満足度の高い窓リフォーム方法を決めるために、外窓交換をするメリットや、カバー工法のメリット・デメリット、費用、施工における注意点、外窓交換のメリットについてご紹介します。
外窓交換のカバー工法とは?
外窓交換は、いくつかある窓リフォーム工事の一つで、建物の外側に面した窓を新しい窓に交換するリフォームです。
外窓交換は、建て付けの悪さにより生じることで窓がスムーズに開けられない、すき間風で寒いなど「窓のいろいろな悩みを一気に解決できる窓リフォーム」です。
外窓交換で解決できることとは、以下の通りです。
- 断熱性能を向上させ、暑さや寒さに影響されない
- 結露の発生を軽減できる
- 窓の歪みを解消し、開閉がスムーズになり、すき間風が減る
- 窓の種類を変えられるため、風通しを改善できるなどより快適性が増す
- 外観も内装もキレイになる
- 補助金が利用でき、負担額が最小限に抑えられる
- 二重窓より窓の開け閉めが楽になる
- 窓掃除が簡単
これだけ多くのこと解決できれば、外窓交換する窓リフォームは、非常に魅力的ですよね。
外窓交換のカバー工法とは、今ある窓枠を覆うように取り付ける工法のことで、外窓交換で主に用いられています。
手順はシンプルで、今ある窓の障子部分を外し、新しい窓枠と窓を取り付けます。
下の画像を参照にしてください。
そして、カバー工法にかかる工期はわずか1日です!
窓リフォームの施工時には、家族のうち一名は家にいなければいけませんので、ご家族の立ち会いも1日ですみます。
カバー工法は、壁を取り壊すことなく、たった1日で施工が完了できるため、比較的手軽に交換できる窓の断熱リフォーム方法として普及が進んでいます。
ただし、DIYでできるほど簡易なものではなく、確かな技術を持つ職人による交換施工が必要です。
より納得のリフォームが実現できるように、カバー工法のメリット・デメリットについても詳しくお話ししていきます。
カバー工法のメリット
外窓交換におけるカバー工法のメリットは以下の通りです。
- 工期が1ヶ所あたり半日程度
- 窓サッシ以外の工事が不要
- 費用が大幅に抑えられる
- 廃材が少ないため環境にも優しい
カバー工法では、既存の窓サッシや壁を壊すことなく、新しい窓に交換するだけですので、施工時間にあまり時間を要しませんので、複数ヶ所を同時に施工した場合でも1日で完了します。
また廃材となるのは、既存の窓、そして新しい窓が梱包されていたダンボールや緩衝材ぐらいですので、壁を壊した場合の廃材処分費も抑えらますし、環境にも優しいです。
カバー工法のデメリット
カバー工法のデメリットは以下の通りです。
- 窓がひとまわり小さくなる
- 掃き出し窓の場合段差が気になる場合がある
- 窓のサイズを大きくしたり、位置を変えたりできない
カバー工法では、既存の窓サッシをカバーして新しい窓を設置するため、若干サイズが小さくなりますし、サイズを大きくしたり、窓の位置を変えたりできません。
またリビングなどの大きな窓(掃き出し窓/テラス窓)はベランダや庭の出入りの際に使用することが多いかと思います。
カバー工法では、既存のサッシの上に新しいサッシを取り付けるため、若干段差が生じてしまうため、出入りの際には特に注意が必要です。
期待できる効果
「カバー工法」による外窓交換で期待できる効果も確認しましょう。
上記でもお伝えしていますが、
- 断熱性能が向上する
- 開けづらい窓がスムーズに開けられるようになる
- すきま風がなくなる
- 二重窓にしなくて済むため開閉や掃除がスムーズ
カバー工法では、「複層ガラス」「LowE複層ガラス」「トリプルガラス」のいずれかの断熱性能があるガラスとサッシを組み合わた窓と既存の窓と交換します。
既存の窓が単板ガラスとアルミサッシであれば、外窓交換することで大幅に断熱性能が向上します。
また窓が開けづらくなっている、すきま風が強く感じている場合、劣化などの理由により建て付けが悪くなっていることが多いです。
カバー工法で、高い施工技術の上ですき間なく、新しい窓とサッシが取り付けられることによりガタつきもすき間も解消します。
内窓を設置しなくても高い断熱効果が期待できるため、二重窓で不便を感じる開閉の手間や掃除の面倒さがありません。
壁を壊す「はつり工法」
カバー工法が普及する前は「はつり工法」が主流でした。
「はつり工法」とは、外窓交換の際に行う工法のことであり、既存のサッシを壁から取り外して施工します。
窓周りの壁を取り壊すため、工期が長くかかりますし、サッシ業者だけでなく、左官職人さんや足場を組む業者さんなど様々な職人さんに依頼しリフォーム工事を進めていきます。
そのため、工期も費用もかかります。
(※なお弊社では「はつり工法」での工事は承っておりません)
カバー工法での外窓交換の費用は次の章でご紹介します。
外窓交換のカバー工法にかかる費用
では実際にカバー工法での外窓交換は費用がどのくらいかかるのか、気になりますよね。
参考までに、外窓交換に最適なLIXILの外窓交換『リプラス』の事例で費用をご紹介します。
断熱性能がトップクラス【トリプルガラス/引き違い窓(2枚)】の場合の費用
外窓交換(カバー工法)の費用は、窓の大きさにより価格が変わります。
窓の大きさは、下の画像をご参照ください。
今回ご紹介しているトリプルガラスは、アルゴンガスが中空層に注入されています。
・小窓サイズ:単価(税別)¥269,440、窓リノベ補助額¥74,000
・腰高窓サイズ:単価(税別)¥350,160、窓リノベ補助額¥110,000
・掃き出し窓(テラス窓)サイズ:単価(税別)¥590,400、窓リノベ補助額¥149,000
LowE複層ガラスの場合
