【目次】
LIXILリプラスとは|リフォーム用カバー工法サッシ
>>>施工事例:すきま風に困っているトイレの窓を補助金で交換
リプラスは、LIXILがリフォーム(カバー工法)用に製造するリフォームサッシです。
カバー工法とは、既存窓枠を残してその上から新しい窓枠を被せて設置する方法で、窓周りの壁や床を解体する必要がありません。
(引用:LIXIL|リプラス:コンセプト)
リプラスの主な特徴は以下のとおりです。
- 熱伝導率※が低い樹脂と耐久性の高いアルミニウムを組み合わせたアルミ樹脂複合サッシ
- 他社のカバー工法用サッシに比べてフレームが細い
- トリプルガラスを組み合わせられるTWタイプを選べる
- クレセント錠に加えてサブロックも標準装備
- サイズや開閉方法のラインナップが豊富
- アルミ色から木目までカラーレパートリーが豊富
- 出窓や複雑な窓にも対応できるアタッチ枠や汎用モールなどのオプション部材が充実
※熱伝導率:熱の伝わりやすさを表す指標で、数値が小さいほど断熱・遮熱性が高い。アルミニウム合金の熱伝導率が200W/mKなのに対して、塩化ビニル樹脂(PVC)は0.17W/mKと非常に低い。
これらのメリットから、LIXILリプラスは既存住宅の窓リフォームで多く採用されています。
>>>窓豆知識:LIXILリプラスとは|窓サッシのカバー工法についてメリット・デメリットと費用目安、後悔・失敗しないためのコツを解説

“玄関ドアマイスター”は、全国から約11,000社が参加するLIXILリフォームコンテストで連続上位を獲得しており、リプラス部門では全国6位の入賞経験があります。
窓・玄関ドアのリフォームをお考えの際は、ぜひ玄関ドアマイスターの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
防犯合わせガラス(安全合わせガラス)とは|種類と強度
>>>施工事例:大きな窓は防犯ガラスが安心です!台風の時も飛び散らないガラスです
防犯合わせガラスとは、2枚のガラスの間に特殊中間膜を挟み込んだガラスで、バールなどの鈍器で強く叩いてもヒビが入るだけで貫通するまで時間がかかる“優れもの”です。
LIXILでは、防犯合わせガラスを「安全合わせガラス」、別のメーカーでは「防災安全合わせガラス」と表記していますが、根本的な違いはありません。

防犯(安全)合わせガラスは、地震などが発生した際にもガラスの破片が飛散しにくいことから、防災面でのメリットもあります。
防犯性能のあるガラスにはいくつか種類とグレードがあるため、強度や特徴の違いをチェックしておきましょう。
ガラスの種類 | 強度 |
---|---|
防犯(安全)合わせガラス |
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防犯(安全)合わせ複層(ペア)ガラス |
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防犯(安全)合わせトリプルガラス |
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防犯性能・断熱性能が高く、コストパフォーマンスも良いガラスとして人気が高いガラスは「防犯(安全)合わせLow-Eトリプルガラス」です。
防犯対策で窓リフォームする際の注意ポイント
防犯対策として窓をリフォームする方法はとても有効ですが、注意点やポイントを押さえないとあまり効果が出ないので注意しましょう。
防犯合わせガラスは100%侵入をブロックできる訳ではない
防犯合わせガラスは、中間膜によって貫通するまでの時間を遅らせることが目的であり、時間をかければ穴は開いてしまいます。
つまり、100%侵入犯をブロックできるという訳ではないのです。
そのため、窓周りの見通しを良くして、足場になるようなものを置かないなどの対策と併せて取り組む必要があります。
ガラス交換だけでは防犯効果は不十分
防犯合わせガラスは確かに侵入までの時間を遅らせることができますが、古いサッシに入れてもあまり効果がない可能性は十分考えられます。
例えば、建て付けの悪い古いサッシに防犯ガラスを入れても、障子ごと外されてしまえば侵入されてしまいますし、浴室やトイレに付いているルーバー窓には防犯合わせガラスを入れることはできません。
そのため、ガラス交換だけではなく外窓の交換や内窓の設置も選択肢に入れて、防犯リフォームを検討しましょう。
内窓で防犯効果を高めるなら工夫が必要
内窓を取り付けると外窓と内窓で鍵が二重になり防犯性は高まりますが、内窓の防犯効果をさらに高めたい方は、必ず防犯合わせガラスと組み合わせましょう。
内窓に防犯合わせガラスを採用すると、実際にガラスを割って侵入しようとしても、外窓のガラスを割ってから、内窓の防犯合わせガラスを破壊して鍵を開けるには時間もかかりますし大きな音も出るためです。
防犯合わせガラスを採用するとガラスにCPマークがついて抑止効果を得られる点もポイントです。

