コラム

公開日:2025年9月2日

/ 最終更新日:2025年09月10日

リフォームなら間に合う!2025年「子育てグリーン住宅支援事業」は延長されるのか|申請状況と2026年度以降の予測

リフォームなら間に合う!2025年「子育てグリーン住宅支援事業」は延長されるのか|申請状況と2026年度以降の予測

どあわん
どあわん

「子育てグリーン住宅支援事業」はこれからでも申請できますか?

2025年の住宅に関する補助金事業が、2024年に実施された子育てエコホーム支援事業の後継事業である「子育てグリーン住宅支援事業」です。

新築住宅分は既に一部の受付を終了していますが、既存住宅のリフォームでしたらまだ申請は間に合います。

これから住宅リフォームを検討し始める方にとって気になるのは「子育てグリーン住宅支援事業は2026年度以降も延長されるのか」という点ですよね。

そこで、“玄関ドアマイスター”が、「子育てグリーン住宅支援事業」の概要から2025年度の申請状況、2026年度以降の延長予測について詳しく解説します。

2025年度で終了予定の窓・玄関ドアリフォームを対象としたその他補助金も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

2025年度「子育てグリーン住宅支援事業」の概要と対象要件・申請状況

リフォームなら間に合う!2025年度「子育てグリーン住宅支援事業」の概要と申請状況

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「子育てグリーン住宅支援事業」は、令和6年度補正予算および令和7年度当初予算で合計2,500億円(新築2,100億円・リフォーム400億円)もの巨額な額を充てて実施された住宅を対象とした補助事業です。

本事業は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯を中心に、住宅の新築(購入)やリフォームの“省エネ化”にかかる費用をサポートすることを目的としています。

対象要件(補助額)

補助の対象要件は、新築住宅と既存住宅のリフォームで異なります。

プランの種類 主な対象要件・補助額

注文住宅の新築

  • 対象住宅がGX志向型住宅※・長期優良住宅・ZEH水準住宅のいずれかの基準を満たしていること
  • 長期優良住宅・ZEH水準住宅の場合は、申請者が子育て世帯※・若者夫婦世帯※のいずれかであること
  • 建築主(所有者)が自ら共住する住宅であること
  • 住戸の床面積が50㎡以上240㎡以下であること
  • 事務局に事前登録された事業者に工事を依頼すること
  • 2024年11月22日以降に着工していること
  • 2026年7月31日までに完了報告できること

【補助額】

GX志向型住宅:160万円/戸

長期優良住宅:80万円/戸※

ZEH水準住宅:40万円/戸※

※建て替えの場合は+20万円

既存住宅のリフォーム

【補助額】

Sタイプ(必須工事①〜③を全て実施):上限60万円/戸

Aタイプ(必須工事①〜③のうち2つのカテゴリーを実施):上限40万円/戸

※必須工事・任意工事は内容ごとに補助額が設定されており、その合計額が支給される

※GX志向型住宅:GX(グリーントランスフォーメーション)実現のために、ZEH基準を大きく超える次世代省エネ基準を満たす住宅
※子育て世帯:申請時点で18歳未満の子供がいる世帯
※若者夫婦世帯:申請時点で夫婦のいずれかが39歳未満である世帯

(参考:子育てグリーン住宅支援事業

申請状況

子育てグリーン住宅支援事業は、当初「遅くとも2025年12月31日まで」に交付申請することが条件でしたが、最も補助額の多いGX志向型住宅の新築分は既に申請額が予算額に達したため、受付を終了しています。

長期優良住宅・ZEH水準住宅の新築分は、まだ予算が残っており当初の受付締切である2025年12月31日まで交付申請できる見込みです。(9月9日時点の予算額に対する補助金申請割合=28%)

※新築住宅における最新の補助金申請額の割合推移はこちらをご確認ください。

既存住宅のリフォーム分は、予算額に対する補助金申請額の割合が「14%」とかなり残額が多いため、こちらも2025年12月31日まで交付申請できることが予測できます。

※既存住宅のリフォームにおける最新の補助金申請額の割合推移はこちらをご確認ください。

マイスター社長
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新築住宅はまだ予算が残っていても、2026年7月31日までに完了報告しなくてはならず、これから計画をスタートする場合は“時間的な余裕”はありません。対して、リフォームは予算が多く残っており、計画から工事までの期間が短く、これからプランを始めてもまだ間に合う可能性があります!

