
玄関ドアの鍵が最近不調です。自分でできる対処方法や修繕方法はありますか?
「鍵は回るけど開かない」「鍵を差し込む時に引っかかる」など、毎日使うからこそ鍵のトラブルを抱える方は少なくありません。
そこで、“玄関ドアマイスター”が、「玄関ドアの鍵トラブル」について、原因と対処方法、修理費用について詳しく解説します。
玄関ドアごと交換した方がいい場合のチェックポイントと工事費用、お得な補助金も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
「玄関ドアの鍵が回るけど開かない」鍵トラブルの原因・対処方法・修理費用
「玄関ドアの鍵が回るけど開かない」など、玄関ドアの鍵トラブルにお困りの方のために、原因別に対処方法や修理費用を紹介します。
※劣化や破損が深刻な場合は、以下の方法で直らない可能性がありますので、改善されない場合は専門家へご相談ください。
「鍵を回すのが固い・引っかかる」
原因 |
|
対処方法 |
|
修理費用の目安 |
【DIYの場合】 【専門業者に依頼する場合】 |

鍵トラブルをご自身で対処する場合、強い力で無理矢理修理すると内部破損など状況の悪化につながる可能性があります。そのため、シリンダーの取り外しや分解はプロに任せましょう。
「鍵が回らない・閉まらない」
原因 |
|
対処方法 |
|
修理費用の目安 |
【DIYの場合】 【専門業者に依頼する場合】 |

過去にピッキング被害(未遂含む)に合っている鍵は、シリンダー内部が破損している可能性があります。思い当たることがなくても鍵の開け閉めで違和感を感じたら、防犯の観点からも専門家に細かく内部の状態を確認してもらうことをおすすめします。
「鍵が折れた・抜けない」
原因 |
|
対処方法 |
|
修理費用の目安 |
【DIYの場合】 【専門業者に依頼する場合】 |
※ドアの種類や形状によっては、シリンダーのみを交換できない可能性があります。
「冬だけ鍵が回りにくい」
原因 |
|
対処方法 |
|
修理費用の目安 |
【DIYの場合】 |