雨戸やシャッターが付いていない窓や、付いていても日中は開けておく窓は、防犯合わせガラスが入った内窓が防犯に効果的です。
防犯合わせガラスは価格が高い
防犯合わせガラスは通常の単板ガラスや断熱・遮熱を目的とした複層ガラスよりも価格が高い点は否めません。
同じサイズの窓にLow-Eトリプルガラスと防犯合わせLow-Eトリプルガラスを入れた場合の価格を比較すると、1.5〜2倍程度の費用になる可能性があります。

高断熱な防犯合わせ複層ガラスは、通常の複層ガラスよりも価格が高いですが、ご自宅が空き巣や強盗の被害に遭うリスクを踏まえると決して損ではありません!2025年は、窓の防犯リフォームで補助金をもらえるチャンスです!
災害時の避難経路として窓を使えない
防犯合わせガラスは打撃に強い点がメリットですが、一方で災害時に室内側から窓を割って外に避難する際にも時間がかかってしまいます。
そのため、ご自宅でも万が一の時に備えて、どこから避難するかを何パターンかシミュレーションしておきましょう。
断熱性アップはガラス選びが重要
窓リフォームする際は、ガラスの防犯性だけではなく断熱性にもこだわりましょう。
窓ガラスからは多くの熱エネルギーが出入りし、冷暖房の効率を下げてしまうためです。
(引用:資源エネルギー庁|省エネ住宅)
そのため、断熱性の高いガラスを選ぶと、室内が快適になるだけではなく、省エネや光熱費削減というメリットも得られます。

防犯合わせガラスは単板ガラスと比べると断熱・遮熱性は高いですが、十分ではありません。窓の断熱性も防犯性もアップさせたい方は、「防犯(安全)合わせLow-Eトリプルガラス」の採用をご検討ください。
LIXIL・リプラス+防犯合わせガラス(安全合わせガラス)の費用目安|製品代・工事費
“玄関ドアマイスター”のホームページでは、内窓・外窓リフォームと玄関ドア・勝手口ドアの交換費用がすぐに分かる無料見積もりサービスを提供しております。
その中から、LIXILリプラスに交換する場合の工事費用目安を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※下記は、玄関ドアマイスターにご依頼いただいた場合の価格です。(2025年7月時点)
腰窓
※窓枠のサイズが幅1,800mm・高さ800mmの場合
※浴室以外に設置する2枚引き違い窓の場合
※LIXILリプラスに防犯合わせトリプルガラスLowEガス入透明・型(網戸標準ネット)を組み合わせた場合
単価(税別) | ¥393,520/セット(取り付け工事費含む) |
小計(税込) | ¥432,872/セット |
先進的窓リノベ2025事業の補助額 | −¥74,000/セット |
実際のご請求額 (お客様の自己負担額) |
¥358,872 |
東京都在住の方限定で「既存住宅における省エネ改修促進事業」を利用すると、ここからさらに¥122,500マイナスになります。
掃き出し窓
※窓枠のサイズが幅1,800mm・高さ2,000mmの場合
※浴室以外に設置する2枚引き違い窓の場合
※LIXILリプラスに防犯合わせトリプルガラスLowEガス入透明・型(網戸標準ネット)を組み合わせた場合
単価(税別) | ¥608,400/セット(取り付け工事費含む) |
小計(税込) | ¥699,240/セット |
先進的窓リノベ2025事業の補助額 | −¥149,000/セット |
実際のご請求額 (お客様の自己負担額) |
¥520,240 |
東京都在住の方限定で「既存住宅における省エネ改修促進事業」を利用すると、ここからさらに¥245,000マイナスになります。

