窓・サッシ交換とはどんなリフォーム?
窓・サッシ交換は窓リフォームの一つです。今ある窓・サッシを新しい窓・サッシに交換します。
窓・サッシ交換以外の窓リフォームには、「内窓を設置する」「窓ガラスのみ交換する」「シャッターや網戸を新設・増設する」リフォームなどがあります。
ただし、業者によって、工事ができる窓リフォームの種類が異なりますので、HPなどでご確認ください。
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窓リフォーム費用の計算方法
予算をたてるなら、費用相場を参考にしますよね。
窓リフォームは上記でご紹介したように、いくつかの種類がありますので、各リフォーム内容に沿って相場を調べましょう。
参考までに見積書で知っておくべき内訳の見方、費用の計算方法をご紹介します。
①新しい窓・サッシの本体価格
(引き違い窓2枚の場合は2枚セット価格、1カ所あたりで算出される)
なお新しい窓・サッシの本体価格は窓の大きさやガラスの種類により異なります。
②人件費(施工料/技術料)
業者により設定金額が異なる
③廃材処分費
(今ある窓・サッシの処分や工事で発生する廃材)
④オプション
(本体のオプションの場合や、別途追加工事がある場合)
ネットで簡単に見積もりが算出できる場合、本体価格のみの場合があります。施工料や廃材処分費は別途なのか、見積もりに含まれているのか確認しましょう。
交換するサッシの種類
窓・サッシ交換の場合、交換するサッシの材質によって工事内容が異なります。
まずはどんなサッシの材質があるのかご紹介します。
- アルミサッシ(窓で主流のサッシ)
- 木製サッシ(あたたかみのある風合いで人気)
- 複合サッシ(外側がアルミ、室内側が樹脂など2種類の材質のサッシ)
- 樹脂サッシ(断熱窓で使用されることが多いサッシ)
なお木製サッシへの交換を対応している業者が少ないこと、また塗装などのお手入れが必要なことから、むしろ木製サッシからアルミサッシに交換するリフォームの方が多いようです。
断熱性能を向上するために窓・サッシの交換を検討している場合は、複合サッシか樹脂サッシへの交換リフォームが一般的です。
窓・サッシ交換で考えられる工事
窓・サッシを交換する際に、どんな工事・工法が用いられるのかご紹介します。
窓・サッシ交換で考えられる工事は3つあります。
カバー工法
カバー工法は、近年、窓交換では主流の工法です。
図のように、壁を壊すことがなく、既存の窓枠を残し、上からカバーするように新しいサッシと窓を取り付けます。
カバー工法の施工は、わずか半日〜1日で終了です。
ただし、今ある窓枠を利用するため、新しい窓は、サッシ分(一回り)小さくなります。
新しい窓がどの程度小さくなるのか【カバー工法の施工例】で確認してみましょう。
確かにサッシ分(一回り)小さくなっていますが、採光は十分に確保されていますので、窓が小さくなることで部屋が暗くなりません。
なおカバー工法での費用は、小窓サイズで約18万円〜です。
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はつり工法
はつり工法とは、今ある窓枠を壁から取り外して新しい窓・サッシと交換します。
壁を壊すため、窓のサイズを大きくできますが、大掛かりな工事となるため、施工日数が1週間程度、要することがあります。
費用もカバー工法より高額になる場合がほとんどです。
パーツ交換
パーツ交換は、サッシに使用されているパーツを交換する工事です。
断熱性を向上させるよりも、窓がスムーズに開けられないことを改善するため、戸車(引違いサッシの障子下枠に取付ける滑りを良くする車輪状の金物のこと)を交換することが多いようです。
戸車のパーツ本体は、ホームセンターで簡単に購入できますが、様々な種類があり個人で自宅の窓にあったパーツを選び、交換するにも施工技術を要するため、業者に依頼することが望ましいです。
しかし戸車だけの交換で工事を請け負う業者は少ないため、窓がスムーズに開けられない場合は、、パーツだけでなく、窓・サッシと窓ごと変えることをおすすめします。
窓ごと交換することのメリット
- 断熱効果により、結露が軽減する
- 断熱性・気密性が向上することで、冷暖房の効きが良くなり省エネになる
- 省エネになればランニングコストも削減できる
- 窓枠の歪みが解消し、すき風がなくなったり、窓の開け閉めがスムーズになったりする
- 家の外観・内装共に美しくなる
