窓の断熱化にオススメの製品(手軽な対策)
室内で過ごしていると、ドアなどからの隙間風だけでなく、窓から伝わる冷気も気になりませんか。
壁や床よりも熱の出入りが多いのは窓なので、寒さ・冷気対策を行うならまずは窓です。
窓を断熱化させることで、室内環境がぐっと変わります。
窓の断熱ができるお手軽な製品と、効果が高い製品があります。それぞれメリット・デメリットを紹介します。
ただし手軽にできる断熱製品は、あくまでワンシーズンしか効果が感じられないことに注意しましょう。
断熱シート・フィルム
断熱シート・フィルムは窓ガラス部分に貼り付けて、窓を断熱化させることが可能です。
断熱シート・フィルムのメリットは、100均からホームセンター、ネットと入手しやすく、お手頃価格で手軽に断熱できます。
しかし、デメリットは上記でお伝えしたように、効果はワンシーズンであること、断熱シート・フィルムを剥がした後に跡が残る場合が多く、見た目がいいとは言えないでしょう。また、隙間風は防げません。
なお防火地域の住宅に採用されることが多い網入りガラスでは、熱割れし、ガラスにひびが入ってしまうおそれがあるため、断熱シート・フィルムは向いていません。
気泡緩衝材(プチプチ)
気泡緩衝材(プチプチ)も、断熱シート・フィルムと同様に窓ガラスに貼り付ける製品です。メリットである手軽さ・価格も大差ありません。
デメリットはやはり、ワンシーズンの効果のため、一年中快適に過ごすためには適していない製品です。また、こちらも隙間風は防げません。
断熱ボード・パネル
断熱ボード・パネルは、窓の前に置いておく製品です。
メリットは、置くだけという手軽さですが、窓全体を覆うのではなく、窓の手前に一枚壁を置くようなものであり、多少の効果はあっても、断熱効果は大きくないでしょう。
デメリットは、光が入らなくなることと、掃除の際にも、断熱ボード・パネルを動かす必要があるため、面倒であることだと思います。また、こちらも隙間風は防げません。
断熱カーテン
断熱カーテンは、今つけているカーテンを取り替えるだけですので、手軽な断熱対策です。
一般的に断熱効果が5年程度あるといわれているため、上記でご紹介した製品に比べ、持続性があることがメリットです。
ただし、断熱カーテンは、室内の温度をキープするための製品であり、デメリットは、窓そのものを対策する製品ではないことです。
そのため、窓に結露が発生してしまうと、カーテンもビショビショに濡れて、カビが生えやすい環境になってしまいますので、使い方に注意が必要です。また、こちらも隙間風は防げません。
隙間テープ
隙間テープは、隙間風に対応している製品ですが、窓ガラスを断熱していても隙間があると効果が減ってしまうため、窓の断熱には必要な製品です。
メリットは、見逃しやすい隙間に対応できることですが、デメリットは、隙間テープだけでは断熱効果は小さいことです。
ただし、使用する際は、窓ガラスを断熱させる製品との併用が向いています。
窓の断熱化にオススメの製品(効果が高い対策)
効果が高い対策は、上記に比べ、手軽さは劣りますが、圧倒的な効果の高さは言うまでもありません。
せっかく断熱対策をするなら、一年中快適に暮らせるかどうかを焦点に製品を選ぶことが大切です!
内窓
内窓とは、今ある窓をそのままに、室内側に新しく取り付ける窓のことです。
断熱性の高い内窓を設置して、外窓と内窓の二重構造にすることで、間に空気の層をつくり、断熱効果を高めています。
ただ、外窓の建て付けが悪いと十分な効果が期待できません。
窓が二重になることで開閉の手間や掃除の手間が増え、カーテンやブラインドと干渉するケースは、使い勝手の面で支障が出ることがあります。
また外窓(今ある窓)を断熱化させるのではないため、外窓に結露が発生する場合があります。
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外窓交換
断熱窓は、今ある窓を交換し、根本的に窓を断熱化させる方法であり、オススメする製品です。
外窓交換は、今ある外窓を高断熱窓に交換する方法です。
断熱窓にすると、ガラスと枠ともに断熱性能が向上するだけでなく、施工時に、窓枠の歪みや隙間など建て付けの悪さも解消できます。
また、外窓交換は、開閉できない窓(FIX窓)を、換気や採風できる窓(上下上げ下げ窓やウインドキャッチ窓など)など、開き方が違う窓に変更することも可能です。
このように外窓交換は、歪み・隙間の問題や、内窓で弊害となる使い勝手の課題も解決できる根本的な解決策です。
ただし、『断熱窓』といってもいくつかのメーカーが取り扱っている製品ですので、「どの断熱窓がいいの?」と疑問に思いますよね。
断熱窓でオススメはLIXILの『リプラス』
『リプラス』は窓交換リフォーム用の断熱窓です。新築用の断熱窓と間違えないようにしてください。
では『リプラス』をオススメする理由をお伝えします。
オススメの理由①窓本体の耐久性が優れている
断熱窓とは、高断熱なサッシ枠とペアガラス(複層ガラス)など高性能なガラスを採用した窓を指します。
ここでポイントとなるのが「樹脂」です。樹脂は断熱性能が非常に優れていますが、アルミに比べて耐久性や耐光性といった強度がやや劣ります。
しかし下の画像のように、『リプラス』は、室外側はアルミサッシ、室内側が樹脂サッシのアルミ樹脂複合窓です。
つまり、アルミの耐久性・耐光性を残し、室内側はきちんと断熱性能を有した”ハイブリッド窓”で、一般的なアルミサッシの窓のよさを残しつつ、きちんと断熱性が上がっているのです!
ただし、確かな断熱性能がある窓に変えるには、窓ガラスはトリプルガラスにすることがポイントです。
オススメの理由②選べる製品が多い
『リプラス』は他社製品に比べ、交換できる窓の種類が多いです。
居室用では、以下画像をはじめ8種類の窓から選択することができます。
※他に対応可能な窓の種類があります。詳しくはお問い合わせください。
また選ぶガラスによりサッシのカラーバリエーションが異なるものの、選択肢が幅広く、お好みのサッシを見つけやすいでしょう。
オススメの理由③引き違い窓の重さ
断熱窓は、アルミサッシの窓に比べ重量感があります。そのため開閉時の際に、重みを感じやすいデメリットがあります。
しかし、アルミ樹脂窓である『リプラス』は、オール樹脂サッシの断熱窓に比べ、スムーズに開閉することができます。
しかし断熱性能を上げるため、開閉の手間や掃除の手間、見た目の損失など生活における快適性が損なわれることは、もったいないと思いませんか。外窓交換、『リプラス』なら快適性を損なわず、断熱性能も上げることが可能です!
ちなみに、2024年は外窓交換で補助金が利用できます。補助額も多く、費用のご負担を少なくすることが可能です。ぜひ補助額も合わせて、コチラから費用をご確認ください。
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窓の断熱化は長期的に考えて対応を
寒さ対策のために窓を断熱化させることは非常に効果的ですが、確かな効果と効果の持続性といった点をしっかりと比較し、製品を選ぶことが大切です。
また断熱窓では、ガラスの性能選びもポイントです。窓の位置により適したガラスがありますので、ぜひお気軽にご相談ください。
なお業者選びの際は、「確かな効果を得られる、高い技術を持っているかどうか」を判断する手段として、口コミや施工実績、窓やドアなど建具専門のリフォーム業者であるかどうかを確認してください。
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