“玄関ドアマイスター”では、上記価格からさらに割引するキャンペーンがございます。「施工写真掲載&アンケート回答OK」や「現地調査と同時契約」にご協力いただけるとさらにお値引きいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
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2025年おすすめの補助金|窓の防犯リフォームも対象
>>>LIXILリプラス施工事例:ルーバー窓はもう古い!危険な窓です
2025年は、外窓を交換するのに絶好の大チャンスです。
全国対象の「先進的窓リノベ2025事業」、東京都内在住の方限定の「既存住宅における省エネ改修促進事業」と、2つの補助事業が実施されています。
どちらの補助金も玄関ドアや窓の“断熱リフォーム”が対象ですが、防犯目的の改修工事でも基準以上の断熱性能を持つ製品を採用すれば補助対象になる点がポイントです。

「先進的窓リノベ2025事業」と「既存住宅における省エネ改修促進事業」は1つの窓リフォーム工事で同時申請(併用利用)でき、合わせて1世帯につき最高300万円以上の補助金をもらえる可能性があります。
全国対象「先進的窓リノベ2025事業」
先進的窓リノベ2025事業は、多くの熱エネルギーを損失する窓や玄関ドアなどの断熱化により、既存住宅の快適性アップと省エネ化を推し進めることを目的に、以下の工事をすると補助金をもらえます。
- 窓ガラスの交換
- 内窓の設置
- 外窓の交換(カバー工法・はつり工法)
- 玄関ドア・勝手口ドアの交換(カバー工法・はつり工法)※
※玄関ドア・勝手口ドアの交換は、窓工事と同一契約であることが補助の条件ですが、勝手口ドアについてはシリンダーレスのタイプを選ぶと窓とみなされて単独で補助対象に。
工事の内容・窓やドアの開口サイズ・断熱性能グレードによって1カ所ごとの補助額が決められており、上限を1世帯につき「200万円」とし、工事プランに応じて合計額が支給されます。
外窓をカバー工法で交換した場合の補助額は以下のとおりです。
窓の性能区分 | 補助額 (窓の開口面積) |
---|---|
P(SS) | 大(L・1.4㎡以上):220,000円/ヶ所 中(M・0.8㎡以上1.4㎡未満):163,000円/ヶ所 小(S・0.1㎡以上0.8㎡未満):109,000円/ヶ所 |
S | 大(L・1.4㎡以上):149,000円/ヶ所 中(M・0.8㎡以上1.4㎡未満):110,000円/ヶ所 小(S・0.1㎡以上0.8㎡未満):74,000円/ヶ所 |
A | 大(L・1.4㎡以上):117,000円/ヶ所 中(M・0.8㎡以上1.4㎡未満):87,000円/ヶ所 小(S・0.1㎡以上0.8㎡未満):58,000円/ヶ所 |
>>>玄関ドア豆知識:先進的窓リノベ2025事業|補助金の申込・工事はいつまで?対象要件と申請のコツを解説
東京限定「既存住宅における省エネ改修促進事業」
既存住宅における省エネ改修促進事業は、東京都が実施する補助事業で、都内の既存住宅を対象に以下のリフォーム工事をすると資金面でのサポートを受けられます。
- 高断熱窓・高断熱ドア工事:内窓設置・外窓交換(カバー工法・はつり工法)・ガラス交換・ドア交換
- 断熱材工事:壁・床・天井などの断熱材入れ替えや追加
- 高断熱浴槽工事:浴槽の取り替え及び付帯工事
工事の内容・サイズ・断熱性能グレードによって1カ所ごとの補助額が決められており、高断熱窓・高断熱ドア工事の場合は上限を1世帯につき「130万円」とし、工事プランに応じて合計額が支給されます。
外窓をカバー工法で交換した場合の補助額は以下のとおりです。
窓の性能区分 | 補助額 (窓の開口面積) |
---|---|
P(SS) | 2.8㎡以上:110,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:81,000円/ヶ所 0.2㎡以上1.6㎡未満:54,000円/ヶ所 |
S | 2.8㎡以上:99,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:73,000円/ヶ所 0.2㎡以上1.6㎡未満:49,000円/ヶ所 |
A | 2.8㎡以上:78,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:58,000円/ヶ所 0.2㎡以上1.6㎡未満:38,000円/ヶ所 |
B | 2.8㎡以上:52,000円/ヶ所 1.6㎡以上2.8㎡未満:38,000円/ヶ所 0.2㎡以上1.6㎡未満:25,000円/ヶ所 |
(参考:クールネット・東京|(令和7年度)既存住宅における省エネ改修促進事業)
>>>東京都の方限定!先進的窓リノベ2025事業とダブルでもらえる「既存住宅における省エネ改修促進事業」

