窓や玄関ドアのリフォームで利用できる「先進的窓リノベ事業」について、「2025年度で終了して補助金がなくなるのか」「2026年度以降の補助金はどうなるのか」とお考えの方のために、“玄関ドアマイスター”が先進的窓リノベ2025事業の概要と2026年度の事業予測について、政府の公表資料をもとに予測します。
2026年度以降に窓・玄関ドアの断熱リフォームで使える補助金も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
※2026(令和8)年度の補助金に関する事業内容は、2026(令和8)年3月末に国会で最終決定します。
当記事は現時点で公表されている情報をもとに作成しており、政府などからの情報発信を受けて内容を更新していきます。
先進的窓リノベ事業とは|2025年度の概要
>施工事例:【補助金チャンス!】先進的窓リノベ2025事業で「開け閉め2倍」の内窓を回避!たった1日で外窓+勝手口ドアを断熱交換して14.7万円の補助もらう方法
「先進的窓リノベ事業」は、国土交通省・経済産業省・環境省の3省合同による「住宅省エネキャンペーン補助事業」のうちの1つで、住宅の新築・リフォームを対象とした補助金の支給による、家庭部門の省エネ性能向上が目的です。
「先進的窓リノベ2025事業」は、既存住宅における窓・玄関ドア・勝手口ドアの断熱改修工事※を対象に、遅くとも2025年12月31日までに交付申請を済ませた住宅に対して、一戸当たり最高200万円もの補助額が支給されます。
※窓・玄関ドア・勝手口ドアの断熱改修工事:本事業においては、基準以上の断熱性能を確保できる「内窓の設置、窓ガラスの交換、外窓・玄関ドア・勝手口の交換(はつり工法及びカバー工法)」を指します。
ここで重要なポイントは、「先進的窓リノベ事業は、開始当初である2023年度から2024・2025年度を含む3カ年計画が決まっており、本年度が最終年度である」点です。
>>>豆知識:先進的窓リノベ2025事業|補助金の申込・工事はいつまで?対象要件と申請のコツを解説
先進的窓リノベ事業の補助金はなくなるのか|2026年度の予測
>施工事例:【14.5万円お得に!】玄関ドアと勝手口ドアを同時にリフォームして「先進的窓リノベ2025事業」の補助金をゲットする方法
2025年度に3カ年計画の最終年度を迎える「先進的窓リノベ事業」ですが、現時点※では、2026年度以降の廃止も継続も正式には決定していません。
※2025年10月時点
しかし、住宅省エネキャンペーンを行う国土交通省・経済産業省・環境省の令和8年度税制改正要望と予算概算要求を見ると、2026年度以降の傾向が見えてきます。
要点から住宅に関連する項目を抜粋すると、以下のようになります。
管轄省庁 | 令和8年度税制改正要望の要点 |
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国土交通省 |
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経済産業省 |
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環境省 |
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(参考:国土交通省|令和8年度税制改正、経済産業省|令和8年度税制改正について、総務省|令和8年度税制改正要望(環境省))
管轄省庁 | 令和8年度税予算概算要求の要点 |
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国土交通省 |
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経済産業省 |
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環境省 |
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(参考:国土交通省|令和8年度国土交通省予算概算要求概要|住宅局、経済産業省|令和8年度概算要求・税制改正要望について、環境省|令和8年度予算概算要求事項別表)
上記の内容を踏まえると、以下のような予測を立てられます。
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政府による住宅リフォームの補助金は、現時点※で「戸建住宅・集合住宅のZEH化・省CO2化促進事業」と「既存住宅の断熱リフォーム支援事業」が実施される見込みです。
※2025年10月時点
ただし、どちらも「先進的窓リノベ事業」とは内容が異なります。
事業 | 概略 |
---|---|
戸建住宅・集合住宅のZEH化・省CO2化促進事業 |
新築戸建住宅のZEH・ZEH+化等支援 新築集合住宅のZEH-M化等支援 既存住宅のZEH化改修促進支援 |
既存住宅の断熱リフォーム支援事業 |
