掃き出し窓（テラス窓）とは
「掃き出し窓」とは、窓の最下部が床まであり、ほうきを使ってゴミを外に掃き出すことができる窓のことを指します。これらの窓は主にリビングに設置され、最近では「テラス窓」とも呼ばれています。
テラスタイプとの違い
「掃き出し窓＝テラス窓」ですが、たまに「テラスタイプの窓」という言葉も目にすることがあるでしょう。
実は、「テラス窓」と「テラスタイプの窓」は、どちらもテラスにつづく窓であることは同じですが、違いがあります。
「テラス窓（掃き出し窓）」は、引き違い窓といって、左右どちらにもスライドさせて開閉することができる窓です。
一方で、「テラスタイプの窓」は、片側はFIX（固定）の片引き窓です。
内窓は設置可能
内開きの窓など一部の窓では、内窓が設置できない窓もありますが、掃き出し窓（テラス窓）は、内窓を設置することができます。
掃き出し窓（テラス窓）は、窓の最下部が床まである大きな開口部ですので、内窓を設置する効果は非常に大きいです。
画像のように、窓は、室内と室外の熱の出入りに大きな影響を及ぼします。音も熱と同じようなイメージです。
特に、掃き出し窓（テラス窓）は、その広大なガラス面積のため、熱・音の影響が強く、内窓を設置することは非常に大きな効果が期待できます。
既存の窓のままだと、夏は、外部からの暑さが室内に侵入し、冷房の効果を減少させます。逆に、冬は室内の熱が外に逃げ、暖房コストが増加します。さらに、外部からの騒音が室内に入り込み、くつろぎ空間であるリビングが騒音で悩まされるかもしれません。
だからこそ、掃き出し窓（テラス窓）は、積極的に内窓を設置することをおすすめします。
掃き出し窓（テラス窓）に内窓を設置すると費用はいくら？
掃き出し窓に内窓を設置するとしたら、いくらかかるのだろう？とまず考えますよね。
ネットなどで内窓の設置費用を調べてみると1箇所あたり4万円〜23万円と非常に幅があります。
窓の大きさやガラスの性能によって、本体価格が変わりますので、相場に幅があることは仕方がありません。また掃き出し窓（テラス窓）は、大きな窓ですので、価格は高めになります。
掃き出し窓（テラス窓）の参考費用
参考までに、内窓の2大ブランド「YKKAPのプラマード」と「LIXILのインプラス」の価格をご紹介します。（弊社の内窓お見積りで算出される価格です）
YKKAPのプラマードU：81,075円〜140,400円
LIXILのインプラス：91,500円〜164,250円
※共にオプションなし、単板5mmガラスの場合とSグレードアルゴンガス入りLowE複層ガラスの場合
内窓を設置する費用は、窓の大きさだけでなく、ガラスの性能によって変わりますし、窓枠の幅によってふかし枠というオプションをつける必要になる場合があります。
詳細なお見積りは、現地調査が必要ですので、お問い合わせください。
また弊社の簡単内窓お見積りもご利用ください。
補助金を利用すると費用を抑えられる
掃き出し窓（テラス窓）に内窓を取り付けることで、効果が期待できますが、１箇所だけ内窓を設置するより、家全体の窓、もしくは１階部分全体というように、複数箇所、しかも家を覆うように取り付ける方が効果的です。
ですが、複数箇所の窓に内窓を設置する場合、大きな費用がかかってしまいます。
そこで、補助金を利用することで、費用を大幅に抑えることが可能です。
例えば、弊社での施工実績では、お見積り総額200万円でしたが、補助金を利用することで、半額のご負担で工事が完了したこともあります。
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なお、弊社でご利用いただける補助金は２つあります。
●先進窓リノベ事業【10/20受付締切予定】
●東京都民限定既存住宅における省エネ改修促進事業
●先進窓リノベ事業【10/20受付締切予定】
※先進窓リノベ事業の受付は、弊社ではまもなく締切予定ですが、2024年度も同様の補助金制度が実施される予定です。詳細が分かり次第、続報をお伝えします。
●東京都民限定既存住宅における省エネ改修促進事業
▶︎おおよその費用をとにかく知りたい方はコチラをご利用ください。
掃き出し窓（テラス窓）に内窓を設置する際の注意点
最後に掃き出し窓（テラス窓）に内窓を設置する際の注意点に触れておきましょう。
ふかし枠
内窓を設置する際、窓枠の奥行きが狭いと、外窓の鍵がぶつかってしまうため、「ふかし枠」というオプションの窓枠の延長部材を使う場合があります。
また掃き出し窓が床とフラットである場合、取り付けることが多いです。カーテンを外窓に取り付けていると、内窓を設置する際に一度、ふかし枠を取り付けるために、カーテンレールを取り外して対応することがあります。
重さ
掃き出し窓はサイズが大きく、内窓の重量が非常に重くなります。施工の難易度が高いため、メーカー製の内窓をネットで購入しDIYによる設置はおすすめできません。内窓の施工はプロにお任せください。
開閉の手間
掃き出し窓（テラス窓）は、家の窓の中でも開閉する頻度が多い窓です。そのため、2つの窓を開閉する手間が面倒に感じるかもしれません。
例えば、2箇所の鍵の施錠を面倒に感じ、外窓の施錠をしない方もいるようですが、セキュリティ上よくありません。
特に掃き出し窓は、出入りがしやすい窓のため、セキュリティを強化すべき部分ですから、内窓の設置による手間については考慮する必要があります。
高性能の窓に変えることによって、内窓を設置することで期待できる効果と同じような効果が期待できます。
内窓の設置、窓の交換とどちらがいいか迷ったら、現場を拝見させていただいた上でアドバイスさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
住まいに合わせた最適な窓にしよう
家族が集まる大切なリビングにある大きな窓、掃き出し窓（テラス窓）は、内窓を設置することによって、生活がぐんと快適になることは間違いありません。もちろん、内窓を設置することによって、注意点もありますので、それを踏まえた上で、最適な窓をお選びくださいね。
掃き出し窓（テラス窓）は、大きな窓のため、他の窓よりも価格が高くなってしまいますが、補助金を利用することによって費用を抑えることが可能ですので、ぜひ弊社にご相談ください。
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