鍵穴の凍結は、ご自身で温めたり、日中になって太陽光が当たると改善される場合がほとんどです。そのため、早朝・深夜に鍵が回らなくても、慌てず対処しましょう。
>>>玄関ドア豆知識:「玄関ドアが勝手に閉まって怖い」原因は心霊現象じゃない!対策・費用・補助金を解説
>>>玄関ドア豆知識:玄関ドアのドアクローザーの交換について。自分で交換する?業者に依頼する?
鍵交換に関する“よくある質問”
“玄関ドアマイスター”は東京・千葉・茨城・埼玉・神奈川・栃木で年間500件を超える窓・玄関ドアのリフォームを手掛ける専門業者です。
玄関ドアの鍵トラブルを抱える方から多くお問い合わせをいただきますので、その中からよくあるご質問を紹介します。
Q.「鍵の寿命(耐用年数)はどのくらい?何年で取り替えるべき?」
A.「一般的なシリンダー錠は『10年』、電気錠は『7年』を一般的な耐用年数としています。」
日本国内の錠前メーカーで構成される日本ロック工業会(JLMA)のガイドラインでは、シリンダー錠で「10年」、電気錠で「7年」の耐用年数が明記されています。
ここで言う耐用年数とは、製品を適切に点検・メンテナンスして安全に使用できる標準的な期間を指し、製品保証年数とは異なるので注意しましょう。
既に耐用年数を大幅に超えている場合は、突然施錠解錠できなくなるリスクがあります。
Q.「鍵の寿命(耐用年数)を延ばす方法はある?」
A.「半年に一度程度、鍵穴をエアダスターや専用潤滑剤で清掃すると、不具合を起こしにくくなります。」
鍵の寿命を延ばすためには定期点検が欠かせません。
ただし、日頃からメンテナンスを正しく行なっていても、経年劣化やピッキングなどの被害による内部破損は起こるので注意しましょう。
また、間違った方法で鍵穴の中を清掃すると、不具合の原因になる可能性があります。
ご自宅に電気錠が付いている方や、ご自身での点検・メンテナンスに不安を感じる方は、メーカーや日本ロック工業が提供する保守点検サービスがおすすめです。
Q.「防犯性の高い鍵は?」
A.「最近は、既存の玄関ドアに防犯性が高いスマートキー(スマートロック)を取り付ける事例が増えています。」
少し前まで「防犯性が高い鍵=ディンプルキー」と言うのが通説でしたが、近年は一般的な戸建住宅やアパート、マンションでも電気錠を採用するケースは少なくありません。
特に人気が高いのは、スマートフォン・リモコンキー・カードキー・タグキーで操作できるスマートキー(スマートロック)です。
LIXIL・FamiLock(ファミロック)やYKKAP・スマートコントロールキーなど主要メーカーが採用しているシステムは、オートロック(自動施錠)が標準装備されています。
- カバンやポケットから鍵を取り出さなくてもドアに近づいただけで解錠できる
- 鍵を鍵穴に差し込む作業が不要なので、速やかに家の中に入れる
- オートロック機能で鍵のかけ忘れを防止できる
- スマートフォンのアプリで外出先からも解錠・施錠履歴を確認できる
- 鍵穴にカバーが付いていて表から見えにくいため、ピッキングしていると目立つ
- 万が一、スマートフォンやリモコンキー、タグキー、カードキーを落としても、リセットすれば使えなくなり、コピーや悪用のリスクがない
- オプションで顔認証システムやテンキー(ナンバー)ロックを追加できる
- 賃貸物件では、入居者が入れ替わるたびに鍵を交換する必要がない
ただし、一般的なシリンダー錠よりも価格は高く、既存ドアの種類によって後付けできない可能性もありますので、事前に玄関ドアの施工会社へ相談しましょう。
>>>玄関ドア豆知識:「防犯性の高い鍵」ランキング|タイプ別で安全性比較、最新価格・補助金を解説
築20年以上の家はドアごと交換がおすすめの理由
>>>施工事例:風を通せる玄関ドアが人気です!リモコンキーも付けられます
既に築20年を超えており、これまで玄関ドアを一度も交換していない場合は、鍵の不具合をきっかけにドア全体を交換するプランをおすすめします。
なぜなら、戸建住宅用玄関ドアの寿命(耐用年数)は、木製で「15〜20年」、アルミ製で「20〜30年」であるためです。
ドアごと交換するメリットは主に5つあります。
「部品ごとの交換費用が不要」
鍵の耐用年数は長くても10年、その他、ドアクローザーなど玄関ドアの主要なパーツの耐用年数も10〜15年程度です。
部分ごとに不具合が起きてから別々に修理・交換する方法もありますが、ドア本体が既に寿命を迎えている場合は、丸ごとリフォームすると何度も交換費用を支払う必要がなくなります。
「断熱性能・防犯性能・快適性がアップする」
最新の玄関ドアは、20年以上前と比べて断熱性能と防犯性能が格段に向上しています。
また、小さい力で開閉できるドアクローザーなどの開閉の快適性に関わるパーツや、プッシュプルハンドル※などバリアフリーに特化した工夫が標準仕様で含まれる点もポイントです。
※プッシュプルハンドル:ドアハンドルの一種で、ドアノブのように「回して押す・引く」のではなく「押す・引く」の動作だけドアを開け閉めできるため、力の小さい子供や高齢者でも楽に使用できる
「見た目・建て付けが良くなる」
鍵を交換するだけでは経年劣化したドアはきれいになりませんし、建て付け不良も改善されません。
しかし、ドアごと交換すると、ドア・枠・ハンドルなどが全て一新され、気密性が高まり建て付けも良くなります。
「採光・通風(採風)機能をプラスできる」
LIXIL・YKKAPなど主要メーカーのリフォーム用玄関ドアには、採光窓・採風(通風)窓付きのラインナップがいくつもあります。
採光窓には防犯合わせガラスを組み合わせられ、採風(通風)窓は開けたままでもドアを施錠して外出できるため、空き巣や泥棒への対策も万全です。
(参考:LIXIL|リシェント玄関ドア3・リシェント玄関ドア3防火戸:採風)
>>>玄関ドア豆知識:玄関ドアをスリット採光デザインに交換|明るさ・プライバシー・防犯を確保
「補助金・減税(税控除)を利用できる」
鍵の交換費用は、通常100%自己負担ですが、ドアごと交換すると補助金や固定資産税・所得税の減税(税控除)制度を利用できる可能性があります。
これらのお得な制度のほとんどは「ドアの断熱性能アップ」が条件ですが、対象基準以上の断熱性能があるドアを選べば、鍵の不具合や防犯性アップが目的のリフォームでも利用できる点がポイントです。
利用できる補助金や各種減税制度を知りたい方は、国土交通省の特設ページをご覧ください。
(参考:国土交通省|リフォーム促進税制(所得税・固定資産税)について)

