簡易内窓フレームのメリットとデメリット
簡易フレームの内窓のメリットとデメリットを見てみましょう。
なお今回取り上げる商品は、簡易内窓で有名なアクリサンデー社の「エコな簡易内窓」です。
簡易内窓フレームのメリット
- 手軽
- 安価
- 軽量
ネットの検索結果で表示される内窓フレームは、キットで販売されているため、通販で1万円程度で購入できます。フレームのみであれば、より安価に購入が可能です。
また簡易内窓フレームはサッシとレール部分は硬質塩化ビニール製、ガラス面は中空ポリカボードであり、非常に軽量で取り扱いやすいという特徴があります。
簡易内窓フレームのデメリット
- mm単位の調整が難しい
- 隙間ができる
- 耐久性
簡易フレームキットは、取り付けられる窓が引き違い窓のみです。
簡易フレームキットをDIYする際は、既存の窓のサイズに合わせて作業する必要があり、材料をmm単位でカットする手間は避けられません。
さらに、レールに中空ポリカボードを挟み込み、構造上の制約から、どうしても隙間ができてしまうことも注意が必要です。
また硬質塩化ビニール製のフレームは軽いですが、本来の窓よりも強度がなく、長期間の耐久性には不安が残ります。短期的な利用には問題ないかもしれませんが、注意が必要です。
次にメーカー製フレームについて解説します。
メーカー製内窓フレームのメリット・デメリット
メーカー製内窓のフレームは、LIXILやYKKAPなどの信頼できるメーカーによる製品です。
品質・性能・デザイン性ともに優れています。
なお、LIXILの内窓フレームは硬質塩ビ、 YKKAPの内窓フレームは、ポリ塩化ビニル(PVC)で作られています。
いずれも塩ビですので、同じ性能なのでは?と疑問に思うことでしょう。
ですが、簡易内窓とメーカー製内窓では、”つくりこみ”が異なりますし、長期使用を見据えた加工がメーカー製では施されています。
メーカー製内窓フレームのメリット
- 内窓の効果が実感できる
- 洗練されたカラーフレームにより見た目がいい
- プロによる施工で耐久性がある
- 保証がある
メーカー製の内窓フレームは、その耐久性と断熱性の高さから、寒さ・暑さ対策や騒音対策に効果的です。
樹脂の性質により熱を伝えにくく、構造上隙間なくつくられているため、効果を実感しやすいです。
施工時にもサッシや壁と隙間なく取り付けられ、気密性が高まりますので、内窓本体だけでなく、施工においても信頼性の高い保証が得られます。
さらに、簡易内窓フレームは3色展開ですが、6色のカラーバリエーションで選択肢が多くあります。
お部屋の雰囲気を演出する際にも選択肢が広がり、おしゃれな空間づくりが可能です。
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関連コラム
メーカー製内窓フレームのデメリット
- 本体価格の高さ
- 施工費など加算される
- 全ての窓に対応できない
メーカー製の樹脂製内窓は、品質や性能が確かなものであり、そのため簡易内窓フレームキットに比べて高価です。
プロに依頼して取り付けるため、本体費用のほか、施工費や技術料も別途かかります。
対照的に、簡易内窓フレームの場合は施工費が基本無料となり、費用の面で大きな差が生まれます。
内窓の設置の注意点として、内窓の取り付けができない場合を考慮しなければいけません。
この場合、窓交換が対応策となりますが、内窓の設置費用よりも高価になる場合も考えられますので、比較検討が重要です。
お部屋の状況に合わせた窓の選び方やアドバイスが可能ですので、お気軽にプロにご相談ください。
フレーム以外の窓面も確認しよう
上記では、フレーム部分に注目してお話ししました。
ですが、窓面にも注目する必要があります。
簡易内窓フレームはポリカボード
簡易内窓フレームのデメリットで少しお話ししましたが、本来の窓のガラスがはめ込まれている部分には、簡易内窓フレームではポリカボードが使用されています。
ポリカボードは、中空ポリカーボネート樹脂という材質を特殊技術で一体成形した中空構造シートです。
この中空構造シートにより、断熱性・保温性が発揮されています。
樹脂製フレームの内窓はガラス
メーカー製フレームの内窓のガラスは、内窓の性能を左右させます。
例えば、ガラスは「単板ガラス」「複層ガラス」「LowE複層ガラス」から選びますが、断熱性能は「単板ガラス」「複層ガラス」「LowE複層ガラス」の順に高くなります。
つまり、メーカー製フレームの内窓であれば、ご自宅の状況や、予算に応じて選択をすることができます。
断熱効果を高め費用を抑える補助金制度もチェック
メーカー製の内窓フレームは、メーカー製の内窓をプロに施工してもらう必要があります。そのため、費用が高いことが懸念されますが、補助金制度を利用することができます。
2024年、弊社を通じて申請できる制度は3つあります。
- 東京都民限定既存住宅における省エネ改修促進事業
- 先進的窓リノベ2024事業
- 子育てエコホーム支援事業
補助金制度では、内窓の設置も、窓交換も対象ですので、簡単な条件さえ満たせば、制度を利用することができます。
補助金制度では併用が可能な場合もありますので、詳しくはお問い合わせください。
東京都民限定既存住宅における省エネ改修促進事業
助成金は経費の3分の1(1,000円未満切り捨て)です。
なお1戸あたり100万円の助成が上限ですが、先進窓リノベ事業と併用する場合はこの限りではありません。
参考:クール・ネット東京:既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア)
先進的窓リノベ2024事業
補助金額が5万円を下回る場合は申請できないのですが、1戸あたり200万円の助成が上限となっており、東京都既存住宅における省エネ改修促進事業に比べ、大きな補助額が期待でき、リフォームのご負担額を抑えられることができます。
子育てエコホーム支援事業
内窓の設置や窓交換は、子育てエコホーム支援事業のリフォーム分野に該当します。
先進窓リノベ事業と同様に、補助額5万円を下回る場合は、対象外となります。
また1戸あたりの上限補助額は20万円ですので、他の事業と比べると補助額が寂しい感じがしますね。
関連コラム【各補助金の詳細が分かります】
- 【東京都民の方限定】玄関ドアリフォームに1/3の補助金、最大16万円がでます。国の補助金と併用可!(既存住宅における省エネ改修促進事業)
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- 2024年(令和6年)子育てエコホーム支援事業「リフォーム分野」を解説│最大60万円の補助
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