>>>工事・補助金に関するお問い合わせ&現場調査のご依頼

「子育てエコホーム支援事業」は2026年度も延長されるのか|決定予定時期

2026年度も延長されるのか|決定予定時期

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2024年の「子育てエコホーム支援事業」、2025年の「子育てグリーン住宅支援事業」に続き、2026年も住宅の省エネ化を目的とした補助事業が実施されるか正式決定していません。

ただし、令和8年度概算要求の中には以下の事業が含まれているため、2026年度も同様の補助金は実施されると予測できます。

事業 概要

住宅・建築物省エネ改修推進事業

  • 省エネ設計・省エネ改修(建替えを含む)が対象
  • 交付額は30〜70万円/戸を予定

(参考:国土交通省|令和8年度国土交通省予算概算要求概要|住宅局

※上記は2025年9月9日時点の情報ですので、最新情報をご確認ください。

2025年の「子育てグリーン住宅支援事業」に関する公式情報が公開されたのは2024年11月なので、2026年度の補助金情報は2025年10〜11月に発表される可能性があります。

マイスター社長
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“玄関ドアマイスター”は東京・千葉・茨城・埼玉・神奈川・栃木で年間500件を超える窓・玄関ドアのリフォームを手掛ける専門業者です。公式LINEでは、リフォームに関する最新情報をお知らせしますので、ぜひ“友だち追加”をお願いします。

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断熱リフォームは2025年度終了の「先進的窓リノベ事業」がおすすめ

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>>>施工事例:築20年以上の木製玄関ドアが1日で最新仕様に!LIXILリシェントD41型で防犯性・快適性アップ

住宅の断熱性能をアップさせたい方は、「窓・玄関ドアなど開口部の断熱リフォーム」をご検討ください。

なぜなら、建物において熱が最も多く出入りするのは開口部(窓・玄関ドア・勝手口ドア)であるためです。

(引用:資源エネルギー庁|省エネ住宅

ここで重要なポイントは、子育てグリーン住宅支援事業よりもさらにお得な補助金は「先進的窓リノベ2025事業」であるという点です。

窓や玄関ドア(勝手口ドア)の断熱リフォームに対する補助額は以下のように大きく差があります。

事業 補助額(開口部の断熱改修)

子育てグリーン住宅支援事業

内窓設置:11,000〜17,000円/ヶ所

外窓交換(カバー工法):22,000〜34,000円/ヶ所

ドア交換(カバー工法):43,000〜49,000円/ヶ所

※断熱性能・開口部のサイズによって補助額は異なります

先進的窓リノベ2025事業

内窓設置:12,000〜106,000円/ヶ所

外窓交換(カバー工法):58,000〜220,000円/ヶ所

ドア交換(カバー工法):58,000〜220,000円/ヶ所

※断熱性能・開口部のサイズによって補助額は異なります

(参考:子育てグリーン住宅支援事業先進的窓リノベ2025事業

>>>玄関ドア豆知識玄関ドアリフォームの「カバー工法」|メリット・デメリットとメーカー別費用、補助金について解説

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開口部を断熱リフォームする場合、「子育てグリーン住宅支援事業」よりも「先進的窓リノベ2025事業」の方がお得である理由は以下の点です。

  • 「先進的窓リノベ2025事業」の方が、1ヶ所ごとの補助額は多い
  • 「子育てグリーン住宅支援事業」は、補助額が上限60万円/世帯(「先進的窓リノベ2025事業」は上限200万円/世帯)
  • 「子育てグリーン住宅支援事業」は、開口部のリフォーム以外に躯体の断熱改修もしくはエコ住宅設備の設置が必須(「先進的窓リノベ2025事業」は窓工事をするとドア工事が対象になる)

>>>玄関ドア豆知識先進的窓リノベ2025事業|補助金の申込・工事はいつまで?対象要件と申請のコツを解説

「先進的窓リノベ2025事業」の交付申請期限も「子育てグリーン住宅支援事業」と同じく、遅くても2025年12月31日で、申請額が予算額に達した時点で受付を終了します。

しかし、「先進的窓リノベ2025事業」の予算に対する補助金申請額の割合は「23%(9月9日時点)」とまだまだ余裕があります。

※最新の補助金申請額の割合推移はこちらをご確認ください。

マイスター社長
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先進的窓リノベ事業は2026年に延長されない可能性がありますので、今年度中に申請しましょう。ご東京に住宅を所有している方は、「既存住宅における省エネ改修促進事業」の補助金も併用して利用できます。詳しくは“玄関ドアマイスター”までお問い合わせください。

(参考:クールネット・東京|(令和7年度)既存住宅における省エネ改修促進事業

>>>玄関ドア豆知識東京都の方限定!先進的窓リノベ2025事業とダブルでもらえる「既存住宅における省エネ改修促進事業」

ただし、補助金は交付申請の期限まで日数があっても、締切りが近づくと工事発注が急増し、メーカーの納期が通常よりもかかって、施工業者のスケジュールを押さえられなくなる可能性があります。

そのため、窓・玄関ドアの断熱リフォームを検討中の方は、お早めに施工会社へご相談ください。

マイスター社長
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“玄関ドアマイスター”のホームページでは、窓・玄関ドアのリフォーム工事費用や補助金額が30秒で分かる「簡単見積もりシミュレーション」をご利用いただけます。ぜひご活用ください。

>>>氏名・住所・連絡先の入力不要【玄関ドア】の簡単見積もりシミュレーション

>>>氏名・住所・連絡先の入力不要【内窓・窓】の簡単見積もりシミュレーション

「子育てグリーン住宅支援事業」や補助金に関する“よくある質問”