“玄関ドアマイスター”は東京・千葉・茨城・埼玉・神奈川・栃木で年間500件を超える窓・玄関ドアのリフォームを手掛ける専門業者です。ホームページでは、玄関ドアのリフォーム工事費用が分かる「簡単見積もりシミュレーション」をご利用いただけますので、ぜひご活用ください。
>>>氏名・住所・連絡先の入力不要【玄関ドア】簡単見積もりシミュレーション
>>>玄関ドア豆知識:【人気ランキング】戸建住宅のリフォーム玄関ドア|工事費込み価格と補助金について解説
【2025年】ドアごと交換した場合の費用と補助額
>>>施工事例:玄関ドアを新しくする時に断熱とリモコンキーは必ず選んだ方がいい理由
「玄関ドアの鍵だけかドアごと交換するか迷っている」という方のために、玄関ドアの“リアルな”交換費用とおすすめ補助金の支給額を紹介します。
費用の目安
玄関ドアの交換は「カバー工法」と「はつり工法」がありますが、ドア周りの壁や土間(床)を壊さずに1日でリフォームできる「カバー工法」が一般的です。
>>>玄関ドア豆知識:玄関ドアリフォームの「カバー工法」|メリット・デメリットとメーカー別費用、補助金について解説
そこで、ここでは“玄関ドアマイスター”で最も人気のあるLIXILリシェントに交換した場合の費用を紹介します。
【見積もりの設定】
|
内訳 | 金額 |
---|---|
製品本体 |
¥249,000 (定価¥498,000) |
工事費 |
¥68,000 ※既存ドアの処分費含む |
オプション(Familock電池式/タグキー3個、リモコンキー2個) |
¥60,000 (通常価格¥72,000) |
オプション(高断熱仕様:K2) |
¥30,500 |
小計 |
¥407,500 |
消費税 |
¥40,750 |
合計 |
¥448,250 |
※上記金額は2025年9月時点のものです。

“玄関ドアマイスター”の「簡単見積もりシミュレーション」は、お好きなドアを条件検索でき、オプションも自由に選定できます。平日工事割引や写真・アンケート割引など、見積金額から最高で「4万円」もお得になるキャンペーンを実施していますので、ぜひチェックしてください。
>>>氏名・住所・連絡先の入力不要【玄関ドア】簡単見積もりシミュレーション
補助額の目安
2025年に玄関ドアリフォームする方におすすめの補助金は、全国対象の「先進的窓リノベ2025事業」と、東京都限定の「既存住宅における省エネ改修促進事業」です。
事業 | 概要・補助額 |
---|---|
先進的窓リノベ2025事業 |
【補助額】¥58,000〜220,000/ヶ所 ※玄関ドア・カバー工法の場合 |
東京都・既存住宅における省エネ改修促進事業 |
【補助額】¥52,000〜110,000/ヶ所 ※玄関ドア工事の場合 ※玄関ドア・カバー工法の場合 |
(参考:先進的窓リノベ2025事業|対象工事の詳細、クールネット・東京|(令和7年度)既存住宅における省エネ改修促進事業)
>>>玄関ドア豆知識:先進的窓リノベ2025事業|補助金の申込・工事はいつまで?対象要件と申請のコツを解説
>>>玄関ドア豆知識:東京都の方限定!先進的窓リノベ2025事業とダブルでもらえる「既存住宅における省エネ改修促進事業」

東京都に住宅を所有している方は、1ヶ所の玄関ドア交換工事で「先進的窓リノベ2025事業」と「既存住宅における省エネ改修促進事業」の補助金を併用できます。詳しくは弊社までお気軽にお問い合わせください。

インターネットでのお見積りやお問い合わせを不安に思う方も多いと思いますが、玄関ドアマイスターでは、お見積りやお問い合わせをいただいたお客様に勧誘や営業は決していたしません。お気軽にご利用ください。