窓口、メーカーの提携会社など様々です。
また各社同じ商品を取り扱っていても、独自のサービスで価格が異なることが多いですよね。
本体価格だけを見て、業者を選ぶのではなく、施工技術の確かさ、補助金対応をしている、口コミが多く信頼出来そうなど、いくつかの観点から、選ぶことをおすすめします。
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二重窓(二重サッシ)・内窓の工事費用で利用できる補助金
工事費用を抑えるなら、行政の補助金制度を利用することがおすすめです。
ですが、補助金制度ごとに、申請できる条件が異なっていたり、業者が異なりますので、都度確認が必要です。
2023年11月末時点で、弊社でご利用いただける補助金は、東京都の既存住宅省エネ改修促進事業です。
こちらの補助金は、東京都在住の方で、高性能な窓(複層ガラスもしくはLowE複層ガラス)の二重窓(二重サッシ)・内窓を設置する場合に適用されます。補助額は、経費の3分の1、最大100万円です。
また少なくとも、1つの部屋にある全ての窓に設置することも条件の一つですので、ご注意ください。
なお、2024年以降は、他の補助金をご利用いただける場合がありますので、詳しくはお問い合わせください。
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まとめ
二重窓(二重サッシ)・内窓とは何か、設置工事の方法や費用、補助金など、二重窓の工事に関することをご紹介しました。
実際の費用や補助金に関しては、ご自宅の状況やご希望によりますので、現地確認をさせていただいた上で、ご提案させていただきます。ぜひお気軽にご相談ください。
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