- 窓の種類を変えられ、風通しを確保したり、上げ下げ窓などのデザイン性がある窓に変えられる。
窓・サッシ交換では、ご紹介したような多くのメリットがありますので、パーツ交換だけ行うのは非常にもったいないです。
カバー工法による窓・サッシ交換の費用(窓の種類別)
窓・サッシ交換にかかる費用を詳しくみていきましょう。
窓交換に適した高い断熱性と耐久性があるLIXIL『リプラス』の事例でご紹介します。
今回は、断熱性能が最も高いトリプルガラスで、交換できる窓の種類ごとにご紹介します。
どの種類も最小サイズ(幅×高さ)で算出しています。
・引き違い窓(2枚):¥269,440(税別)、窓リノベ補助額¥74,000
・縦すべり窓 (365mm×1100mm):¥253,600(税別)、窓リノベ補助額¥109,000
・横すべり窓(365mm×700mm):¥247,600(税別)、窓リノベ補助額¥109,000
・上げ下げ窓(600mm×1100mm):¥292,720(税別)、窓リノベ補助額¥109,000
・FIX窓(365mm×1100mm):¥206,000(税別)、窓リノベ補助額¥109,000
(※サイズはLIXILWEBカタログ、費用は弊社簡単お見積もりで算出)
参考: LIXILWEBカタログ
▶︎詳細な費用はご自宅の窓サイズに合わせて、簡単お見積もりでご確認ください。
▶︎窓の種類を変えたいけれど、どれがいいかお悩みの場合は、現地でお部屋の状況に合わせてご提案いたしますので、お気軽にお相談ください。
窓・サッシ交換のポイント
最後に、窓・サッシ交換を検討している際に、合わせて考慮しておきたい、ポイントをお伝えします。
長期的な効果・快適性
せっかく窓・サッシを交換するのであれば、交換する窓・サッシの断熱効果などがどのくらい続くのか、また利便性が現状より向上するかどうかをご検討ください。
例えば、断熱性能を上げる窓リフォームであれば、内窓を設置するリフォームの方が費用を抑えられますが、1カ所につき窓が2つ設置されるため、開閉が面倒ですし、掃除の際も窓ガラスを4枚も拭くとなるとさらに面倒ですよね。
となると、できれば今ある窓のみを交換する「窓交換」のほうがいいですよね。
工事中の生活への影響
窓・サッシ交換の際は、ご家族の立ち会いが必要です。
窓交換のカバー工法であれば、わずか1日の立ち会いですが、はつり工法の場合は1週間程度となります。
この1週間程度、お仕事を休んだり、工事中のお部屋が使えないまま過ごさないといけなかったりと、生活に支障が生じてしまいます。
費用を抑えられる方法を知る
窓・サッシ交換は、ご紹介したように1カ所あたり20万円前後ですので、複数カ所となると、どんどん費用が高くなります。
だからこそ、”補助金”が利用できれば、ご負担額を最小限に抑えられます。
”補助金”は、「先進的窓リノベ事業2024」のほか「東京都既存住宅における省エネ改修促進事業」も併用できる場合があります。
利用できる”補助金”は業者により異なりますので、注意してください。
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業者選び
窓交換は、本体の性能も大切ですが、業者(施工者)の技術も非常に重要です。
補助金が利用できる業者かどうかを確認するのは、もちろんのこと、以下2点のこともぜひチェックしてください。
- 窓やドアなど建具専門のリフォーム業者かどうか
- 施工実績や口コミ
確かな知識と技術は、専門性が左右しますし、ノウハウは、経験の数で蓄えられていきます。それらを確認する手段として2点のチェック事項は有効です。
窓・サッシ交換なら外窓交換が最適な方法
窓を断熱化したい、すき間風が気になる、窓がスムーズに開けられない場合、窓・サッシを交換することで改善できます。
また窓・サッシを交換するなら、窓全体を変えられるカバー工法による外窓交換が、補助金を活用しながら、費用を最小限に抑えられるため、おすすめです。
玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換と併せて行う窓のリフォーム(内窓・窓交換)を承っています。玄関ドアや窓のことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
窓や玄関ドアで困っていることがあれば、どんなことでもご相談ください。
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