既存住宅の断熱リフォーム(トータル断熱・居間だけ断熱)を行う者に対して1/3補助 トータル断熱(上限額120万円/戸) 居間だけ断熱(上限額15〜20万円/戸) |
(参考:国土交通省|令和8年度国土交通省予算概算要求概要|住宅局)
これらの公開情報をまとめると、2025年度と2026年度では、窓・玄関ドアリフォームに関する補助金は以下のように変わる可能性があります。
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これらの予想から、窓・玄関ドアの断熱改修を検討している方は、先進的窓リノベ2025事業を利用できるうちにリフォームすることをおすすめします。
先進的窓リノベ2025事業を利用するためには、施工会社による交付申請を遅くとも2025年12月31日までに済ませる必要があり、その前には施工会社の現地調査・見積もり・工事契約を済ませなくてはいけません。
申請期限が近づくと、施工業者のスケジュールを抑えにくくなる可能性があるため、リフォームを検討中の方は早めに計画を進めましょう。
ちなみに、「先進的窓リノベ2025事業」に関する公式情報が公開されたのは2024年11月なので、2026年度の補助金情報は2025年11〜12月に発表される予定です。
2026年度の補助金に関する公式発表を待つと、今年度の申請に間に合わない可能性があるのでご注意ください。

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【2026年度最新予想】窓・玄関ドアリフォームで使えるおすすめの補助金
>施工事例:【補助額149,000円】内窓より便利で補助額が大きい外窓交換とは?築30年以上の寒い家を改善
2026年も継続される可能性が高い窓・玄関ドアのリフォームを対象とした事業は2つあります。
※下記情報は2025(令和7)年度の情報です。申請の際には最新情報をご確認ください。
既存住宅の断熱リフォーム支援事業
こちらは、公益財団法人北海道環境財団が運営する補助事業で、既存住宅におけるエネルギー消費の効率化と低炭素化を促進するために、断熱リフォームを資金面でサポートすることが目的です。
2026年度の実施は決まっていませんが、2023年度から継続されており、令和8年度の環境省概算要求には90億円※が計上されていることから、2026年度の実施も見込めます。
※住宅の脱炭素化促進事業総額の要求額
(参考:環境省|令和8年度予算概算要求事項別表)
補助金は「トータル断熱」と「居間だけ断熱」に分かれ、窓と同時契約であれば、玄関ドアの改修も補助対象になります。
補助額 |
【トータル断熱・居間だけ断熱】補助対象経費の 1/3以内(上限120万円/戸※) ※玄関ドア改修5万円を含む |
対象要件 |
【共通要件】
【トータル断熱】
【居間だけ断熱】
|
(参考:公益財団法人北海道環境財団|既存住宅の断熱リフォーム支援事業|公募情報【令和7年9月公募】)
環境省の令和8年概算要求によると、「トータル断熱」は補助上限額が変わりませんが、求められる省エネ基準が高くなる可能性があり、「居間だけ断熱」は補助額の大幅な引き下げが予定されています。
そのため、既に窓・玄関ドアリフォームを検討し始めている方は、2025年度中の申請がおすすめです。
既築住宅のZEH改修実証支援事業
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギーハウスの略称で、住宅の高断熱化による「省エネ」と、太陽光発電などの自然エネルギーによる「創エネ」を組み合わせ、その消費エネルギー量をプラスマイナスゼロ(正味ゼロ)以下にすることを目指す住宅を指します。
(引用:国土交通省|ZEH・LCCM住宅の推進に向けた取組)
既築住宅のZEH改修実証支援事業とは、リフォームによってZEHレベルの省エネ性を満たす場合に補助金を支給する事業です。
補助額 |
補助対象経費の 1/3以内(上限は1〜4地域※で400万円/戸、5〜8地域※で300万円/戸) ※1〜8地域の区分は国土交通省|地域区分新旧表に準ずる |
対象要件 |
【要件】
※BEI:建築物のエネルギー消費効率を評価する指標で、設計一次エネルギー消費量/基準一次エネルギー消費量で算出し、数値が低いほど省エネ性が高い |
(参考:一般社団法人環境共創イニシアチブ|令和7年度 既築住宅のZEH改修実証支援事業)
窓・玄関ドアのリフォームだけでは補助の対象になりません。
また、環境省の令和8年概算要求では、補助上限額が地域を問わず一律で250万円/戸に引き下げられる予定です。

窓や玄関ドアの断熱リフォームを対象とした補助事業は、都道府県・市区町村など自治体単位でも実施される可能性があります。また、住宅を断熱リフォームすると、所得税と固定資産税(家屋分)の減税・税控除を受けられますので、併せて詳細をご確認ください。
(参考:クールネット・東京|(令和7年度)既存住宅における省エネ改修促進事業、国土交通省|リフォーム促進税制(所得税・固定資産税)について)
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