「先進的窓リノベ2025事業」と「既存住宅における省エネ改修促進事業」を利用できる2025年だからこそ、家の窓や玄関ドアをまとめてリフォームするプランがおすすめです。「うちは補助対象になるのか分からない」という方は、施工実績・補助金申請サポート実績が豊富な“玄関ドアマイスター”へお問い合わせください。
窓・玄関ドアのリフォームをお考えの際には、ぜひ玄関ドアマイスターの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
防犯合わせガラス(安全合わせガラス)に関する“よくある質問”
>>>LIXILリプラス施工事例:他社ではできないと言われた外窓交換。玄関ドアマイスターはできました
ここで窓サッシカバー工法について、多くの方から寄せられるご質問を紹介します。
Q.防犯合わせガラスにUVカット機能は付いている?
A.防犯合わせガラスは中間膜の効果によりUV(紫外線)を99%以上カットします。
防犯合わせガラスにはさみこまれた特殊中間膜の効果によって、室内に射し込むUV(紫外線)の大半をブロックできます。
Low-E複層ガラスには遮熱効果もありますので、窓辺が暑い方におすすめです。
Q.防犯フィルムと防犯合わせガラスの違いは?強度に違いはある?
A.防犯合わせガラスの方が防犯フィルムと比べて耐久性・強度は高いです。
防犯フィルムは、比較的リーズナブルに施工できてDIYでも貼り付けできる点から手軽さがメリットです。
しかし、耐久性と強度は防犯合わせガラスと比べて劣るため、注意しましょう。
工事方法 | メリット・デメリット |
---|---|
防犯合わせガラス |
【メリット】
【デメリット】
|
防犯フィルム |
【メリット】
【デメリット】
|
Q.防犯合わせガラスは火災の時にどうなる?
A.防犯合わせガラスに、火災時のメリットはあまりありません。
防犯合わせガラスは火災発生時初期のガラス飛散をある程度防止する効果はあるものの、70℃を超えると中間膜が発泡してヒビが入る可能性があり、いずれ脱落します。
火災時の延焼防止を目的にする場合は、ワイヤーが入っている網入りガラスを選びましょう。
ただし、網入りガラスのワイヤーは簡単に切断できるため、平常時の防犯性能は期待できません。
Q.防犯合わせガラスを見分ける方法は?
A.ほとんどのメーカーでガラスの下にCPマークが付いています。またガラスの下の刻印を見ると、防犯(安全)合わせ複層ガラスかどうかが分かります。
ほとんどのメーカーでは、防犯合わせガラスの下にCPマークがついています。
CPとは「Crime Prevention(犯罪抑止)」の意味を表し、警察庁・国土交通省・経済産業省と建材メーカーで構成される「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が制定した防犯基準を満たす製品にCPマークが付きます。
CPマークが見当たらない場合は、ガラスの下部にある刻印を確認しましょう。
以下のような刻印があると防犯(安全)合わせ複層ガラスであることを意味します。
- AWASE-A
- AWASE-B
- 3+PVB30+3(3mmガラス+中間膜厚さ30mmの防犯合わせガラス+3mmガラス)
そのほか、上記のPVB30がL30・L45・L60と表記されているものも、防犯ガラスです。
窓・玄関ドアのリフォームをお考えの際には、ぜひ玄関ドアマイスターの公式LINEからお気軽にお問い合わせください。
お電話からもお問い合わせいただけます。
東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川・栃木・群馬にお住まいで、窓のリフォームや玄関ドアの交換を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。