トリプルガラスよりも断熱性能は劣りますが、高い断熱性能(熱貫流率が1.1〜1.2W/㎡K)があります。
(熱貫流率は、LIXIL『リプラス』WEBカタログ参照値を掲載しています。)
・小窓サイズ:単価(税別)¥181,680、窓リノベ補助額¥58,000
・腰高窓サイズ:単価(税別)¥235,440、窓リノベ補助額¥87,000
・掃き出し窓(テラス窓)サイズ:単価(税別)¥324,720、窓リノベ補助額¥52,000
参考:LIXIL『リプラス』WEBカタログ
▶︎ご自宅の窓の大きさに合わせて見積もりができる「簡単お見積もりシミュレーション」をご利用ください。
外窓交換のカバー工法の注意点
外窓交換には多くのメリットや効果が期待できますが、施工に関する注意点が4つあります。
- 窓が小さくなる
- 必ずプロに窓の状態を確認してもらう
- 内窓を設置する窓リフォーム方法と比較する
- 費用を抑える方法を検討する
窓が少し小さくなる
カバー工法では、デメリットでもお話ししたように、窓がひと回り分小さくなります。そのひと回り分がどのくらいなのか気になりますよね。
施工事例で確認してみましょう。
確かに、サッシ分が小さくなっています。
小さくなることで採光が減ると心配される方がいますが、実際には変わっていませんよね。
採光の面では、窓が小さくなることで支障はなさそうです。
必ずプロに窓の状態を確認してもらう
今の窓の不便さや不快な点をきちんと確認する必要があります。
気づいていない劣化も起きている可能性がありますし、カバー工法で対応できない窓もあるためです。
内窓を設置する方法と比較する
断熱性能を上げる窓リフォームであれば、外窓交換のほかに、内窓(インナーサッシ)を設置する方法があります。
断熱性能という点で比較すると、内窓は外窓交換と同等の性能がありますし、費用の面でも外窓交換より費用が抑えられます。
しかし!
1ヶ所につき窓が2つになることは、開閉の手間や掃除の手間が増えてしまい、面倒です。
特に掃除の際は、4枚のガラスを拭くことになりますし、レールも増えるため、時間もかかりストレスに感じてしまうことがあります。
断熱性能が上がり、室内環境がより快適になったとしても、何か手間が増えてしまっては、せっかくのリフォームももったいないですよね。
関連コラム
費用を抑える方法(補助金)を検討する
費用を抑える方法として補助金を利用する方法があります。
【先進的窓リノベ事業2024】では、外窓交換の方が内窓設置よりも補助金額が大きく、よりお得に変えられます。
▶︎簡単お見積もりで、窓リノベ補助金額もわかりますので、ぜひご確認ください。
【先進的窓リノベ事業2024】以外にも【子育てエコホーム支援事業2024】や【東京都民限定既存住宅における省エネ改修促進事業】と利用できる補助金があります。
詳しくはお問い合わせください。下記関連コラムでもご紹介しています。
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外窓交換は業者選びが重要
同じカバー工法を用いて外窓交換を行う場合でも、費用は業者によって変わります。
さらに費用以上に業者によって大きく異なるのは施工技術です。
業者選びの際は以下の条件に当てはまるかどうか、ぜひご確認ください。
⚫︎窓やドアなど建具専門のリフォーム業者である
建具専門のリフォーム業者なら、職人さんの確かな技術での施工が期待できます。
⚫︎施工実績の多さ
実際に施工実績が多いかどうかも確認してください。
工事実績が多いほど職人さんの現場経験が豊富で、多様なケースに対応できる現場のノウハウがあります。
⚫︎口コミ評価が多くコメント内容もいい
お客様のクチコミが多く、評価が高いほど確かな施工品質やお客様の満足度の高さの証明になります。
⚫︎補助金が利用できるかどうか
補助金登録業者でなければ補助金の申請ができない場合があります。
事前に補助金が使えるかどうかを確認してください。
これらの条件を満たしていれば、”信頼できる”業者と判断できるでしょう。
玄関ドアマイスターのクチコミはコチラ
玄関ドアマイスターの施工事例はコチラ
カバー工法による外窓交換で窓の悩みを一気に解決
断熱性能を上げたり、窓がスムーズに開けられるようになったりと、外窓を交換することで、様々な窓のお悩みを一気に解決できます。
外窓交換をカバー工法で行うことで、1日で窓リフォームが完了し、室内環境を整え、より一層快適な生活へと変えられることでしょう。
2024年なら、補助金を活用してコスパよく窓リフォームをすることができるチャンスです。
ぜひお気軽にご相談ください。
玄関ドアマイスターは東京、茨城、千葉、埼玉、神奈川、栃木で玄関ドアの交換と併せて行う窓のリフォーム(内窓・窓交換)を承っています。玄関ドアや窓のことなら何でもご相談ください。ご自宅の環境に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
インターネットでのお見積りやお問い合わせを不安に思う方も多いと思いますが、玄関ドアマイスターでは、お見積りやお問い合わせをいただいたお客様に、勧誘や営業は決していたしません。お気軽にご利用ください。
お客様のご自宅に伺う仕事ですので、信頼を何よりも大切にしています。丁寧親切はもちろんのこと、マナーの徹底も行っています。仕事は、最後は人で決まるという部分があります。世界に唯一の商品やサービスを売っている会社なんて一握り。同じような価格、同じようなサービスは、他にもある。それでも「あの人に」と選んでいただける、そんな会社でありたいと思っています。
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