玄関が寒い理由
なぜ玄関が寒い場所となるのでしょうか。原因を探っていきましょう。
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- 人も空気も出入り口となる場所(すきま風)
- 日が当たりにくい場所
- 玄関ドアの材質
- 床の材質
何となく分かるというものから、意外なものまでありませんか。一つずつ寒い理由となるワワケをお伝えします。
人も空気も出入り口となる場所(すきま風)
玄関は、外と中をつなぐ扉です。1日に何回、開け閉めしているでしょうか。
しかも扉を全開にしますから、外の寒い空気が入り、室内の暖かい空気が出ていってしまいます。
玄関のドアが開き戸タイプであっても、引き戸タイプであっても、完璧に密閉できないつくりになっていますので、すきま風も入ってしまうのです。
冬、寒いのは当然といえば当然でしょう。
日が当たりにくい場所
玄関がつくられている方角で考えてみましょう。
日がよく入る南側にリビングがつくられていることが多いのですが、立地上玄関が北向きになっている場合が多いです。
北向きは南側と反対に日がほとんど入りません。日光で温められることがないため、寒いままなのです。
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玄関ドアの材質
玄関ドアが、どんな材質でつくられているかご存知でしょうか。
玄関ドアは、耐候性があり、比較的軽く、丈夫なものでなければいけませんので、「アルミ」が一般的に使用されています。
「アルミ」というのは、熱の伝導率が非常によい金属です。つまり、外の寒さ・暑さがそのまま熱として伝わり、室内に流れ込んできてしまいます。
冬は寒いはずですね。
床の材質
玄関の床材は、汚れやすいため、掃除がしやすい材質が使われています。タイルやコンクリートが一般的ですね。
どちらも、触るとヒヤッとしませんか。アルミと同じように熱の伝導率がよく、冷たさが伝わってしまいます。
一般社団法人 住宅性能評価・表示協会が発行した長期優良認定に係る技術的審査マニュアルによると、熱の伝導率は以下の通りです。
- アルミ:210
- コンクリート:1.6
- タイル:1.3
- ガラス:1.0
- 天然木材:0.12
- 合板:0.16
数値が高いほど、熱がよく伝わりますので、玄関に使われている材質のほとんどが、熱を通すものだとよく分かります。
玄関は、寒くなる条件が揃いすぎているのです!!何かしら対策が必要ではないでしょうか。
玄関の寒さ対策
玄関の寒さ対策として、何をすればよいのでしょうか。上記でお伝えしている内容を踏まえるとおおよそのイメージがつくかと思います。
【玄関の寒さ対策3つ】
- カーテンを設置
- 床に敷物を敷く
- 玄関ドアを変える
カーテンを設置する
玄関ドアの室内側にカーテンもしくはのれんを設置します。少しでも風が入りにくくすることが目的です。
カーテンでも、「断熱」機能が備わっているタイプがおすすめです。「断熱」は、熱の伝導率を下げてくれるからです。
ただし、人が出入りする際は、少しカーテンが邪魔に感じられることがありますので、ご家族の理解を得ましょう。
床がタイルやコンクリートは汚れてもいい反面、底冷えを感じさせます。玄関専用のマットでも構いませんし、コルクシートでも構いません。
少しでも熱が伝わりにくい状態することが「寒さ」対策になります。
床に敷物を敷く
床がタイルやコンクリートは汚れてもいい反面、底冷えを感じさせます。玄関専用のマットでも構いませんし、コルクシートでも構いません。
少しでも熱が伝わりにくい状態することが「寒さ」対策になります。
断然おすすめ!玄関ドアを変える
扉を開閉する回数を減らすことは非常に難しいですよね。ですが、玄関ドアには『断熱ドア』というタイプのドアがあります。
一般的な玄関ドアがアルミでできているのに対し、間に断熱材を挟み込んだドアで、熱の伝導を妨げてくれます。
しかもデザインが豊富で、シンプルから木製のようなナチュラルスタイル、高級感を感じさせるタイプまで幅広くあります。
玄関の風通しをよくしたいという希望があれば、通風窓がついているもの、日差しが入るようにできる採光窓つきのものと、寒さだけではなく、他の機能もつけることが可能です。
オプションでスマートキーを取り付けることもできます。
伝えします。
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隙間テープは推奨しない
玄関の寒さ対策として、隙間テープを貼ることが提案されていることが多いです。
確かに、玄関用の隙間テープが販売されていて、手軽に行うことができますが、玄関のプロとして、推奨することはできません。
理由は2つあります。一つは、完全に隙間をなくすことが不可能であること、もう一つは、隙間テープによって玄関ドアにかかる様々な部分の調整が必要になるからです。
金具などの微妙な調整は、プロであっても少しずつ調整しながら合わせていきます。簡単にできることではないのです。
隙間テープをつけることによって、より大きな不具合が生じては意味がありません。
玄関ドアを交換しよう
玄関の寒さ対策で玄関ドアを変えることをおすすめする理由は、『断熱ドア』があるからだけではありません。
理由は以下の5つです。
- 機能が充実
- 工事が1日で完了する
- 開き戸→開き戸、引き戸→開き戸とドアのタイプを選ばず交換が可能
- 変えたいと思ったときがチャンス
- 最新の補助金を活用すればお得に玄関の寒さ対策ができる
機能が充実
上記でもお伝えしましたが、玄関ドア本体に、様々な機能をプラスさせることができます。
寒さだけではなく、明るさや風通し、防犯対策の機能までつけることが可能だからです。
工事が1日で完了する
玄関という家の顔となる場ですし、工事をするとなると日数がかかるのではないか?と尻込みをしてしまう方がいます。
ですが、「カバー工法」という工法であれば、今ある枠に被せるように取り付けるため、1日で工事が終わることができます。
ただし、玄関ドアの幅を広げたり、狭くしたり幅を変える場合は、壁の工事が必要となるとめ、工事期間が長くなります。
例えば、玄関をバリアフリーにするために、玄関の幅を広げたい場合は、「カバー工法」では対応できませんので、注意してください。
開き戸→開き戸、引き戸→開き戸とドアのタイプを選ばず交換が可能
玄関ドアのタイプが横にスライドする引き戸タイプと、前後に開く開き戸タイプがあります。
特に引き戸の方は、もしリフォームする場合でも引き戸にしか交換できないのではないかと思う方がいます。
確かに、引き戸の大きさによっては、引き戸にしか交換できない場合もありますが、多くの場合は、開き戸へと交換が可能です。
もしかして我が家の引き戸も交換が可能!?と気になったらすぐにプロにご相談ください。
特に引き戸の場合、開き戸に比べて隙間部分が多いため、玄関が寒くなりがちです。玄関が暖かくなるドアがきっと見つかりますので、諦めないでくださいね。
変えたいと思ったときがチャンス
玄関ドアが1日でリフォームできるといっても、◯十万というお金が動きますので、大きな決断をしなければなりません。
思い立ったときがチャンスです。また近年は家を断熱化するリフォームに対して補助金制度があります。
行政がサポートしてくれている今がとくにチャンスの時だと判断して行動に移しましょう。
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玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
玄関ドアは家の顔、お客様が初めに訪れる場所です。
家族にとっては、必ず毎日通る場所です。
きれいで快適な玄関は、生活の質を格段に向上させます。
新しい玄関で快適な生活を手に入れてください。