「子育てグリーン住宅支援事業」や補助金に関する“よくある質問”

>>>施工事例:動きが悪くなってしまった窓は修理よりも交換がおすすめ!補助金がある今がチャンス

“玄関ドアマイスター”では、多くのお客様の補助金を活用した窓・ドアリフォームを手掛けてきた実績があります。

そこで、お客様からよくいただく質問を紹介します。

Q.「子育てグリーン住宅支援事業・先進的窓リノベ2025事業の補助金はいつもらえる?」

A.「補助金は交付申請・交付決定を経てから着工し、完了後に実績報告をした後に事業者(施工会社)へ支給されます。」

補助金は、事業者が発注者(お客様)に代わって代理申請し、工事後に事務局に実績報告と補助金額の確定・請求を行います。

そのため、施工会社によっては補助金分の金額を事前にお客様が立て替える必要があるのでご注意ください。

マイスター社長
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“玄関ドアマイスター”では、補助額分の金額を契約時点で工事代金よりお値引きいたしますので、お支払いは「実質負担額」だけです!詳しく知りたい方は弊社までお気軽にお問い合わせください。

>>>工事・補助金に関するお問い合わせ&現場調査のご依頼

Q.「2025年度の補助金をもらうためにはいつまでに工事会社へ相談すればいい?」

A.「交付申請の準備にかかる日数を踏まえると、遅くとも申請締め切りの2ヶ月以前に工事会社へご相談ください。」

補助金の審査期間は時期によって異なりますが、長いと1ヶ月程度かかる可能性もあります。

また、締切直前は事業者(施工会社)への問い合わせが集中し、対応が遅れる可能性は決して低くありません。

そのため、既にリフォームを検討している方は、早めにプランを進めましょう。

Q.「玄関ドア・窓の防犯リフォームでも補助金を使えるって本当?」

A.「対象要件の断熱基準をクリアした窓・玄関ドアを選べば、防犯目的のリフォームでも補助金の対象になります。

最近増えている戸建住宅を狙った空き巣・強盗の対策として窓・玄関ドア・勝手口ドアの防犯性能をアップさせたい方も、ぜひ補助金をご活用ください。

“玄関ドアマイスター”では、防犯に特化したリフォームプランも提案しております。

Q.「補助金をもらったら確定申告が必要って本当?」

A.「個人が受け取る補助金は一時所得に該当し、一定額以上だと確定申告が必要になります。」

一時所得は「50万円まで」は特別控除額になりますが、その他の一時所得との合計額がこれを超えると、確定申告しなくてはいけません。

(参考:国税庁|No.1490一時所得Q&ANo.2202 国庫補助金等を受け取ったとき

また、ローン減税を併用する場合は、工事費用などから補助額分を控除する必要がありますので、詳しくは管轄の税務署等にご確認ください。

Q.「補助金をもらってリフォームする時にはどこに相談するのがベスト?」

A.「補助金を代理申請できる事業者には、総合リフォーム会社・ホームセンター・専門業者がありますが、窓・ドアの工事は専門業者に相談するのがおすすめです。」

補助金を利用してリフォームをする場合、どの業者に頼めばいいか分からないという方も多いはずです。

その場合は、それぞれのメリットとデメリットをチェックして、“ベスト”な依頼先を見つけましょう。

総合リフォーム会社
  • 大手はブランド力による安心感がある
  • 大手はカード支払いや独自のローンサービスなど支払い方法の選択肢が多い
  • 下請け業者に任せるため、費用に中間マージンが上乗せされる
  • 広範囲に及ぶ工事を依頼する場合におすすめ
ホームセンター
  • 大手はブランド力による安心感がある
  • 営業時間内はいつでも相談できる
  • カード支払いや独自のローンサービスなど支払い方法の選択肢が多い
  • 細かなプラン変更に対応できない可能性がある(パッケージプランでの提案)
  • 費用に中間マージンが上乗せされる
専門業者
  • 直接施工なので、工事に詳しい人が現地調査に来る
  • 豊富な商品から選べる
  • 細かなプラン変更に対応できる
  • 費用に中間マージンが上乗せされない
  • 分野を限定したリフォーム工事を依頼する場合におすすめ(窓・玄関リフォームなど)

 

マイスター社長
マイスター社長

“玄関ドアマイスター”は、全国から約11,000社が参加するLIXILリフォームコンテストにて、2024年・玄関ドアリシェントの部門で全国1位を獲得し、7年連続継続中です。全物件が自社スタッフによる責任施工なので、玄関ドアリフォームについて詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

 

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東京・埼玉・千葉・茨城・神奈川・栃木・群馬にお住まいで、窓のリフォームや玄関ドアの交換を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。

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マイスター社長
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著者情報

マイスター社長 中村 貴

中村 貴

玄関ドアマイスター社長
二級建築士
株式会社中村建硝(昭和5年創立)の三代目
建具のプロとして、当店のスタッフの知識と技術はどこにも負けないという自負があります。お客様の暮らしを快適にし、お悩みを解決することで社会に貢献したいと思っています。